S+h(スプラッシュ)長編ドラマCD「Code:6iX」

今一周したところで、役のことはさておきストーリーラインにめっちゃ注目して聴いたのでファーストコンタクト感想を遺しておきたくて、明日仕事でしかも今日は4時起きだったわたしが書き残します。

「大丈夫? それ面白い?」ってずっと言ってたんだけど「ありがとうめちゃくちゃ面白かった」ってまず書けるのが嬉しい。

いやあのね、SFだったのよ。わたしものすごいめっちゃ懐かしい慣れ親しんで触れてきたみたいなやつね。
なにって30代ホイホイにもほどがあるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そういえばわたし自分の年齢について言及したことないけど、20代ではないことはご理解いただいていると思うのでいいです。

この作品ドラマCDなんですよ。
それで事前に平凡な大学生の"私"のもとへ突然イチカと名乗る青年が現れる、からはじまるあらすじは事前に公式サイトで公開されていました。

でこの「私」町田望ちゃんという名前がついているんですが、この子が主人公なのかな、シアターシャイニングみたいに声のない、セリフはないけどなぜか喋ってる風になるのかなと思っていました。ところがどっこいふたをあけたらこうでした。

・声はない、でもちゃんと声がない理由が付いてくる
・主人公は望ちゃんではなく、他の主演たるS+h6人。ちゃんと6人ともに見せ場が用意されてるの。
・結構時間を飛び越えたりしてて設定説明がめんどくさそうなのにちゃんとクリアできてる。
・設定がだけでも明らかにめんどくさい話なのに、1時間ちょっとと言う尺の中でメインルートはしっかりクリアしている、見せ場盛りだくさん、そしてここの話もうちょっと聞きたいっていうところもある

この3点がわたしのなかでやたらとポイントが高い。

あと30代ホイホイっていう話をします。わたしはじめて触れる作品については「あれっぽい」っていう作品を探すんですけど、これは「比較対象」じゃなくて「同じ箱に入ってる既読作品」を探しています。
で、聞きながらヒットしたのは

カスタムチャイルド(壁井ユカコ)
最後の夏に見上げた空は
推定少女(桜庭一樹)
TWIN SIGNALリュケイオン編(大清水さち)
EGコンバット
ハジマリのクロニクル(Sound Horizon)
機動戦艦ナデシコ

です。30代ホイホイか!
いやもうなんか、ドラマCDなのにめっちゃ映像見えるし流れている空気とかめっちゃ懐かしい気配しかしないんですよ。かつて慣れ親しんだ懐かしい匂いしかしない。テーマ曲のiGNiTiON自体が「何か具体的にどれとかなにとか言えないけど、懐かしさでいっぱい」って聞いたり歌ったりするたびに思うんだよな。
ふつうにストーリー楽しんでしまったので、まだそこに「自担が主演でかなりおいしいところ持って行ってますよ」っていう実感がない。でもわたしがここから入るんだったら、ラブ担じゃなくてここしか入り口がなかったらということを考えたらわたしはイチカとフタバが絶対好きだと思う。

ってここまで書いて「これGファンタジーで連載してそうだよね」っていう声が頭の隅でちらりとして草が生えるしかない。

ということで全く知らないドラマCD(3000円)ってハードル高いと思うけどわたしと似たような読書遍歴とSFの触れ方をしてきた人には触れてほしい。これは結構細かく伏線が撒かれているから回収しに行かないと。

あーーーいやでもほんとうにあれは玲ちゃんじゃなくてZEROだったしカイシ先生じゃなくてヴィだったな。でもZEROとジュノーが決闘前の名乗りを上げてるところはやっべえ燃えるって思いながら聞いてた。
あときょう(2018/3/2)カイシ先生が「俺は下半身もかっこいい」って言ってて、おうちゃんと下半身あってよかったなと思いました。
「アンドロイドと感情」というのはかつてツインシグナルを愛読し、ちょっと前にキムタク主演の「安堂ロイド」をめちゃくしゃおいしくいただいた身としてはジュノーの感情表現の移り変わりがとてもいい。
ラストシーンがさあ、あれめっちゃハジクロじゃん。11文字の伝言じゃん。イチカのその後ってあきらかフルメタじゃん。
ブックレットのインタビューのリード文読んで前のまいすたの、デビューして間もないころのインタビュー読んでびっくりするほど泣いてしまった。

あとこれは本筋にまったくかかわりがないんだけど、20代ぐらいのわたしが愛してやまなかった「仮名の審理」っていうPBWがあってジュノーのセリフの「受諾」というあの2文字であの世界のことを思い出して泣けちゃったわ。古傷開いたわ。

時間経過計算をあとでちゃんとしないといけない。

面白かった?????????!!!