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結局、人生はアウトプットで決まる 自分の価値を最大化する武器としての勉強術

ブログなどでアウトプットするには多くの人に読んでもらわないと意味がない。多くの人に読んでもらうには読まれる文章がである必要があって、シンプルで、読みやすく、わかりやすいこと。プレゼンと同じでサービス精神であれもこれもと盛り込んでしまうのは逆効果(つまり布教でいろいろつめこんじゃだめってことだ)、

インプットは好奇心が命。興味のままに体験してみること。

アウトプットだからといって書くことばかりじゃなくて後半は話すこと、プレゼンすること、良いプレゼントとはという話に割かれている。次は話すことの本かな。

「モノを正しい場所に置く」だけで部屋は自然とキレイになる

去年の秋にこんまりの本を読んでヒャッハア! って200冊ぐらい本を捨てたらちょっと快適になって、今その場所にマステが入った缶が増殖を始めていてやばいと思っている。最近は片付けの本を見ても大体書いてることは異口同音で「モノの住所を決めよう」「出したところに戻そう」「ものには必要な量がある」っていう感じ。

多趣味な人ほどモノが多い傾向にありますが、趣味で使うモノは楽しみや刺激を与えてくれる大切なモノ。無理に減らす必要はありません。

(P42)

だから私のマステは減らさなくていいんだよという慢心。使い切れるかどうかはおいといてどれも好きなんだ。いつでも使いやすい収納方法を考えてるんだけどなかなかない。でも本は定期的に処分したほうがいいんだろうなっていうのは思うんだ。床に直置きされたカオスを見る。

([し]10-1)私たちがプロポーズされないのには、101の (ポプラ文庫)

タイムラインで時折話題に上がる人だったので読んでみた。タイトルの通り「そういうことやっからプロポーズされないんだよ」って未婚のプロが見開き2ページで語る本なんだけど、一番笑ったのは「電話一本で駆けつける」「クラシアンか!」
さくっさくっバッサリっていう感じで実に軽快。面白く読めました。

魔眼の匣の殺人

前作の屍人荘の殺人は飛び道具クローズドサークルで今回はTRICKっぽさあるクローズドサークルでなんかちゃんとしてる。
「ちゃんとしてるクローズドサークル」って何って話だけど、ちゃんとしてるクローズドサークルなんだよ。こいつを隔離しようとかそういうの。
今回は予知とか予言とかそういうの。TRICKっぽさあるけどTRICKじゃないんだ。丁寧な仕上がりだー。
館の見取り図とかアリバイ表とかあるの無条件で評価高い。とても面白かった。

一生楽しく浪費するためのお金の話

いや面白かったね。
一時期狂ったみたいにお金の本を読んでいて(図書館でこの棚の右から左へで読んでいた)そこでよく目にしたことがこの本でもよく出ていた。ので初心者向きであってもかなり実用的な本だと思う。
初心者向けだっていうのは対話式で相当分かりやすく書かれていると感じたー。
あとオタク特化だけに東京で生活をスタートさせるならこのぐらい必要とかあったり、この手の本で出てくるのは「4人家族、住宅ローンと教育資金について」「老後について」「借金が〇万円あります」とか自分にはまるでかすりもしないモデルケースが多いんだけど、「実家暮らし未婚」「もうすぐ結婚予定」「障害を持っている兄がいます、将来は自分が大黒柱になると思う」みたいなこれまで読んだ本とは一線を画する人がたくさん出てくる。年収の話より「推しは○○です」と沼の出自について語られている方が多い。
でもそんな内容でもiDeoco・投信・生活防衛資金(本書ではそういう名前では語られてないけど)についても多く、実用的なQ&Aも多い。
自分の貯金方法で「推しがツイ廃じゃない人向けでTwitter更新したら貯金というのはおすすめ」は頭いいな……って思った。

わたしの貯金周りではこの本の前身となったよいこのファイナンスの時に書いたエントリ(colorful | #よいこのファイナンス を見ながらするお金の話)にも書いたけど、本書の最終章で書かれている投資信託では

はじめての人のための3000円投資生活

この本分かりやすくてよかった。この本もだいぶ初心者向けだと思う。これやったらいいよぐらいに書かれている。

iDecoに興味を持った方にお伝えしたいんだけど、iDecoは本腰を入れて取り組むぞと思って申し込んでも実際に引き落としが始まるまで3カ月ぐらいかかるので、とりあえず興味を持った時点で資料請求しておいたほうがいいです。わたしはSBI銀行以外は良く知らないのでそこのリンクを貼る。
iDeCo(個人型確定拠出年金)|SBI証券

小説 映画刀剣乱舞

映画刀剣乱舞のノベライズです。ばっさりと書いてしまうと小説としてはあんまりおもしろくない……。
ト書き会話説明って感じであんまり情景描写や心理描写には割かれない。いやよくあのボリュームの映画を40字×16行×200ページ程度で収納したなという感じはあるんだけど、これを読んで映画を見た気分になろうというのはあんまりおすすめできない。刀剣乱舞についてあんまり詳しくはないんだけど予習としてっていう人は普通に映画見たほうがいいです。
映画であまりしゃべらなかった山姥切の心理描写を読みたいとか、どうして日本号だけ寝間着姿だったのかとか、川のシーンについてもっと詳しくって言う人は読んでもいいかもしれない。あとざっくり映画の筋を思い出したいという人にもいいかもしれない。
でも繰り返して言うけど小説として面白いものを読みたい人にはあんまりおすすめできない。

カレー沢薫の廃人日記 〜オタク沼地獄〜 (幻冬舎単行本)

何かというとFGOの土方さんと刀剣乱舞のへしきり長谷部の話をして急に夫婦の話に数行舵を切る本で、この類で著者が女子だったりすると腐ってる率が高いような気がするんだけど、夢女子だと書いておられた1。かなりパンチの強い夢女子だった。でもオタク的に含蓄の深い話がボロボロ出てくる。面白かった。

回すしかないのである、経済を。

(P100)

大体オタクというのはスぺランカーぐらいよく死ぬし、ちょっと目を離したら何か沼にはまっているという、注意散漫な生き物なのだ。

(P92)

オタクというのはつくづく、死ぬチャンスに恵まれている。
まず「萌え」というもの自体が体に悪いのだ。何故体に悪いかというと、シャブが体に悪いのと同じ理屈だ。特に幻覚をよく見るところが似ている。強い快感があるが、その代償も大きいのだ。

(P125)

JPEGに金を出しているわけではない。たまたま推しがJPEGに描かれていただけなのだ。

(P120)

オタクにとっての敗北とは「後悔」のことだ。いかにこの後悔をなくすかがオタクにとっての課題だ。行きたかったイベント、舞台、ライブ、欲しかったグッズ、これを時間や金銭的理由で諦めた時、それに対して1ミリでも後悔したら敗北である。

(P187)

だから、俺が長谷部に「愛しています」とか言ってほしいと願っていると思ったら大間違いだ。
長谷部に言ってほしい台詞第1位は不動の「こんなに、尽くしたのに……」だ。
どういうシチュエーションかは聞くな(永遠と言えるほど長くなるから)。

(P30)
  1. 「私は乙女ゲーも好きだが、乙女ゲーでも何でもないゲームを乙女ゲー視点でやるもっと性質の悪い夢豚だ。」 []

ゲイだけど質問ある?

「同性愛者についてのあるある質問に答えていく」というスタンスで、とてもライトなノリで語られているLGBTと接する心構え的な入門書だ。
「いつ自覚したの?」「初恋っていつ?」「ゲイの友情と恋愛の境目は?」「腐女子ってどう思う?」ていうものから
そりゃそうだよなーーーと思ったのは「同性婚って必要?」「同性愛者は『生産性』がないの?」の項目だ。
引用するととても長くなるので端折る。
結婚について、どんなに愛し合っていても法律上はただの他人、愛は法律には勝てない。パートナーであることを社会的に証明できる結婚は素晴らしい制度。結婚するしない、したけど離婚する。そういう男女には当たり前に選択できる制度が同性愛者にはない。事実婚でいいじゃんなんていうのは個人の主観で、結婚する権利が与えられないのは別問題。「結婚する」「結婚しない」を選べることに意義がある。そういうのが真の意味で平等な世界だっていう話をした後にする、2018年かなり話題になった「同性愛者は生産性がないのか」という国会議員の発言についての項目がすごいぜ。

ちなみにフフって思ったのは「SexyZoneの佐藤勝利から目が離せない」という項目だ。鈴掛さんはハロプロ(特に娘。)が好きでセクゾンも好きだそう。わたしのタイムラインにめっちゃいそう。

あとこの方歌人だそうで、途中に挟まれる短歌が「加藤千恵が好きな人は多分好き」って感じのすごい好きなやつ。

式神仙狐の思い出帖 (富士見L文庫)

生まれつき病弱で、転地療法として亡き祖母、喜代の家で暮らすことになった嘉月は祖母宅に入るなり三尾の狐、冬青(そよご)と出会った。冬青は記憶を食らうあやかしだった。冬青から嘉月は自分が魑魅魍魎の餌になりやすい体質であることと喜代との約束で留守宅を守っていると聞かされる。冬青は記憶を食らう妖怪である。街中で記憶が欠落している人が増えていて嘉月もその一人だ。そこまでいうなら記憶を返してやらんでもないが、と冬青は切り出した。

夏目友人帳だなーと思ってたらどっちかといえば少年陰陽師(初期)だった。もしくはマルタ・サギーのマルタとアウレカ。そんな感じで嘉月と冬青がどういう関係なのかはわかると思う。
ふふーんって読んでたら時々ガッて好みのツボを突いてくる本で、後半は終始やばかったな。めっちゃにやにやした。
もじゃもじゃが可愛いんだよ。ポニョみがあって。

2巻発売を来週に控えたシン・浪費図鑑 みたいな話を貯金関係の本で見かけたので衝動的に紹介エントリ。

NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意
横山 光昭 伊豫部 紀子
新潮社
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こちらです。

ある人はこう言いました。
「『必要』は、生産性のないもの(三つのモノサシでいう消費ですね)、『欲しい』というものは、生産性があって今後の自分にも役立つもの(投資ですね)と、逆に、単に自分が欲しい、意味がなくても言い訳なしでほしいものだ(つまり浪費)」と。
この人の考えで驚いたのは、欲しい物は欲しい、と認めてやっているということ。
(略)
私たちは、欲しいという気持ちを悪いものとして否定してしまいがちなのですが、この人には「欲しい」というタグをつけ、その認識のもと、「欲しいから買う」と認めてやっているということです。自分なりの価値観を持った上で、現実を否定しない考え方が大切だ。
(略)
だから「浪費」も「浪費はするな」ではないのです。ちょっと挑戦したいもの、楽しそうなもの、欲しいものがあったら、浪費という認識のもとお金を使ってみては?と言っています

(P45)

 横山さんは。「衝動買いしてもいい」「ムダなものを買っちゃってもいい」「失敗したっていいじゃないですか、失敗を自覚さえしていれば、それさえ投資になりますよ」といつも言っています。
 その先にある幸せを見据えていれば、今の衝動買いにによる幸せもまた必要な物だし、長い目で見ると吸収できると考える余裕も出てきます。
 逆に、お金を貯めることが、未来の不幸を避けるために必須なことになってしまっていると、いくら貯めても不安はなくならず、きりがなくなります。

(P96)

あと小銭ばっかり入った財布を「浪費財布」として運用してはどうかとか、最初から「浪費」を予算として組み込んではどうかとか、浪費財布があったほうがコンビニで無駄遣いしても罪悪感がないみたいなことも書いてあった。
ちゃんと消費と投資と浪費の理想的な割合はこのぐらいで、まずはこのぐらい貯める、これはやっちゃだめみたいな話もたくさん載っている。

この人のお金の本は面白いし分かりやすいし実践しやすいのでおすすめです。

年収200万円からの貯金生活宣言はじめての人のための3000円投資生活

この辺が有名なんじゃないかなあ。

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