カテゴリー「 読了 」の記事

1983件の投稿

アンゲルゼ—孵らぬ者たちの箱庭 (コバルト文庫 す 5-64)

長らく積んでいたのを大阪への移動中にごりごり。
普通の学園モノかと思いきや学生だけど軍隊で謎の奇病ものでした。
登場人物は中学2年生なんですが正しく中学2年生でした。

暗くて重くて腹にずっしりきます。救いねー。
男子2人、エティカヤのあれこれみたいにどっちか死ぬんじゃね?と思いました。

千住家の教育白書 (新潮文庫)

千住家子供時代の話。千住家にストラディヴァリウスが来た日より前の話で、子ども達の中ではマリコとバイオリンの話が一番多い。題名こそ教育白書だけど「千住家の物語」だな。

「何を悩んでいる。人生には幾つかの鍵がある。その時がきたと思ったら、ひたすら頑張るだけなのだ。僕は最初から勝敗は問題ではないと思っている。そのチャンスを捨てる態度が好きではないよ。鍵は開けるべきだ」
マリコは目を輝かせて父親の意見を聞いていた。(P210)

いしいしんじのごはん日記 (新潮文庫)

日記本。2001.9.12から2002.12.31まで。
いしいしんじのごはんと創作と生活についてのあれこれ。

ぼくはサイン本に、一冊ずつちがうイラストをいれており、お客さんが店頭で好きな絵をえらんだりしていたのですが、青山ブックセンターでは、「クーツェ」以降、本にビニールカバーをかけることになりました。いわゆるビニ本ですな。これはいじわるのためでなく、本をきれいに保つためです。(P168)

間違ってないけどおかしいと思った。

日々ごはんのいしいしんじバージョンという感じ。えりんぎのひととかいかがですか(゚д゚)

ほぼ日ブックス#0010 ダーリンコラム (ほぼ日ブックス)

ほぼ日刊イトイ新聞のダーリンコラム書籍版。
内容は1998年から2000年まで。

ぼくが、知り合いに「自殺したい」と言われたら、どうするだろうと考えてみた。「ばか!」と言うか、「なんで?」と言う。
それくらいしか思いつかなかった。
この「なんで?」の問いに対して、説得力のある答えなんかが返ってきたら、ひとたまりもないね、ぼくなんか。そうか、なるほどなぁって黙っちゃうだろうな。
善いことか悪いことか知りませんが、それくらいしかできないです。

(P41)

考えてみた。やっぱり「なんで?」か「あかん!」だろうな。自殺したいではなく誰かを殺したいでも同じだなあ。なんか答えが返ってきてもお願いだからやめてくれとか言ってる気がします。時期が時期なのでそんなことを思いました。

生徒会の一存 (富士見ファンタジア文庫 166-7 碧陽学園生徒会議事録 1)

ちょーバカだった。主にギャグです。喋ってるだけです。
特に何も起こらない、高校生特有のやたらテンション高いアホトークを本にしましたという感じ。ああこの感覚は物凄く覚えがある。

とりあえず2巻も予約してしまってるので待ってみる。

亡羊の嘆 鬼籍通覧 (講談社ノベルス フ I-06)

4年ぶりの新刊。法医学教室事件ファイル(無駄に土ワイ風
舞台は大晦日のとある解剖から始まる。テレビで人気の料理家、夢野愛美が異様な刺殺体で発見された。

バナナマンは脳内で日村で再生された。こええー。
龍村先生の出番が思ったより多かったです。その分筧君はかなり少なめだった。内容はそんなにぐろくないです。ホラー的でもないです。

今までなかったどーんと登場人物紹介があったことに4年の歳月を感じた。忘れた人のための対処なのだろうかー。

天上の羊 砂糖菓子の迷児 薬屋探偵怪奇譚

貝かよ!

あらすじが

師匠・秋に憧れる店長・リベザルは依頼を承諾。だが、捜査に立ちはだかったのは何と秋自身だった!?

て言ってたからリベVS秋な展開かと思ってたらそれは全然違ってた。
登場人物紹介に花屋とかゼロイチがいたのでとてもにやにやしながら読んだ。

呼び方は師匠で兄貴だったのでホッとしました。
隠居隠居いってるけどやってることはいつもと変わらなかった。

ていうか名前出てないけどラスト付近のこれ、高遠さんだよな。はやく秋と対面してほしいものです。

あとがきのあれですが、高里さんと同じでした。
だから私はPBWを(ry
安住の地はまだ程遠いですが。PB3もっと流行れー。

ゴールデンスランバー

久しぶりに伊坂幸太郎作品で当たりを引きました(でも伊坂幸太郎俺ベストは「ラッシュライフ」と「アヒルと鴨のコインロッカー」なのです

首相暗殺の濡れ衣を着せられた青柳雅春の闘争と逃走の日々(約2日間)
図書館革命のときも思ったけど私「逃避行真っ最中の人を励ましたりささいな手助けをしたりする脇役」がすげー好きなようだ。
ささいながどのレベルぐらいかというと「泣いてる人に飴玉あげる」ぐらい。

桃色トワイライト

だらっだらしているときに読んでいた。
割と何回も読んでるけど毎回同じところでにやっとしている。

あっちこっちでエッセイとか書評書いてるし「三四郎はそれから門を出た」系の本が出ないかなーとひそかに期待している。

プロトコル
多分初めて読む(Re-bornに載ってたのはなんとなく飛ばした覚えがある)

有村ちさとは大手ネット通販会社のカスタマーサポートセンターでに勤めていた。あるクレーマー撃退の一件から厄介者扱いをされていたが能力を買われ情報システム管理部へ行くこととなった。

有村ちさとにはある能力があった。ローマンアルファベットに並々ならぬ愛着を持っていた。おかしな構文の英文を見たら突っ込まざるをえないし、ただの羅列に見えるアルファベットがある一定の法則をもって浮き上がってくるのだ。幼いころに父から受けた英才教育の結果とも呪いともいえるその能力はちさとを争いに巻き込んでいくのであった。

争いといってもネット通販界を揺るがすようなものではなく、派閥争い的なものと、出来の悪いSEとの戦いと、「誰も気を止めないような飾り的存在の妙な文法の英文」を読んでしまう自分との戦い。

これは面白かった。
事件の顛末は意外というか拍子抜けというか灯台下暗しにも程があるがな!という感じだったけど。

読もうと思った理由はここ見てる人では3人ぐらいにしか分からないことなんだけども。日本全国見ても50人ぐらいしか分からないんだけど。

殺して何が悪い? ——ある大量殺人者の告白
ジェフリー・K・バーンズ著 有村騏一郎訳

タイトルと著者は関係ない。その訳者である。ちさとの父ちゃんの名前が問題なのである。もう随分と記憶も薄れてきたし(私は一期のみの参加で円卓以外はあんまり参加してなかったから特に)どんなキャラだったかぼんやりしてるんだけど名前にはしっかり反応してしまったよ。

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