タグ「 角川文庫 」の記事

19件の投稿

きみが見つける物語    十代のための新名作 恋愛編 (角川文庫 あ 100-105)

短編集、なんだけどなんか変な気がする。
本当は長編なんだけど一部だけ抜いて短編にしました、みたいな。

あおぞらフレーク@梨屋アリエはその中途半端感がとても気になったので元を当たってみることにしました。警報音の説明とかがされないので意味不明で謎過ぎる……

しあわせは子猫のかたち@乙一を久しぶりに読む。
私乙一作品の中ではこれが一番好きなんだわ。

植物図鑑@有川浩は本当に連載作品の1話をお試しに収録してみましたって感じで、このあといつきとさやかはどうなったのかーーーってとても気になった。sari-sari押さえておくべき?(携帯媒体というのがとても気になっている。うーん。

ユージニア (角川文庫 お 48-2)

久しぶりに読んだー。
やっぱり単行本版であった冒頭の詩の部分はなくなっていた。
旧家でおきた大量毒殺事件を色んな視点から語ってみる。そんな話。
自分内恩田陸ランキングではTOP5入りしているやつですええ。

ただ、「話の最後ではかならず真実が明らかになってしかるべきだ!」と思う人にこの本は地雷になりかねないのでご注意をー。

その瞬間、あたしは悟りました。
彼女は幼い日、このブランコの上で誰かと取引をしたのだ。誰かが、ブランコを漕いでいる彼女に、お前の何かと引き換えに世界をやるがどうだい、と彼女に話し掛けたのだ。
そして彼女は取引に合意し、次の瞬間自ら手を放したのだ、と。

(P125)

クドリャフカの順番 (角川文庫 よ 23-3)

約2ヶ月目の積み本崩し。読むのは多分これが3回目ー。
文化祭の話題だから読むのは後2ヶ月ぐらいあとでもよかったんじゃないかーとかも思いますが。

たしなめるような折木さんの声。わかっています。いまはいろいろ忙しいんです。そうでなくてもわたし、好奇心を持ちすぎだとしばしば折木さんに渋い顔をされています。重々、わかっているんです。ですが、どうしても、駄目です。知りたくて知りたくて、私、言いました。
「……わたし、気になります」

(P291)

フィンガーボウルの話のつづき (新潮文庫 よ 29-1)

クラフトエヴィング商會の吉田篤弘の16+1の短編集。
短編同士が複雑にリンクしている(Aという短編はBという短編の中の登場人物が書いた小説のことでもある、とか)

「で、私の結論はこうだ。なるべく多くを読み、多くを聴くこと。つまりね、語られなかった物語をあぶり出すには、この世に語られた物語をすべて並べてみせることだよ。そうやって失われたものを包囲してしまうわけだな。包囲して輪郭を浮かび上がらせる」(P19)

赤×ピンク—Sakuraba Kazuki Collection (角川文庫 さ 48-1)

赤ピンの新版。まゆ>皐月>ミーコだな。(←好きなキャラ順ではなく好きな話順)
具体的にこのシーンっていうのなら皐月とミーコが朝だらだらしてるところ。

その先生とは駆け落ちまでした。その人が現実から逃げたがっていて、いっしょに地の果てまで逃げていたピュアな女の子を求めていたからだ。(P96)

あれじごくゆきっってこういう話じゃなかったかと思った。なんか読んだ時は推定少女みたいだとか書いてるけど。

わたしは、愛されたい。誰かを愛したい。だけど、苦しい。
こんなに寂しくて、悲しくて、愛されたいのに、そのための入り口はなぜか、私の体の"格闘"っていう部分にしか開かれていない。これってすごくむずかしい。だって、たとえば「格闘技の詳しい彼氏がほしい」とか、そういう簡単なこととはちがうから。(P59)

そして私は一人になった (角川文庫 や 28-32)

日記本。なんかよく分からないけど幻冬舎文庫で出てたやつに加筆訂正をしてまた発売された本らしい。内容的には12年ほど前。スマスマはやってるけどめちゃイケはまだ始まってない。それぐらい昔。(ていうかスマスマってそんな長生きしてたんだ。確かにSMAP6人だった頃もやってたけど)

時間軸のメモ。
そして私は一人になった(32歳)→日々是作文(31歳?41歳)→再婚生活(割と最近)

今は私にとって、本を読むのは音楽を聴いたり映画を見たりするのと同じである。(略)冊数だってそんなに重要じゃない。時々こんなに私は本を読んでいると自慢する人もいるけれど、冊数をのばすだけなら誰でもやろうと思えばできることだ。その中で何冊心に響く本ががあったか、一冊でも人生を変えるような本に出会ったのか、その方がよっぽど重要なことだと思う。(P52)

フィンガーボウルの話のつづき (新潮文庫 よ 29-1)

何とも不思議な話だ……

吉田君は「世界の果てにあるような食堂に来る人」の話を書きたいと思っていて長く悩んでいる。
そこに奇妙な連作小説を予告して消息不明になったジュールズ・バーンのことを知る。
物語のはじまりのしっぽを掴んだ吉田君は……という話だったのが。

「奇妙な連作小説」というのはフィンガーボウルの話のつづきを言いあらわしてることばでもあるのですが、17の短編が入っています。
たとえばAという短編があるとして、これは吉田君が書いたものなのかバーンの過去作品なのか、それとも何の関係のない話なのかと先を読む。終わる。誰だーと思いつつも次の短編を読む。読んでたら別のBという短編の中で昔は俺もAっていうやつを書いたんだとかいうのが出てきてナンダッテーと叫ぶことになる。リンクが複雑。

物語の重要なキーワードとして出てくるもの
ビートルズ:ホワイトアルバム

「私は殺し屋ではない」と「白鯨詩人」と「ろくろく」が好き。

村田エフェンディ滞土録 (角川文庫 な 48-1)

村田=人名
エフェンディ=学問を修めた者に対する敬称
滞土録=土耳古(トルコ)滞在記

明治の頃、トルコに留学した村田の現地での人々との交流とか
初めて見知ったこと、宗教のこととかが淡々とつづられたエッセイ風の小説
これ小説だよなあ?と途中で悩むことしばし
(同作者によるエッセイ「春になったら苺を摘みに」がちょうどこんな感じ

このはじまりでこの終わり方はない。衝撃的だと何回読んでもこのラストはぎゃあと思う。
鸚鵡(オウム)がとても好きだ。絶妙のタイミングで叫びをあげる。
曰く「悪いものを喰っただろう」「友よ」「いよいよ革命だ」
「繁殖期に入ったのだな」「失敗だ」

家守綺譚とのリンクにときめく。

希臘とか土耳古とか普通に変換できることを初めて知った。

待っていてくれる人 (角川文庫 さ 24-12)

エッセイ。本屋で見た瞬間新刊!?と思って見た瞬間ちょっと泣きそうになったorz
もう3年ですか。早いものです。朝通勤中に汽車の中で訃報を知りプチパニックでした。
おふぃめめで読んだ話とかもありました。懐かしいなあ懐かしいなあと思いました。
「イヌとの戦い」とか「負け犬宣言」のところを読んで
こういうこと書いてるけど実際その瞬間何を思ったんだろうか、と。
藤原伊織さんもお亡くなりになってしまったしなあ。
ご冥福をお祈りします。

5.22読了

PAGE TOP