カテゴリー「 少女向け 」の記事

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銀の竜騎士団  薔薇香る夜のウサギの告白 (角川ビーンズ文庫)

いよいよ16歳の誕生日を迎えた。王女シエラの成人の儀が執り行われる。

前巻1ページすっとんと大事なところを読み飛ばしていたことが発覚した。わあそらあかんわ>自分
今回のスメラギはなんだかこう、ヒロインポジションですね。今回のスメラギさんはつまり「いつも身近にいたアイツが実は王族だった。なんなのもう意味わかんない。皆知ってたの? 気づかなかったのってもしかして……」こういうことだよねえ。わたしそういうのよく読むよ好きだよ。スメラギさんヒーローだったりヒロインだったり大変だな。もだもだしててかわいいやつです。

デート中のグリフォンのシーンがまじナウシカ

禁書庫の六使徒 (f-Clan文庫)

関東の人に「試験販売が発見されたら送ってください(゚д゚)人」って言ってたら3月末だったか4月頭だかにもう発見されて、4月下旬ごろに出る本を4月はじめに読み終わる不思議。

2巻はアレシュの家にいるメイドのハナの話です。百塔街に謎の大穴が空きます。
アレシュの野郎は相変わらず悪い男です。アレシュのくせに仕事をしています。今回のアレシュはなんかすごいです。アレシュのくせに!!!!!! ぶよぶよになれ!!!!!!!! ほんとにほんとにゴミですね!

クレメンテがほんとうに、狂気ライクなものが抜けて可愛いやつになってもう、P157とか死ねますね。
無駄にきらきらしてますね。ここで死ぬのがまどマギのマミさん。いいところをもぎ取った上で生きてるのがクレメンテ。

花嫁の金属板の前とか色々いい感じに不気味で適度に気持ち悪くていいと思います。
今回は割と全体的にはっちゃけてて、全般的にそんな感じなのにあっちこっちが愛の話なので、もう!!!! 結婚しよう!!!!! とおもった。

首の姫と首なし騎士  英雄たちの祝宴 (角川ビーンズ文庫)

フォルモント国に豊穣祭の季節がやってきた。
例年のシャーロットなら食料を溜め込んで書庫にこもるのだが、今年は次期候補を探すために出席することになった。実技としてはまるで放棄されていたシャーロットの社交全般について叩きなおされることになった
テーブルマナーにドレスの仕立てにダンスレッスンに悲鳴を上げつつも豊穣祭は近づいてくる。宴の場は各領主達の政治的な駆け引きの場であり、まっとうに終わるはずもない。

2巻比随分と読みやすくなってなんだこれ。だだもれ地の文突っ込みは変わらず結構あるんだけど、今回はさほど気にならなかったので本当に没入度によるのか? と思った。相変わらず「甘い」ってなんですかっていう感じなんですが、たまに紛れ込んでる「ちょっとほかのと毛色の違うもの」にえっらいときめく。
リオンが本領を発揮していて、踏み砕かれて、トラウマと直面したり過去がみえたり色々とおいしかったです。

封殺鬼 クダンノ如シ 上 (ルルル文庫)

全3巻の上巻。中巻は連続刊行である。帝都万葉をうっかりつみっぱにしていたのでクダン発売を機に一気読み。
今度は桐子が女学校に通うことになった。桐子が女学生である。女学生である。
今回はすーごく女の子同士のキャッキャウフフがある。桐子がキャッキャウフフしているのである。? すげえ! /
恋に友情に大忙し☆みたいな。いやでもなんかいい意味で一昔前の少女小説。
まあでも、なにもなくて女学生になるわけではなくて神職関係者が特待生として集められている学校で、精神に変調を来たすものが後を絶たないという学校だ。
鬼ふたりも桐子が学生とか友達はちゃんとできるのだろうかとか、いじめられやしないだろうかとかもう本当に過保護だ。聖が心配するなら普通だけどまずユミちゃんが友達はできるだろうかとかいってるんだぜ。

今回は年齢相応のあの桐子の「可愛いところ」が盛りだくさんでとても満足でした。
伊津真天とかなつかしいねえなつかしいねえ。化け物さわぎはときめくねえ。

「時間は止められへん、やろ。……わかっとるけど、いざとなると寂しいんや! うおぉ、俺は寂しいでー! 志郎のアホー! 桐子はあいつのどこがええんやっ! なんやむちゃくちゃ、娘を嫁に出す父親の気分やんか!」

(P202)

海が愛したボニー・ブランシェ -果てなき海で愛に生きる- (ビーズログ文庫)

最後までボニパンはボニパンだったわけですが、ボニパン旗は死ぬほど笑った。
前が見えないどころではなかった。そして未来予想図的なあれもパンツで死ぬかと思った。白が好きらしい。
脱がすシーンはリロイはきっと目隠しの手をパーにした状態で見ていた。

ファドがさらっと1回死んでとてもびびった。某海の、赤いあれのあれみたいだなあと思った。緑川さんは福島の方で、陸地まで大きく被害を及ぼす程度の規模の津波を書いていて、お、おうと思う。いろいろ思った。

ラスト付近のあれこれはスレイヤーズNEXT最終回のあれを思い出したのだった。懐かしい。

「離れても、また一緒になるわ。大丈夫」

(P155)

プラネット・サファリ 百獣王の双子 (f-Clan文庫)

はじめての桑原水菜作品。

惑星KB117の第5惑星、母星から2万光年離れた通称惑星サファリ。この惑星はかつて実験場だった。過酷な惑星開拓作業に耐えられるような「人間改良」が進められ「獣人」が産まれた。その後獣人はクーデターを起こし何世代もかけて有毒物質を必要栄養素とし、この捨てられた惑星の主となった。ここでは捕食関係がそのまま社会のヒエラルキーになっている。
人探しのため母星からやってきたオルト・コバヤシは猫獣人のブルーと出会う。何でも屋を名乗るブルーにオルトは「白山羊のゴードン」を探してくれと頼む。オルトの探す双子へ繋がる手がかりを握っているとされる人物だ。オルトは「ツイン・ゴッデス」を母星に連れ帰らなければならない。

これに関しては続き物前提のようだった。でも1巻がまるごとプロローグでもなかった。
獣の惑星に舞い降りたたった1人の人間、人探し、奇病、被食と捕食、トーナメント、惑星。
私が考えたSFっぽい要素はすごい勢いで満たしている。過去編楽しみだなあ。

妓楼には鍵の姫が住まう −黄泉がえりの人形− (f-Clan文庫)

妓楼には鍵の姫が住まう2巻。
「鍵姫」紅羽と「死人視」誠二の交流はあれからずっと続いている。人形師の朧が紅羽のもとへ依頼を持ってやってきた。供養人形が消えて死んだはずの娘の姿が目撃されるようになった。人形が動いているのか黄泉がえりでもあるのか、誠二は調査に乗り出す。

誠二の前では「鍵姫」ではなく普通の女の子の「紅羽」で、誠二の存在が未練になりそうで大変美味いです。というか2巻の見所はなにをいっても誠二と市郎兄弟のやりとりです! すごい隣の芝生!
死んだ娘鞠花の調査をするうちに謎の従者十夜の過去も明らかになったりしてね

(あのさ、お兄ちゃん。駄目だよ、こういうのは)
怪奇な出来事は全て、弟のほうの担当のはずなのに。
(あんたは普通にまっとうに生きててくんないと……困っちゃうよ、俺)

(P134)

双界幻幽伝 箱庭は四面楚歌! (ビーズログ文庫)

箱庭1で四面楚歌に陥る蒼刻さんの話。
あらすじにある「擬似新婚生活」ですがそんなことはないのでその辺は適当に割愛するといいと思います。

蒼刻さん爆発しろとかたびたび言われててまじリア充。あと蒼刻の兄も出てきます。朧月の兄も出てきます。
スーパー兄大戦。今巻は「分かりやすいかつただごとでない甘いシーン」は前巻比だいぶ影を潜めているのですが、その分なんだかすごーく距離が縮まってる感がある。あの蒼刻が調子に乗って攻め込んでるところとかな。「惚れ直したか」と聞かれ「はい!」とか答えてるところとかな。お前らなんでそれで付き合ってないの。

次で冊数的にはアルビオンの夜の女王と並ぶのね。

  1. 朧月のおうち・幽鬼院 []

眠れない悪魔と鳥籠の歌姫 (一迅社文庫アイリス)

盗賊団「白鴉」が壊滅させられ白鴉の守護者・歌姫・金糸雀などと呼ばれていた精霊使いのニーナは闇オークションにかけられこれから売られるところだった。中央治安軍が踏み込んできたことによりニーナはアルドというやけに顔色の悪い、美しい男に連れ出される。
アルドの中には悪魔が眠っている。アルドが眠ることで主導権は悪魔に移るのだが、ニーナが歌うことで悪魔を眠らせることができる。もう5日も寝てないので自分が眠れるように子守歌を唄ってくれという。

桂Romanの赤ローランとシエルを思い出すなあと思いました。
あと添い寝的にシマシマ。

この悪魔憑きのアルドがすごくプライドが高くて皮肉屋でツンデレなんですよ。時々脳内でトキヤ1が走ってくる。アルドまじ悪い男。ニーナはマギの魔法使いのエメリィと同じカテゴリかなあと思う。
後は軍関係者に狙われたりバトルがあったりは瑞山さんなのでいつものあれです。
とにかくこの男のツンデレがすばらしくドツボでした。

読書メーターみてたら「イラストで!」って割と見てそういえばイラスト買いは随分としてないなと思う。
とりわけ少女向けは購入動機にはならないし買わない理由にもならない。

  1. うたのプリンスさま []

乙女ゲームの世界へ、ようこそ! 〜薔薇色の人生を君と〜 (ビーズログ文庫)

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! とのコラボ。

パソコンに届いた「あなたの世界を変えてみませんか?」というスパムメールにこんなもの悪戯に決まっているといいつつ、「元となる世界の媒体」として好きな乙女ゲー「薔薇色の人生を君と」のディスクを入れ質問に答えていく。

翌朝、綴莉を起こしに来たのは「義兄」龍神崎柾人ついで「義弟」龍神崎燎士。
ふたりともゲームの登場人物で、かたや生徒会長かたや大型犬系スポーツ料理堪能少年。
学校に行けば笑顔にあふれた内面ドS腹黒王子御園に迫られ、司書兼講師の年上キャラにお昼に誘われる。
会話の端々で選択肢がよぎる。好感度アップ条件を思い出す。夢かと思っても覚めない。
本当にこの世界は綴莉が好きな乙女ゲームの世界とくっついてしまった。

ギャルゲエも既読のうららさん曰く、ギャルゲエの展開をなぞりつつも少女小説っぽい展開も加えたということらしい。
乙女ゲーの世界の住人になれば自分は一定以上の好意で迎えられるし、興味を持ってくれるし、冷たくあしらってくるような人でも段階を踏めば必ず優しい面を見せてくれる。そう思っていたけど世界はそんなに綴莉を甘やかしてくれない。
ゲーム内で苦手なキャラは3次元に現れても苦手度は増す一方だし、触れられる距離になって相手が心を持ってどう接すれば分からない。状況に流されるままに泡を吹いているうちに徐々にゲームとの違いに気づく。

「薔薇色の人生を君と」は泣きゲーらしく、死亡ENDも多いらしい。
なので燎士ルートでは、義弟ヤンデレ化1からの主人公監禁→自殺END、あるなこれは!
あと乙女ゲーなら表紙の真ん中に女子を配置してもよかったのではないかと思う。影完二もびっくり。

乙女ゲーといえばうたプリにぶっ転がってる身の上なのですが、主人公・七海春歌になりたいかと言われたらそれはちょっと……という結論に至る2。友ちゃんかAクラスの生徒になりたい。ちょっと離れたところから7人を観察したい。

  1. 81ページのあれからルート分岐 []
  2. 元々主人公≠プレイヤーという認識なのである。アニメの春ちゃんは100パー「七海春歌」なんだけどゲームの春ちゃんはカメラ役でもあるので割と「個人」とか「個性」とかあまりあれですよねえと思うのだ。でもレンルートの春ちゃんは必死に頑張っててとても可愛いですね! []
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