カテゴリー「 読了 」の記事
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2年ぐらいほったらかしだったらしい(帯が2005年の夏100
確か梨木香歩が好きな人はオススメ!っていう文をどこかのRO日記で見て買った覚えが。
高校生の「私」は学校から帰ってくると祖母から古いノートを渡される。
恐ろしく古くカビの匂いがすごいそれは当時年齢一桁の弟が書いた物語でびっしりと埋まっているノートだ。小学生だった私と弟と犬との数年の物語。
弟の書いた物語が多く登場する。年齢一桁だけにほぼひらがな(ここが1度は挫折した原因だ
涙腺がゆるい方は注意された方がいいかもしれない。
↓ネタバレ
弟が死ぬんだと思ってた。両親か……
死ぬのでなければ子どものうちに神隠しみたいにふと消えて生死不明になるとか(これはかなり近いけど。
ただ物語を追って、「面白かった」「つまらなかった」というだけの読み方からは卒業しましょう。「筆者渾身の一行」を摘出する齋藤流読書術のノウハウを利用すれば、「使える読書」は「使える会話術」になり、さらに「使える交際術」に。あなたの「知的脱皮」の一助に、この一冊。 (カバー折り返し紹介文より)
読むところは最初の30ページぐらいで残りの200ページ超はテンプレにあてはめた実践編。
ブログで感想を書くことについても書かれてたんですが
・好意的に書く(こき下ろそうとすると的を外した文になりやすい
・引用するところを考えながら読む
そんな感じのことが。
強調部分が太黒字じゃなかったのにまず驚いた。青字。
最終的に私が出版を決断した理由はただ一つ、本書を手に取ってくださった方が改めて物語の魅力を確認し、物語の役割に目覚め、「ああ本を読むことは何と素晴らしいことであろうか」と思ってくれたら、との願いがあったからなのです。(まえがきより)
3部構成で、第1部は博士が愛した数式が生まれたときの話、第2部は創作についてのこと、第3部は小川さんの子ども時代の読書体験について。
2部よかったな。こういう感じのことを思って書いていますというのを見るのはジャンルを問わず結構好きだ。
「主題は何でしょう、二十字以内で答えなさい」というようなテストがあったとして、その二十文字がまず浮かんでくるのであれば、それは小説として書かれる必要性を持っていないと思います。ですから、「テーマさえしっかりしていれば、いい小説が書ける」というのは幻想です。テーマは後から読んだ人が勝手にそれぞれ感じたり、文芸評論家の方が論じてくださるものであって、自ら書いた本人がプラカードに書いて掲げ持つものではないと考えております。(P66)
異形のみが住む大江戸に落ちてきた、この世界唯一の人間・雀
かわら版屋で原稿を書いて売って妖怪の町で住んで2回目の冬、年越しである。
時代劇っぽい児童書の3巻。
菊五郎が保坂家のぼんと側近を追い返すところが好きだわー。
狐火のところは綺麗過ぎるな。頭がちりちりする。
何かしら目的を持っているわけもなく、ただそこに居るだけ。彼らは、あるがままにそこにあるだけ。
だが雀には決して踏み込めない存在なのだ。
決して覗いてはいけない深淵。
雀と何も変わらないように見える雪消。だが雀と雪消の間が牢で隔たっているように、越えてはいけない境界線がある。
境界線の向こうには……
(大江戸の本当の姿がある……?)(P120)
ポリ白とかカーリーとか銃姫とかでおなじみ高殿さんの実体験を元にした漫画(インタビューなど含む)親に見られたら困るというか気まずい本という意味で取扱注意の本。
内容を分かりやすくいうなら「理想の彼氏をゲットするためには」
もっというなら理想の王子様なんていません!自分好みにカスタマイズするのです!具体例がこちら!という内容。
高殿さんがまだ大学生だった頃世間はロリコン殺人犯のためオタクは大変迫害されていたそうです。
なのに、カミングアウトできるか!
なにも知らないパンピーの彼氏に、「エヘ、夏休みとクリスマスはないから」とでも言うつもりか。
「無理!」
(中略)
「彼氏をオタクにさせることはできなくても、オタクに慣れさせることはできないのかな」……と。
——思えばそれが、わたしが男子改造計画を思いついたきっかけだったのでございます。わたしが「オーダーメイドダーリン」を作るしかなかった本当の理由(P40)
という流れでこの本がうまれたとのこと。
本の内容を実践するかはさておき(耳が痛いところありましたが)高殿さんの男前エピソードとか旦那さんの話(インタビュー含む)とかが面白かったです。
801ちゃんのほうは買って読んだんですがこっちは図書館で。
こっちはどっちかというと「傍迷惑な彼女と俺」「でも好きだからいい」みたいな。
Y子さんの言動は2人限定の時を除けばあんまり笑えなかった。私の周りにいる腐属性の人と似ていて思い出してげんなり。「BLが好き」でも別に問題はないです。問題なのは「空気読まない・萌え語りと批判は場所問わず大声で・ただし自分が批判された場合は全力で逃げるor被害妄想全開」なところが目立つわけで。
昨日「(場所をわきまえないオタトークについて)ちょっとほんまに困るんやけど……」という話をしていたからですかね。
とりあえず2巻も予約しているので待ちの方向で(2巻は飛行機のところだけは見ました。あれはきゅんとする
ちょうどあなたの読書スタンスを教えてください@雲上四季を読んだ後図書館でふらりふらりとしていた時に手に取った本。
速読はある意味自己啓発なんだとか速読でたくさん読んだところでそんなものは脂肪に過ぎないとか。せっかく本を読むんだったらゆっくり読もうぜ!とかそういうこと+実践という内容。
ある本を読んでみて、ちっとも面白くないと感じることはあるだろう。若くて血気盛んな年頃には、それが世間で高く評価されている本だったりすると、腹さえ立ってくるかもしれない。なんでこんなにつまらない本が持て囃されているんだ!? 許せない! 日本はもうオシマイだ! とブログに悪口の一つも書きたくなる。
しかし、その同じ本を、数年経ってふと読み返してみると、どういうわけか、非常に面白いということがよくある。(P99)
恩田陸の本割とこんな感じ。
こんなに過激ではないけど、光の帝国とか三月とか最初読んだ時はびみょうだ……と思った本は2回目は異様に面白かったりする。後スロウハイツの神様は筋知ってるのに同じところで転げまわったりとか。スロウハイツは今年出た本なのに再読しすぎ>私
評論の読み方のところは高校の時の「国語センター対策評論の点の取り方」を思い出してなんか懐かしかったなあ。しかしの後は筆者が言いたいことだ!とか。
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(9/7に読んだ本でしたが非公開のまま放りっぱになってました。)