現役塾講師(突然関ジャニ村上さんが語彙力が高まった話を挟んできたエイター村上担。フォーチュンクエスト読者で年代的に同い年ぐらいだなと思ってしまったわ)、本を読もうよと生徒に言うとうんざりした顔をされる。
とりあえず本を鞄に入れた! えらい! とかそういうところからはじめる。あの本を読んでおかなきゃ、恥ずかしいなどという呪いから自由になる、本なんか読まないと言っても現代人は毎日何かしら読んでいる。
4種類の読書を使い分ける
ロジカル×フロー(短期的に仕事に役に立つ、勉強本)新聞、ビジネス雑誌
エモーショナル×フロー(今日の自分の心を動かす本)エッセイ 漫画など
ロジカル×ストック(長期的に生きてくる学びの本)
エモーショナル×ストック(じっくり向き合って深く味わう本)
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日経ウーマンの特集を読んで、こっちが種本だというのでさかのぼってkindle unlimitedで読んだ。
SMARTなゴール設定
S:具体的(書かれたリスクが具体的、あいまいさがない)
M:定量的(作業量が明確)
A:実現可能(書かれたタスクに無理がなく、実現可能であること) ←重要。〜するではなく具体的に取りたいアクションで書く(宿題するではなく難問解く、など)
R:意義がある(今やるべき意味のあるタスク)
T:時間が区切られている(きりよく終えられる)
考えべきことがたくさんありすぎてつかれるばあいにおすすめのブレインダンプ。すべての心配事や気になることを書き出していく。
頭の中にあいまいに漂っているタスクや思考を書き出していく。この作業をしている時はタスクを実行してはいけない。SMART記法を気にしない。思いついたものを書き出していく。
行動を起こしたいものと将来の希望にわける。あこがれや希望はすぐ忘れてしまう。将来の不安や個人や家族で抱えている問題も書かれている。変えられるものと変えられないものにわける
ブレインダンプで問題を大まかにとらえる
ゆるやかなグループ作成
中規模なグループを作って目的を明らかにする
具体的なアクション作成
みなさんは誰か他の人の好みや意見と、自分自身のそれとをどれだけ意識して区別できるでしょうか? 自分自身の好みや意見を、どこまで言葉によって具体的に把握できるでしょうか? そうした自分自身の言語化を行うことが、自己分析をする意味なのです。
私たちはすべての情報をどこか他から受け取っている以上、そこから影響を受けないわけにいかないからです。
しかしどこまでが他から影響を受けているもので、どこからが自分自身の考えなのかを意識していなければ、他者の好みや考えがあなたを支配してしまいます。
自己分析とは単に情報として自分を知るだけではなく、自分を大切にするために、迷わず幸福を選べるようにするための近道を見つけ出す作業と言ってもいいでしょう。
自分が好きなものについて確信をもつのは、まさにそうした映画や作品のシチュエーションを前にして「ああ、これは好きだ」と感動している瞬間において他にありません。
タイムラインにもいるしわたしもそうなんだけど、「職場の人間関係がめんどくさい」「あの人と関わりたくない」「自信が持てない」「仕事が終わらない」「とにかく体がしんどい」という人のいい相談相手になるような本です。
「会社はあなたの心を守ってくれないし、つらくなったら病院へ行った方がいいけど、病院へ行く必要があるレベルまで病んでしまう前に心を守る方法を知ってほしい」という本で、語り口がやさしい。あとしいたけ占いぐらい優しい。
人生は60点でいい。うまくいかない人生であることも受け入れる。いつでも全力投球でなくていい。何事も余裕が大事。
他人を変えるのは多大な労力がかかる。自分の発想を変えたほうがいい。具体的には無理な人とは距離を取る。潰し屋上司には近寄らない近づかない捕まっても同じ土俵には立たない。相手は自分のペースでしか判断しないし他人の気持ちを思いやることはない。物理的な距離を取るのが難しい時は期間限定と思う。逃げられる体力気力があるうちに逃げる発想は大事。自分の体を壊してまで続ける仕事はない。
潰し屋上司の誕生、その思考、生態、身に覚えがありすぎてぞっとした。
自分の限界を超える苦しみ出来事にひとりで立ち向かうべきではない。頑張って乗り越えても精神的ダメージが大きく残る。
理由は分からないが何かと気分が沈んでいる場合は「不安を紙に書きだす」「自分ではどうしようもないことは無視する(書いたものに×する)」「今できることをやる」
例えば上司の機嫌や将来の年金はどうしようもないが、資格試験がどうなるかは勉強するしかないし、寝つきが悪ければ寝る前にソシャゲしたり動画を見るのを減らうとかそういうこと。
社会人になったからといって、「夢や目標を常に持たないとダメ!」なんてルールはどこにもありません。
あなたはもう少年ではないので、大志なんか抱かなくていいのです。
「毎日ご飯が食べられて、温かい布団で寝られたらすごくいい」くらいの考えで大変な思いをしながらも、毎日頑張っている自分を褒めてあげましょう。(略)社会とは冷酷な一面もあり、その目標を達成するには本人の努力以外の要素が絶対的に必要なこともあります。そのため常に自己実現できる人ばかりではありません。(略)「自分自身が今できることをボチボチとやっていく」という考えでいてほしいと思います。(P48〜49)
電子書籍にはならないだろうなと思って買った本だ(買ったのも読んだのも結構前)
13人の人格を持つ、解離性同一性障害で性同一性障害でADHDの人についての本だ。病気についての本ではなくて、解離性同一性障害の自分はこういう風に生まれ育っていまこうやって生きていますという本。多くに漏れずレンタルなんもしない人経由でharuさんをしったわたしはtwitterをフォローしてたりテレビに出る時はそれを見たりツイキャスを聞いたりnoteを読んだりする、いわばただのharuファンである。
ちなみにこの本は交代人格のリレーで書かれている。主には、表に出がちな圭一さん、洋祐さん、結衣ちゃんでつづられている。レンタルさんと悟くんの対談もちらりと掲載されている。
この本を読もうと思ったのはいうてみれば「ただの興味」と「この本を買えば推しに課金できる」ということだ。
haruさんのことを知りたければこの本を読めばいいし、ついでに解離性同一性障害のことをちょっとは知ることはできる(まあ症例のうちのひとつだ)。あとtwitterでは読めないこともある。「日本人なのに日本語が読めないのヤバいな」と他人(レンタルさん)のツイートにぶら下がるツイートを見ながら思い、じゃあ自分は読解力が備わっているのか? 自分はオタクなのに推しに対して尊い以外の語彙が死に過ぎでは? ということから現代文と古文の勉強をはじめるのって真面目だな、推しに対して真剣だな、と。あと名前だけはよく聞いてたドンペリドンが吐き気止めという答えを手に入れました。なんかこう、気になるけどググるほどでない疑問だった。
百合ホームズである。
2013年秋のロンドンが舞台だ。怪我で除隊したジョー・ワトソンはベイカー街で頭脳と電脳を駆使して危機と戦う人工心臓の安楽椅子探偵シャーリー・ホームズと同居している。ジョーはシャーリーの助手となって現場に赴いては事件の顛末をWEB誌に「自身を男体化」して掲載している。
そんなホームズ・パスティーシュだ。今回はバスカヴィル家の狗(シリーズ2冊目)
冒頭からかっ飛んでいた。ジョーの叔母から贈られてきたお土産の推理、叔母の現在地と状態の推理からの、叔母から送られてきた答え合わせのような手紙にまず笑った。ものすごく百合なんですよ百合。良い百合です。バスカヴィル家の犬はわたしは人生のかなり初めで接したミステリなので思い出深い。
バーツのモルグで彼女に出会ったときから、私はすこしずつ失ったものを取り戻しているような気がしていた。喪失感の補完ではない、寂しさを埋めているのでもない、一番近い言葉は「輸血」。必要なものを失いすぎて死にかけていた私に、彼女という存在が自分に少しずつ与えてくれたことがなによりうれしかった。
私はシャーリーと同じモノになりたかったのかもしれない。同じモノを食べ、同じ空気を吸い、同じ空間を過ごして、彼女と似た私になろうとした。私が生きるためにずっとそうしてきたように、環境に擬態し人を模する。そうしてできるだけ楽に、同化するのだ。同じだと認識してもらえれば、私は攻撃されずしばらくそこで生きていられる。(P128)
ドラマ絶賛放送中のレンタルさんのtwitterまとめ本みたいな位置づけの本である。これもドラマ原作の一つを担っている。
最初に本が出版されると知ったときに課金しよう! と思って買ったのがこれの前作で、これ以外も確かもう1種類出ていて、コミカライズもあるはずだがこれしか読んでいない。この本の中でharuさん(性同一性障害の方、よくツイキャス1を見ている。)も出てくるし、1万円になったターンに入る。
レンタルさんはテレビにもよく出ているが、しゃべっているところを見たり聞いたりしたことは数度なので文字は文字なのだが、haruさんは割と人格に合わせてフルボイスで読むことができた。レンタルさんはフォロワでもあるのでそういえばこういうこともあったなあと思って読んでいた。人の日記を読む感じ。何度か言ってきたけどわたしは人の日記を読むのが大好きだ。
ドラマのレンタルさんの話をすると、本物のレンタルさんとレンタルさんを演じているNEWSのまっすーは体形的にもパブリックイメージも似たところはない、けど引きのショットでのまっすー演じるレンタルさんは「うわすごいレンタルさんだ」って思う。でも近づくと「あっやっぱりまっすーだった」って思う。
というのも写真ではよくレンタルさんのことを存じ上げているので、帽子とあの服装が「レンタルさんの記号や概念」として作用しているのだと思う。ということを先日twitterで言っていたのだが、この本のあとがきで「概念化されるレンタルさんの話」をレンタルさん自身がされていて、それなーーーーーと思った。
今作は半ば過ぎから依頼が有料になったことからか「身近な人には頼めないからお金を払ってでも聞いてもらいたい悩みや不安」の話が増えた。
- haruさん自体は好意的に見ているのだが、ツイキャスのコメント欄があまり好きではない方向性でコメント欄ミュートする方法を最近偶然知ったので今度試してみたい。 [↩]
蜜蜂と遠雷(上)? 2019/4/10のスピンオフ短編集で登場人物にスポットが当たる。
「鈴蘭と怪談」の空気が好き。ヴィオラに転向を決めた奏があれでもないこれでもないと色んなヴィオラを借りては試し弾きをしているところからはじまる。そこへプラハにいる亜夜と塵が「聞いたことないはずなんだけどあれ奏のヴィオラだと思う」という話を持ち込んでくる。
ちなみに残念ながら蜜蜂と遠雷のことはあまり覚えていない。たぶん読んだ直後ぐらいに読むのがよかったと思う。蜜蜂と遠雷ほどの重量感はないのでボーナストラックみたいな存在だ。
気がついたら同時期に似たような本を読んでいた。
岸本さんはタイトルの通り「40代と50代ではいろんなものが違う」という本で阿部さんは「70代での暮らしはこうするといい」という本だ。共通点は「独居高齢女性の暮らしについて」
ミニマリストの暮らし本は時折読んでいるのだが片付けひとつにとっても
「好きなものに囲まれて暮らそう」「スーパーをストックヤードとして使おう」みたいな話はよく見るのだけど、そういう話も「より現実的に」「老いは受け入れがたいができなくなる自分を認めつつ」「無理をしない」という方向になってくる。
・紙の新聞を読む(タイムラインとは違って自分が興味ないことも配置されている。自分用にカスタマイズされた世界とは別の世界が広がっている)
・iPadは面白い。便利な機器は暮らしの流れを乱す危険があるが、使いこなしによっては1人を上手に楽しむのにもってこい。
・不安に注意を向け過ぎない。今できることをすれば気持ちが落ち着く。
・好きなものがあるとそれを考えるだけで不安に心が揺さぶられることもない
・はっきりした答えがでないものが少なくない。悩んだら「どうして」より「どうすれば」と考える。時にはあきらめも必要。
・快適度をあげるためには収納すべきところにモノが収まり溢れないようにする
・片付けには年齢も重要(体力・気力が乏しくなった後で快適に暮らしたいと思ってももうできない)
・食べる楽しみが一人暮らしの活性化になる
・朝一杯のコーヒー・夜の美味しいお酒は我慢しない
・死ぬ直前まで元気にいたいが、本当に元気でいられる時間は大して長くない。
・これまで体力づくりをしてこなかった人が急に歩いたり走ったりジムに通ったりしてすぐ体力を取り戻せるわけではない。
・年を取るということは体力・気力・集中力が低下していくということでもある。若い時と同じを求めても仕方がない。年は年なりに自然体でいくしかない。
ゆくゆくはこういうことを検討していく必要がある、という先輩の経験談だ。
講談社 (2020-02-12)
第61回メフィスト賞受賞作。
地下アイドルが出てくる作品ということで、最近推しが武道館に行ってくれたら死ぬが好きなこともあり久しぶりにメフィスト賞作品を読んだ。地下アイドル、配信、アンチ、SNSの闇、炎上、裏アカでアンチのツイートを読むアイドル。そういう感じで進んでいったのでおおこれはいいな、おおそうきたかと読み進めていたけど最後はとにかく消化不良。いわゆる「後味悪い系END」にもなってない感触。柚莉愛はそのことに気づいたのか気づかなかったのか、もうちょっと読みたかったな。
人の手帳がのぞき見できるあれです。人の鞄の中身と手帳の中身と本棚の中身は魅力的。
この本に登場する人は文房具メーカーのSNS担当の手帳とインスタグラマーの手帳で、能率手帳もいるしほぼ日手帳もいるしフレックスノートもいるしジブン手帳もいるしシステム手帳もいるしバレットジャーナルやってる人もいるという感じで種々様々。個人的にはほぼ日手帳weeksで内容のせてる人ってtwitter上でも案外少ない割にこの本では多かった(ということはインスタでは案外いるのかな)
キラキラ手帳の人もいるしがっつり実用っていう人もいるし読みごたえはあった。あ、デザインペーパーって折り紙? どうやって使うの? って思っていた疑問も氷解した。個人的には手帳複数持ちの人にはもうちょっと詳しい話を聞いて見たかった。