悩み相談、ときどき、謎解き? (2) ~占い師 ミス・アンジェリカの消えた街角~ (メディアワークス文庫)

田中花子、地味な経理担当OLだが街角に占いに出る時はミス・アンジェリカ。
占いの最中に無関係な言葉が降ってくることがあり、それが占われている当人にとっては重要、もしくは振り返ってみれば重要なこともあり、人気を博していた。
しかし当の本人は人を占うことの重大性を感じてひそかに姿を消した。
はじめてしまったもうは戻れないし関わり始めてしまったからもう人の中でいきなさいっていうあの手紙を最初に持ってくるのがすごいな。

あなたの春ははじまったばかりで、ぐちゃぐちゃのげちゃげちゃの泥んこの、格好悪くて汚い春なの。
最初から上手くやろうとしないで、恋も、愛も、占いも、勉強しなさい。
客観的になろうなんて、初戦無理ではないかしら。
占い師は人の幸せにほんの少し力を貸すだけの存在であり、そもそも人の幸せそのものが、まったく客観的なものではないのだから。

(P67)