わたしはダイアルアップでインターネットをしていた世代で、個人サイトを日参し、楽園で検索をかけてウェブリングでピンと来たサイトにお出かけし、自サイトには出先から飛びやすいようにリンクページを作っていた。TABキーで隠しリンクをあぶりだし、ダミーエンターを回避し、記念フリー絵ですお持ち帰りくださいと書かれていたイラストを持ち帰り自サイトのGalleryにリンクつきで飾っていた世代だ。

その時代から変わらないものとしてはこの絵はわたしが描いた、このサイトはわたしが運営していると学校の友達に言ってしまったからそのようにしてくれとメールやWEB拍手で送ってくる輩だ。そのような者に対しては飲酒中日記をあげれば一発だし直リンク対策は虫の写真に差し替えろと古来より言われている。

何が言いたいかと言えば「自分が好むもののみサイトに置け」と匿名で指図してくる人間は昔からいたし、それと同じようにとんでもないこじれた感情をマシュマロに投げ込む輩は現代にもいるんだなあと今日とあるマシュマロを見て思った。「あなたの作品は好きだけどあなたには興味ない」はよくある話だけど、なんかすごかった。twitterアカウントを知らなければよかったのにねと思った。

ちなみに嫌がらせについては正直今の方が手が込んでるし悪質だと思っている。昔はime.nuからのリンクがリファラに残るように2chにリンクを貼ってくるのが嫌がらせとしては普通だったし傷つく人も多かったように思う。取引界隈である「注意喚起」という名のDM晒しあげは時代が時代なら「キモスレ(キモいやつがキモい奴を晒すスレ)でやれ案件として扱われていた。暴力事件はあったけど今のようなえげつなさはなかったしデジタルタトゥーも現代ならではと思う。

よく話していた人のアカウントが突然消えたことも、ツイート最新更新日時が更新されなくなったことも、個人サイトやPixiv上から作品が消えることと同じようによくあることだ。わたしは基本的にアカウントを増やさない主義(分けたほうが楽に生きられるなら分ける。主語は自分だ。他人への配慮はしない。)なので、ジャンル移動がアカウント乗り換え時の人の気持ちはよくわからないが、新天地でも元気にやってほしい。