エーブのターン!
今狩る側昔狩られる側だったエーブがフルールだったころの話。
あとホロとロレンスの話が2編。黄金色の約束のほうが好きだ。
甘いのは仕様なのでふーんと受け流してしまった。なんかもう読み始めたときのようなときめきはないようだ。
それに、あの商人たちの目指している期待の果てになにがあろうとも、一人で追いかけるよりかはきっと二人のほうが楽しいに違いない。その伴侶として、ミルトンはそれほど悪くない。
(P232)
自分自身の言い訳がすらが情けなくて、フルールはカップを抱くようにして泣いた。悔しさもあったし、自分の不甲斐なさもあった。それでも一番の理由は、この先もあんな連中を相手に商いをしていかなければならないのかという恐怖だった。
(P253)
お金持ち学園の、変人が集まる弱小文化部の集まり「マイナークラブハウス」の住人の話2巻。
短編集なのと話ごとに語り手が変わるのは変わらないけど、1巻よりもうちょっと各話の結びつきが強い。
奈緒志郎んちはまるで「悦楽の園」の真琴んちじゃないか(゚д゚)<とおもうなど。ごろごろする。
猫・きゅうりの一人称はすごくハードボイルドだった。あの話が一番ぴりかの内面に迫ってた。すごい。
読むのに体力を使うなー。読んでたら時々とてもそわそわする。
ほんとうに、とてもおいしかった。茹でただけのじゃがいもやパンに、溶けたチーズを塗りたくって食べるだけ、という、一見乱暴なしろもの。『ラクレット』という、サヴォア地方の伝統料理だそうだ。
(P95)
「ありがと。しっかりやれ、二人とも。Happy Valentine!(地獄で会おうぜ!)」
「Happy Valentine!(地獄で会おうぜ!)」
「なんすかその、カッコ閉じるってのは! わけわかんねー!」(P163)
(影ども! これは、おれのニンゲンだ。たとえ、お前たちに馴染む部分がいくらかあるとしても、もしゃもしゃの本質は、健やかな生だ。この娘はおれが、立派な野良に仕込むのだ! 以後、手出しをするな!)
(P262)
エッセイ3冊目。このシリーズはすごく飛び飛びで読んでいるのが分かったので間を埋め中。
ウリナリがやっててケディがでたところですごく時代を感じた。毎週見てたよー。
スペイン旅行の章で、スペイン人に英語で話しかけて、英語が通じず(今は知らないけどスペインではつたない英語は異国語らしい。)スペイン語で返されてなんだか分からない!とか言ってるのに段々聞き取れるようになってるのがすごい。「?とスペイン語だが言われた気がした」でその通りになってるのでびっくりした。スパルタ英会話教室。
深夜に、ふと続き物の漫画を読み始めてしまった。弟の所有物だ。だがどうしても最終巻だけがない。きっと弟の部屋だ。彼は爆睡している。明日を待つのが理性だ。でもどうしても最終巻が読みたい!!
と私は懐中電灯が無かったので蝋燭の火を灯し、弟の部屋でそっと最終巻を捜索していた。
しかし、丑三つ時、彼は捜索の気配に気付いてか目覚めてしまった。
「ひっ……っ!」
目覚めると深夜の暗闇に蝋燭の火がぼうっと浮かび、誰ともわからぬ人影が。
「起こしたら悪いと思って」
と言い訳すると、
「夜中に目が覚めて蝋燭もった人が立ってるの見たこっちの身にもなれ!」(P260)
序盤がとてもとても長いです。
ファンタジーで小学5年生の女の子が主人公です。本とか物語とかそんな感じの方向で。
友理子はある日突然早退するように言われ家に帰ると兄の大樹(中学2年)が同じクラスの男子を2人刺して逃げたという。ひとりはもう死んでしまった。
あらすじを書こうとすると序盤だけでもすごく長くなるので適当に省略して書くと、大樹は大叔父の書斎から持ってきた、英雄について書かれた本「エルムの書」の器として選ばれ黄衣の王に成り果てた。友理子は兄を救うため旅立つことを決めた、という感じ。
小学生が背負う割に過酷な運命でしょんぼりした。
ラストは「ある意味この上下巻は長い長いプロローグなのかも……」と続きを思わせるようなものでした。
「なるほど、紡ぐ者たちは己の書きたいだけの話を書いたら、そこで筆をおく。だが、彼がこしらえた"領域"はそこにある。存在し続けるんだ。そのなかの生き物たちは、たとえ創作物であろうとも生き続ける」
(下巻P32)
ヨーロッパ旅とごはんと酒。読みやすかった。
ヨーロッパ各地で食べる飲む。ヴェネツィアにときめきを覚える。(何度目かの。
あと紅の豚の話を読む直前に見ていたのでアドリア海の真珠にごろごろした。
「調理場という戦場」にもでてきたフランス料理店「コートドール」がでてきたのでびっくりした。
「クロアチア語では乾杯をジベリと言うんだ。英語では"living long"。長生きしようということ。戦争が始まった頃、オレたちはワインでよく乾杯した。ジベリ、明日も絶対生きていようと」
(P79)
なにかベルリンだけの食べ物はないのか?
そうして見つけたのがカリーヴルストだ。ティアガルテン周辺の広場、動物園駅の広場、クーダムのあちらこちらといったところにある屋台の大半はヴルストというソーセージを売る店である。なかでも人気が高いのはカリーヴルスト。これはソーセージのなかにカレーが練りこんであるものではない。焼いたソーセージにカレー粉をまぶし、ケチャップがかけまわしてある。食べる時は付け合せのフライドポテトと一緒に頬張る。なんとなく妙な味のものだが、癖になる。(P115)
真・運命のタロット第2部完結編。
最後の最後で目玉ぶっ飛んだ。( д ) ゚ ゚
下巻の約束の章にとてもきゅんとした。ていうか大河は《女帝》=ライコと知っていたら……とかとても思った。
上巻の最初ら辺、《悪魔》ちゃんがあまりに喋り方が違うので、3回ぐらい確認した。びびった……
上巻読んでるうちは絶対これ終わらないだろうとおもった。
あと《女教皇》とライコとか《女教皇》と《悪魔》の組み合わせはとても面白い。運タロの合一のところを思い出すようだ。
第3部マダー?
彼女の言葉を、《運命の輪》は軽く手をあげて制した。
「いつの私でも、私」
柔らかな調子だが、きっぱりとした声音でいう。「私はいつであってもかわらないわ。中立の見届け役という立場を選んだときから、未来に至るまで、私は私の役割を果たし続けているのよ」(P159?P160)
ちょっとメモを……
今うちで使っているテーマはwp.Vicuna Ext.です。
大元のwp.Vicunaの大幅な構造変化(CSSファイルががつんと減りました)のため、Extでは現在のwp.Vicunaでダウンロードできるスキンを使うことができないと思います。
(私のやり方が悪いのでなければCSSが反映されない
テーマをwp.Vicuna Ext. Customに変更すれば、新スキンへの変更ができるようになるようです。wp.Vicuna Ext. Customは
ここでは、wp.Vicuna(1.5.9)に、wp.Vicuna Ext.のコードを反映して、さらに改良を施したテーマwp.Vicuna Ext. Custom(wp.Vicuna.exc)を公開しています。
とのことです。作者が違います。
まだここをいじる気はないけど、せっかくなので。