楽園まで (徳間文庫)

静かにゆっくりと雪に埋め尽くされていく世界。
ハルカとユキジ、双子のきょうだいはふたりだけで旅を続けていた。ある出来事からユキジは心を閉ざし感情と言葉を手放し、ハルカは焦燥と不安を浮かべて手をつないで楽園を探して一路スプラドへ向かっていた。

こないだの吹雪の日にあわせて読んでいました。容赦のない話というのは面白いなあ。
悪魔の印であるオッドアイの持ち主は見つけ次第殺される。庇い立てした者も無事では済まされない。
それがこの白銀に沈む世界の正義なのだ。

ー楽園では誰も泣かないの?

(P296)

エルの楽園きたこれと思ってすみません。幼い筆跡の署名妙に歪な題名が 楽園にて いや黙ります。
いやでも後半は各所からエリ組っぽい匂いがして美味いです。\ 嗚呼、悪魔とはお前たちのことだ! /

置き去りになんてできるはずがなかった。
たったひとりの家族だから。
守るものを失って身軽になったところで、いったいどこまで歩いていけるというのだろう。手を繋ぐ相手もいなくなったら、ハルカはきっと人間でいられなくなるような気がした。

(P269)

昨日は猛烈な眠気でKO。今日はYO2である。バンテリンはいい仕事をする。

謎解きはディナーのあとで

そういえばここに死体を捨てないでください!が気になっていたんだよなあと思った日。

プロ野球選手になりたかったけど色々あって警察官に落ち着いた、中堅自動車メーカーの御曹司の風祭警部。
その風祭家より大きな大企業の娘で残念な上司を持った宝生麗子。
宝生家の使用人、30代半ば、銀縁眼鏡の長身執事影山。

バカボン風祭に悩まされる麗子1が捜査について助言を影山に求め、丁寧に罵倒されるという短編集。
安楽椅子探偵系。そういえば人が死ぬミステリ読むのは割と久しぶりなんじゃないだろうか。有栖川有栖を除いてはめっきりと日常の謎系が幅を利かせていた。
雰囲気としてはとてもライトである。

他の作品も読んでみたい。

  1. といっても麗子もふつうのひとだ。 []

今日は思いのほか手が空いた。朝はばたばたした。
やはり通勤時間が短いと本を読むのが短くなるなあ。

相棒デー。
右京さんがキャッキャウフフしていた。
ミッチー相棒は右京さんに雑に扱われてチッとかいってるミッチーがよいと思います。

よく分からないうちに嫌われたんだろうかということがあって、経過観察なうなんですがよく分からなくなってきた。
支障はないんですが気になるのは気になる。まあ「私のこと嫌いになったん?」とか言って許されるのは思春期だけなので、距離の詰めかたとりかたを図りつつ慎重に経過を見ていきたい。

わたしと男子と思春期妄想の彼女たち 1 リア中ですが何か? (ファミ通文庫)

ファミ通文庫の新人作品。
「少女小説っぽいよー」という話を聞いて読んでみました。
簡潔な感想としては「少女小説ではないけど面白い」「少女小説ではなくてむしろLaLaDX」「佐々木史緒」

峰倉あすみはある朝、怪しげな虚無僧と出会う。
「そなたには悪霊がついておる!」などという怪しげな相手への対処方法としてスルーしようとしたものの、「放っておけば高柳尚人にも悪影響を及ぼすぞ」と言われ言うことを聞き「ふしぎなコンタクトレンズ」をもらう。高柳とはあすみの幼馴染みにして長きにわたる片想いの相手だ。
あすみがコンタクトレンズをつけるとあらびっくり、この世ならざるものが見える視力を手に入れた!
ただし妖怪ではなくて思春期男子の妄想と理想があわさって生まれた「妄想少女」だ。
彼女らが言うことには「理想の女の子がいる男の子には妄想少女はいない」「そして高柳君にも妄想少女はいない」

「高柳君に彼女がいるだと(ガタッ」となってあすみはリサ(利沙をさらに理想化)ユイヒメ(お姫さま)ミウ(ブルマっこ)とともに「彼女は誰だ」探しを始める。

あすみさんがなかなかの直情径行型。よい。ふたりのリサの話もよいものですよいものです。

少女小説ではなくね? と思ったのは高柳くん好き好き恋愛ルートを走り、喧嘩などもしてみたけど終盤はリサの存在が割と大きい。恋愛寄りで走ってきて(片割れは妄想上の存在ですが)女同士の友情で終わるというのは今も昔も少女小説レーベルではなかなか読めない。

次巻はメイドちゃんがんばれ。

(白目)

でるたん&こんこん略してDKが猛威を振るう今日この頃。
昨日寝る前に楽園までを読んで、今朝はエリ組を聞きながらメルコン早くDVDになればいいのにとか(Romanのときみたいに)上映会とかはもうしないだろうなあとか。そしたらお昼休みについったーを覗いたらびっくりメルコンDVD発売記念3D上映会があるとかいうのです。まじでー。
これは久しぶりの大阪上陸フラグだなと。まじ速報すぎて詳細は不明なんですが、まあ東京ほか数箇所というからには東名阪あたりはカバーするんだろうと。

今はひたすら本が読みたい。いまは暖める時だ。

「絶対読みたい本」だけにしようと思ったけどその「絶対読みたい本」が死ぬほど集中している2月。

インフル疑いの人はセフセフだったけど別の人がインフル発症である。まじお大事に。

昨日はでるたん&こんこんが金沢でustのはずがでるたさんが金沢に飛べず、こんこんさんと愉快な仲間達がust。
そして陸の孤島化する金沢。「行けないでるたんと帰れないこんこん」北陸まじぱねえっす。
でるコモリスナーの多さ。

アホのように本を買っているので気がついたら財布が薄くなっている。
お釣り間違われたんじゃないかと思うぐらい減っている。でもこれは現実だ……。

今月読んだ本は22冊でした(ラノベ11冊 単行本7冊 文庫4冊)
31日前はお正月という事実に驚きを隠せない。

今月の面白かった本

百億の魔女語り2 やっぱり都会の女なのね、そうなのね。 (ファミ通文庫)華葬伝  〜Flower Requiem〜 下 (角川ビーンズ文庫)レディ・マリアーヌの秘密 (ルルル文庫)バカとテストと召喚獣9 (ファミ通文庫)

百億の魔女語り。安心と安定の引きさ加減。
しゃっぷる以降は割と引いて終わることが多くなったなあ。今本棚見てきたらオトナリサンライクとかは記憶が薄かったので今度再読しようと思います。
華葬伝、台湾発の翻訳モノ。上巻はお前は何を言ってるんだ的な読みにくさがあるんですが下巻は面白いですこれは一気読み推奨の1作。だからあまり積極的にはオススメできない。
バカテスはこの悪友がやばい。

竜が最後に帰る場所19?ナインティーン (メディアワークス文庫)楽園まで (徳間文庫)

恒川光太郎の新作「竜が最後に帰る場所」初出は結構前ですがようやくまとまった。
夜行の冬と迷走のオルネラがすごい。
19はアンソロジーです。「19歳」がテーマなアンソロジー。2Bの黒髪が面白かったのと、これを機に綾崎隼作品を読んでみようかと思ってとりあえず積んでいます。
とりあえず昨日今日でお前はアホじゃないのかという勢いで本を買ったので、ちょっと今月は粛々と本を読み進めていきたい。本命以外の本は買わないようにしたいと思いつつ、今月まじ読みたい本多くねという事実に愕然としている。
「楽園まで」:楽園を求めて冷酷な白銀の世界を歩き続ける双子の物語。

今月はマチアソビvol.5があり、はじめてのkalafina。
kalafinaはそのうちライブDVDを買っていそうな気がします。光の旋律と君が光に変えていくでヒャッハー!ってなってた。

あとプレミアム上映会で銀幕ヘタリアとバカとテストと召喚獣〜祭〜を見ました。
バカテスOVAはすごくいいできでした。すごく面白かった。

OVA『バカとテストと召喚獣 〜祭〜』上巻 [DVD]

GOSICKがアニメ化した関係で去年にエントリが爆発的に伸びていて、いつ落ち着くんだろうという感じ。でも夏が来る頃にはもうGOSICKは完結するという。しょうげきてきだ。

colorful | マチアソビvol.5レポ その2 1/29

マチアソビvol.5メインの週末2日目にして最終日。
イベントとしては次の日曜までもありますが、わたし来週の土曜は出勤で日曜しか休みがないのと、本をいっぱい買ったので多分家から出ない予定。

今日は朝からよく冷えたビールのジョッキ的冷たさ。
昨日は体の芯から冷えすぎて「こんな寒さでビールなんて飲めない」「一番熱いお茶を頼む」という状態だった。

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