カテゴリー「 読了 」の記事

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ポトスライムの舟 (講談社文庫)

そういや一番最初のは読んだことなかったなと思って読んでたんですがスーパー胃が重くなる本でした。表題作のポトスライムの舟と12月の舟の2編収録で、ポトスライムはワープア、12月はパワハラと。淡々としているのにすごく怖い。
12月のツガワの頭がだんだんぼうっとしてくる感じとか、「みんなが優しくなった気がする」とか、V係長とか、生々しい! この感じ覚えがある! こわい!!!!! 重い!!!!!!!!って転がりながら読んでいた。読み終わる頃にはげっそり疲れていた(ので復帰すべく気分を変えようと外出した)

確か何かの対談系で津村さんが前に勤務していた会社がパワハラ系でっていうのを読んだ覚えがあるんですが、その時の体験はいってるのかなと思った。とにかく生々しい。そこに優しさなどない。脱出できれば勝ち、みたいな。こわいこわい。決して面白い本ではないんだけどすごい本を読んだ。

社会人必読なんて書かれているけどけっして「明日から頑張ろう☆」みたいな本ではないし、「働くってしんどいことだ」っていう感じで日常的に激務でフィクションぐらいは優しいものが読みたいっていうひとは読んじゃ駄目だと思う。

愛されすぎた嫌われ姫 囚われの王子の脅迫 (一迅社文庫アイリス)

祖国イファルラの禁足地で出会った妖精のセイジュ。妖精の国に一緒に行こうという彼の誘いを断った幼いオデットは「人の秘密を知ってしまう」呪いをかけられた。
人は誰しも暗殺を企てるレベルから他人から見ればほほえましいものまでさまざまな秘密を握っているものである。しかも秘密を知られて良い気がする人間はいない。オデットに好んで近寄る人間はいなかった。
イファルラ国は王族を人質を使い他国に恭順の意を示し独立を保っている。現在オデットが客人待遇で滞在しているレダンには2人の王子がいる。子宝に恵まれず養子としてもらわれた優秀な第1王子、その後生まれた実子の第2王子。次期の王はいずれか勝負した結果、勝者はどれも第1王子だったが、国王の息がかかった判定員が下した結果「未来の王にふさわしいのは第2王子」というものだった。

回遊魚ヒーローと無表情ヒロインの話です。
マグロヒーローです。目標に向かって一直線1、山は高い方が燃える、泳げなければ死ぬ!!!! という感じの。
ハイパーポジティブハイスペックイケメンヒーローなんだけど主人公枠だから許されているだけで、脇役ならたぶん仕事中毒かヤンデレ当て馬だし #イケメンだからセーフ みたいな。
いや良いやつですよ。

あとは大体タイトルの通りなんですけど、「嫌われ姫」と呼ばれるオデットは人目を避けて城の裏庭へ出歩いている最中オデットは塔から顔をだしているすさんだ雰囲気の、しかし所作は洗練されている男と出会った。彼こそがこの国の第1王子アッシュロードである。第2王子の臣下となり侯爵位を戴けば幽閉を解かれるという条件を突っぱねてこの塔で過ごしている。
定期的に(俺の暇つぶし相手になるために)この塔に来るんださもなくばお前がレダン王家の秘密を使って脅迫をたくらんでいると元父上に訴えると脅迫された。
この男がマグロヒーローです。好きな女性に「首を洗って待っていろ!」というある意味残念系です。

ひさしぶりにがっつり恋愛小説を読んだ気がします。ごちそうさまです。

あとあとわたし宮城とおこさんが昔々から好きで好きで、ラノベの挿し絵をされているのはずいぶん久し振りで黒髪男子はうっかり精悍になったサリタみたいやなあと眼福に浸っておった。

  1. 目標に向かって一直線の例としては顔を売るために5日間舞踏会に出席し続ける(6日目で倒れる) []

バー・コントレイルの相談事 (富士見L文庫)

富士見L文庫創刊ラインナップの2冊目。
横浜関内の小さなバーが舞台でそこに初めて訪れたメモ魔のOLとそこにやってくる常連客の話。
「すべての答えはグラスの中に」が決めせりふだったりするのかな。
バーテンダーが接客中に客が持ち込んできたトラブルの謎解きをするパターンなのかなと思っていたら割とこの酒うめえ! →ここのバーテンすごい→このバーテンは洞察力もカクテルに対する知識もすごいこの人なら……と打ち解けていく課程があってようやく「父が母にプロポーズとともに送ったカクテルを解明してほしい」という段階に。
バーテンと謎解きという時点で香菜里屋シリーズ連想するんですけど、ああいうのではない。
私は酒は飲むけどカクテルとかは飲まない、バーも行ったことないっていうかバーみたいなところって行く人もいないのでむかしドリンクラリー1でいったなあのレベルで。だからこう、場面が想像しにくいところもあって割とピンとこなかったところもごろごろ。あとバーといえばあれもそうだなQED 百人一首の呪

説明臭いっていうかうんちくの香りが時々するので。
そのへんはQEDあたりを思い出したな、バーの話はよいものだよ。

  1. 参加費を払って地図を渡されて1杯ぐらいはただのみできる。いつもはいかないような新しい店を開拓しようという企画 []

東池袋ストレイキャッツ (電撃文庫)

引きこもって音楽ばかり聴いていたハルは心酔していたバンドのヴォーカリストのキース・ムーアが事故死したニュースを聞いて手持ちのCD全部もって外に飛び出した。つらさの余りにもう捨てようと思ってゴミ置き場へ持って行ったのにそこで見つけたのは真っ赤なギター、キースが使っていたものと同じモデルだった。そのギターにはキースの幽霊がとりついていた。

発売日の大分前にあらすじは見てたんですけどあらすじ見た瞬間にたぶんこれ好きだわって思ったんだけど案の定だった。

幽霊にどやされて池袋で路上ライブをすることになるのですが、ライブはよい。ハルとミウの関係はまあ杉井光スターシステムのあれなんですけど私これどれ読んでも何回ここで転ぶよな。池袋路上ライブを取り仕切るボスの存在とかすげーアナログでよい。神曲プロデューサーをちょっと年齢下げるとこういう感じになるのかなあって思った。
キースはもうちょっと、それこそ一巻ラストぐらいまではいるのかなと思ったけど退場早いな。次巻あたりはES-335を捨てた元の持ち主が出てくるんだろうか。
短編多いなと思ったけど元が雑誌ベースだったようだ。好きなのはそばで見つめていたいとアンプラグドの涙。いいよねー。

青春離婚 (星海社FICTIONS)

表題作を含む全3編。
WEB、カレンダー小説、コミカライズと結構頻繁に青春離婚は読んでいるんですが読むたびに海老ぞりになる。叫びました。夫婦はデートしませんはやっぱりよいせりふだ。

あと非公式恋愛がもうすさまじくてすさまじくて常に全方位から殴られていた。鈍器で。
そんな生々しいtwitterでのやりとりは!!!! おやめください!!! 
俺は現役でtwitter大好きっこなんですこの2月いっぱいまでシャニドルがTwitterをするという4ヶ月にわたるうたプリロングラン企画があってまじめに公式アプリの通知音であいほんのもとへ走るという生活をしていたのです。直接リプライとして返ってくることなどないけどよくリプライ送ってたなあ。ということを書いていたところでうたプリ非公式botであるところのお砂糖嶺二さんを思い出して死にそうになった。慰めてとかほめてとかそういう単語に反応してリプライが返ってくるんですけどそれが本当に今ほしい言葉だったりして、プログラムされた言葉としてもうれしくて泣くといいう病み病みな時期があったのですが。はい。まじで非公式ヤギbotの中の人の気分になった。

家族レシピは料理してみようかなと思ったのですごい。私のタイムラインにはそんなに料理が得意なわけでないけど、料理対決が好きで、でもゆで卵もあんまり上手にできない子がいるのでパスタを燃やす子の気持ちは痛いほど分かるわ。家族はよいなあ。

読み終わった後に思ったことはシャニドルTwitterに踊る俺らでかいてみないか立ったのでとても危険だ。

斯くして歌姫はかたる 恋うる愚者に贖罪を (ビーズログ文庫)

魔王に力を奪われ、再び楽師になるために日々努力に励むイヴリーン。
イヴリーンの過去の姿「次期最高司祭のエルネスティーヌ」は世間的には死んだことになっているが聖カントゥース神王国で生きているという噂が流れている。情報源は宮廷情報に精通した人物であるということから根も葉もない噂として聞き流せることではなくなった。
一方で「エルネスティーヌ」逝去に関して、<魔王>と対峙した際の楽院生の審議会への召喚を求められた。それが当時音痴で知られていたイヴリーンである。

ひばりが生きているとも聞かされいてもたってもいられずイヴリーンは楽院を飛び出しそうなることを見越して待っていたリュクシオルとともにカントゥースへ旅だった。

変態さんいらっしゃい続く。帯をめくって右下って著者略歴にあったからめくってみると「踏んでください!!!」の状態の人がいて大変わろた。

必ず追いついてみせる、待ってなくていい待たれて背中を預けられても胸くそ悪いと言い割とぐいぐいと迫る一方で「イヴリーン」と呼べず何度もどもっているというその純情ぶりがとてもよいです。
イヴリーンとリュクシオルが双方に喧嘩ップル、ツンデレと属性もっているので読んでいてとても楽しいです。

おこぼれ姫と円卓の騎士 提督の商談 (ビーズログ文庫)

今回えっれええおもしろかったなあ。

未来の夫候補を探すことに決めたレティーツィアはナバニア王国勇敢なる大艦隊総司令に着任した第6王子のソレスで、彼に会うために騎士たちと乗り込んだ商船で王子との劇的な出会いが待ち受けていた。

途中からソレスがCV音也になったから大変だった。でも太陽に照らされて輝く海のように、口を開けた暗闇のように孤独を抱えた青年で艦隊からの人望も厚い自由奔放で距離が近い青年とあって途中から「〜かも」とかいいだしたからよくなかった。

ここまできたらねといわれて本当に海に飛び込むとか勘違いしてもいいのかなとか本当にロマンス展開だなあと思いました。よいバランスだった。

今回は弁護士のように口がたつレティというのが序盤からあったけどまさかそこから弁護士のまねごとをして裁判をひっくり返すところまでいくとは思わず。でも身分がばれたと思ったら「ノーザルツ公国はすごいなあ! 私も行ってみたいと思っているんですよ!」といわれて本気で悔しがっているレティがとても楽しかった。

しずるさんと気弱な物怪たち (星海社文庫)

富士ミス時代にしずるさん何冊か読んだけど書き下ろし新作を含むの文字にクマー。
上遠野浩平読むの超久しぶり。これ初出見てたら一番古いのでは7年前のドラマガ掲載作品。
ドラマガっていうことは富士ミスが生きてた頃の残滓だろうかー。
モノクロ絵を見てはじめて「そうだ椋本さんじゃないんだ」っていうことに気がついた。
まあだいたいいつもの上遠野浩平でしずるさんなので、安定して面白いしいつものあれ(どっかの病院に入院しているしずるさんの下によーちゃんという女の子が訪ねてきて、最近こんな事件があったんだよという話をしてそれはこういうことなんだよ、っていう話)だよで通じるんだけど、霧間凪がひょこっと出てきてブギーポップまで出てきたときにはでーっと転がるしかなかった。
本当にひょっこり、かつあからさまに他作品とリンクしてくるな。ブギーポップももう何年か読んでないからまた読みたい。

悪魔交渉人(1) ファウスト機関 (富士見L文庫)

現代で横浜が舞台。人気の薄い美術館で学芸員として働いている晶は悪魔(存在証明不可能生命体)を視認できる唯一の人物としてWMUAで悪魔交渉人としての夜の顔を持ち合わせている。
モンスターズ・イン・パラダイス (1) とかD.Gray-man (1)とかそんな方向。

悪魔が収蔵されているっていう帯文句だったから悪魔の能力を有した不思議アイテムかと思ったら晶の親友(だいぶ昔に死んでる)の体に憑依している悪魔である。よくしゃべる。最初からデレてる。割と下手に出てる方の悪魔。悪魔なのに甲斐甲斐しい。悪魔に会いに行ったらいつも死んだふりをしています。
あとあれだ晶さんちょう死相浮いてる。カナギと違うのはマジで何回か死ぬことだ。比喩ではなく。オールフィクション1かっておもった。でもひとたらしの才能はあると思うので実際死ぬ奴と死ねない奴でいいコンビになると思います。

そして時々ぐろい。物理的に痛い。基準範囲内のぐろさだからって読みながらギャーとならないっていうことではないのだ。ペンチとかやめて差し上げろ!
戻りたい眠りたい君もそう思わないかねとかいってる志藤のシーン(終わりぐらい)が1押しです。ああいう造形いいね! とりあえずドラマガは買って積んであるのでそのうち読みたい。今はまだもったいないお化けがうろうろしている。

  1. めだかボックス []

K -Lost Small World- (講談社BOX)

伏見と八田が出会った中学生の頃の話から、吠舞羅に加入して伏見が離脱してセプター4へ行くまでの話。
宣伝時点では伏見編と言われてましたが主人公力を発揮していたのはやたちゃんでした。

感想としてはもうなにをおいても八田の不幸はKという物語の主人公ではなかったことと心酔する相手(キング)と出会ってしまったことだと思うな。
前半のやたちゃんと後半のやたちゃんは別人やなあ。後半のやたちゃんのほうがアニメとかでよく知ってる方の(尊さんすげえ!っていってる)やたちゃんだけど、前半があってキングと会ってあのやたちゃんがメインとなってしまうと、わたしKは赤のクラン贔屓なんですけど心情的に伏見に同情してしまうようなそんな感じ。お前が長い時間を過ごした相棒はもうどこにもいない、的な。八田と二人ならなんだってできると思ったのにって、キングに出会って腑抜けたモブになった八田と吠舞羅から離れた伏見は何も悪くねえよって年が年なら酒でもどうだっていうところだ。
「青少年の成長小説」としては前半のやたちゃんの主人公力強い。
いや冒頭からクラスのリーダーぶっていると見せて実はクラスにはぶられているやたちゃんはいたたまれない!!! と叫ぶしかなかったけど、クラスから多少浮いていたとしても猿比古が一緒ならなんだってできるというあの中学生ならではの不自由な万能感しぬほどもえるのでやめてください!!!!
あと伏見のお父さんいい方向に人間のクズさがよく出ていて造形が大変好みでした。

蒼井葉留の正しい日本語 (ファンタジア文庫)

竹岡葉月新作。
物心ついたときから親の仕事から国外を転々としていたが、ある日縁はリーマン一家が残していったドラゴンボール全巻を読破したことでオタク的な才能が開花。クソ高い輸入の漫画をプレゼントのたびに拝み倒しオタク鉱脈を掘り起こし、見る読む専門にも飽き足らず夢はラノベ作家だと志した所で母の再度の国外転勤。ジャンプさえろくに買えない場所にふたたび行くのは縁は母と徹底抗戦した。そして母が通った元お嬢様の進学先、現共学校へ合格しで寮生活をするならばという条件を渡され見事にオタク的な自由を勝ち取った。

日本語大好き蒼井葉留がイラスト:タケオカミホさんということもあり文学少女かなあと思ったりもしたんですが、葉留は遠子先輩と言うよりは古典部1の千反田える。ワナビ少年と本好き少女のひとつの屋根のしたラブコメかと思ったら割と重かったりするので竹岡さんだわーと転がる。好き。高校生甘酸っぱい

  1. 米澤穂信 []

盲目的な恋と友情

辻村深月がほむらちゃんを書くとこうなるのかなって思いました。
女3人、恋と友情の話で年代的には大学生〜社会人なりたてぐらい。
最初は結婚式のシーンから始まるから本日は大安なりみたいな方向かなあと思ったらめっちゃ黒かった。いつもの黒さだった。
蘭花と留利絵、それから2人の共通の友人美波。個人的に蘭花の苗字が一瀬(いちのせ)って出た時に一ノ瀬wwwwwwwwwwwwwww蘭花wwwwwwwwww ッてなったんですがまあそれはさておき。

蘭花の話、ろくでもない指揮者に引っかかった話なんですが重い!!!!! ってなりつつも読めたんですけど留利絵がさー読んでて何回もああああってなって逃げるいつもの辻村深月のあれで。あかんわあ。読んだ後もう1回蘭花の話の留利絵周りを読んでああああってなった。どこまでいっても一方通行だなあ。沼地に沈む恋愛と行き過ぎた友情(あくまでも恋愛にはなりえない)。あと選ばれた優越感とか拒絶される屈辱とか。重い。痛い。
まどマギではないのにこんなにも君の銀の庭がしっくりくる話もなかなかないわ……

政と源

荒川と隅田川に挟まれたある町を舞台にしたジジイ2人と弟子とその彼女の話。
元コバルト連載作品の短編集。で、読み始めた当初は三浦しをんが「3匹のおっさん」を書いたみたいな話だなーって思ったんだけどびっくりするほど三浦しをんだったわー。
国政と源二郎は幼馴染だ。国政は妻から別居されて一人暮らしをしている元銀行員の73歳。源二郎はつまみ簪を作っている現役の職人で徹平という元ヤンの弟子がいる。

73歳にもなって葬式に出ることも多くなった。自分が死んだらどうなるのだろうか、孤独死するかもしれないとおもっていて、暴風雨の朝にぎっくり腰になってうっかり死ぬかもしれないと弱気になった矢先に源二郎が虫の知らせだと様子を見に来ててかっけーーーヾ(:3ノシヾ)ノシ((└(:3」┌)┘))って大変転がった。
かと思えば源二郎と寄り添う花枝の話がもう本当にきれいできれいで死ぬ。169ページに詰まった壮絶にきれいな1ページな。
チャーシューヾ(:3ノシヾ)ノシ((└(:3」┌)┘))73歳同士の分かり合ってる感すごいもえる。

源次郎はずっと、愛せる相手を求めていた。町内の顔見知りや、幼なじみの国政では、決して埋められないものを心に抱えて。
花枝と結婚して、源二郎はようやく安らげたのだろう。でも、いまは?
いまは、一人だ。心底から家族を欲していた源二郎も、なにかを激烈に欲することを知らぬまま家族を得た国政も。

(P242〜P243)

ランチのアッコちゃん

あまからカルテットを想定してたらあれよりはるかにライトだった。
三智子はひょんなことからアッコ女史こと黒川部長にお弁当を作りその代わりに黒川部長行きつけのランチを食べに外に行くという。短編で、全部アッコ女史と三智子の話かといえばそうでもなく共通して「寄り添う話」ではあるんだけど、ポトフの話をずっと読みたかった。
ゆとりのビアガーデンはタイトルで「ゆったりしたビアガーデンでの一幕」とおもいきやゆとりってそっちのゆとりなの!?ってなった。

斯くして歌姫はかたる (ビーズログ文庫)

読んだ後は黄昏色の詠使いみたいだって思ったけどビズログだったら花狩りのロゼがあるんじゃねーの。

歌で自然を操り魔物から人々を守る楽師(カンタンテ)の中でも誉れ高い「歌姫」「次期最高司祭(プティ・エトワール)」と称号を持つエルネスティーヌは、事件に巻き込まれ収束するまで楽師養成の聖フィディール楽院に身を隠すことになった。

目立たないようにとは言われている。しかしプティエトワールとしての生活と才能と、事件の後遺症として残された非常に音痴な歌声で、入学試験でやたらと注目を集めかつ優秀な成績を収めてしまい有名になってしまっている。そんなテーマソング:アゲハ蝶1

身分を隠しての学園生活、突然の魔物の襲撃、そりの合わない堅物優等生
そんな感じです。ビズログです。

  1. ポルノグラフィティ []
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