3人の家出人が転がり込んでにわかににぎやかになったサイラスの自宅兼便利屋。
発明卿が殺された事件の容疑者として逮捕されたナッシュの釈放を求めてサイラス・ジョニー・ラモーナは高層フロアで行われるパーティに乗り込む。
スチームパンクの2巻。
「発明卿はどうやって殺されたのか」「誰が殺したのか」というのが割とメインでこういうの久しぶりに読むなあって思った。あと時間錐というあれはちょーシリーズにおける分銅みたいだなあと思った。オニキス懐かしい。
ラモーナにひざまずくサイラスのシーンが好きで、自分というものがなかったラモーナが徐々に人間らしく、為政者というものがかくあるべきというのが肌で分かる感じがよいと思う。
おまけ短編もかわいらしい感じですね。家族の話ってかんじでよいものです。
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