カテゴリー「 読了 」の記事

1983件の投稿

グァテマラゆらゆら滞在記

アパートを引き払い、家財道具いっさいを処分して、トランクに詰め込めるだけの荷物が全財産。誰にも行き先を告げずに、ひっそりと日本を脱出する。——そんな逃亡の旅に出ようと思った。

(P7)

ひっそりと消えるはずが盛大な送別会のすえ行った先はグァテマラ。
グァテマラはメキシコの南にある国で言葉はスペイン語らしい。1年間の生活。
写真は表紙に使われているものが全てで、中身は文章でみっちり。

この本が約10年前に出たものなので、今はどうなっているんだろうと思いながら見知らぬ国の匂いをー。

旅ボン~イタリア編~

なんか急に読みたくなったので(多分旅立ちたくなったものと思われる。
イタリアは1回は行ってみたいところです。

日々ごはん〈1〉

1巻を読むのが一番遅かったという。1巻時点ではまだ丹治「さん」なのだなあ。
最初から読んでると呼び方が変わったとか独立したとか子どもが生まれたとかいろいろと変化がわかっていいのだろうなと思いました。
波照間島にいるときの雰囲気がいいな。ここ好きだ。

編集の人にりうを紹介する時、「娘です」って言うのはいいけど、「その後みい(私のこと)はいつも、スイセイの娘。私のじゃない。かわいいでしょ」って言うのやめて欲しいと、この間りうに注意されました。傷つくのだそうです。

(P18)

いまいちよく分からなかった高山さんとりうさんの関係がようやく。

電脳幽戯 クワイエットボイス (講談社X文庫—ホワイトハート)

表紙がむだにきらきらしているホワイトハートの新人さん2冊目。
帯のアオリ文の通り「悪いヤツを殺して、何がイケナイ?」という話です。

1巻のほうが好きだな。1巻のほうが得体の知れない恐怖ーみたいなのがあった。
まあ今回の襲撃相手が私の受け付けないタイプであるのでそれも多いと思う。
Foolish children謎の管理人とか管理人の制裁とか気になるし、今巻は伏線を撒いて終了、という雰囲気だったのでとりあえず次も。

プラネタリウム

きみが見つける物語恋愛編で異様に気になったので読んでみた。
短編集だった。
あおぞらフレークの不穏な気持ちがなぜ警告音として聞こえるようになったかとかの説明はあるのかなーと思ったけど特になかった。たぶんその謎は「文学少女の遠子先輩は何故本を食べるのか?」みたいなことなんだと思う(答え:そういう話なんだよ!

他の短編も背中に羽根が生えている子だったり、文字通り地面から15cm浮いている子だったりだった。「つきのこども」の磨布の父が普通にきもすぎた。アウトだった。中3の娘の体の点検が日課なのである。身長体重ならまあ、うわっ……て思うだけだけども裸でスリーサイズほか各種を測りあっちこっちの目視もある。下腹部も含まれる。
もし主人公と年が近いうちにこの本読んでたらトラウマになりそうだ……とおもった。

「あたし、時間がないの。いつもいつも時間ばかり過ぎてしまって、あたしは時間ばかりが気になって、気にしているうちにもどんどん時間が過ぎていって、みんなはどんどん変わっていくのに、あたしだけが何にも変わっていない」

(P105)

死神姫の再婚 -微笑みと赦しの聖者- (ビーズログ文庫 お 3-5)

エルティーナ出てないのに存在感がありすぎる。
今までのキャラ総出演みたいな感じでとてもたくさん出る。ディネロがよい(*´∀`)
たくさん出てきてみんなアリシアとカシュヴァーン突いていくから面白い。
カシュヴァーンが今回出番少なかったけど、出てるところが基本アリシアに対してデレッデレである。

「俺の見る幻覚では、俺の理性が邪魔してお前の言うことがまともすぎた……だが……やっと、やっと無事に会えた」

(P184)

あと嫉妬に喜ぶとか、どんだけー(゚д゚)

後セイグラムはティルナード好き過ぎだろう。

1巻当時からユーランは私の脳内イメージでは「短髪小太り中年」なので挿絵とのギャップに悩みます(ていうかまじで一瞬認識できないという)どこでそんなイメージがついたのか分かりませんが。あっという間の退場でした。
読点多用キャラ(ディネロ)と三点リーダー多用キャラ(レオニア)が同じ巻で出てくると読むテンポが崩れる。ディネロはともかくレオニアはやばい。ちょっと前に銀魂で「シルエットだけでそのキャラが分かるように修正してから出直してー」みたいなのがあったけど、誰が喋ってるのか分かりやすいけど読みにくさが異常。

レプリカ・ガーデン 水葬王と銀朱の乙女 (ビーズログ文庫 く 1-1)

オペラ好きな人は多分好きなんじゃないかなと思う栗原さんの新作。1話完結の恋愛ものです。退廃的です。とてももえる。

舞台はヴェネツィアっぽい感じの退廃的な水葬都市。
この世界の人形は喋るし寝るし夢を見て恋もする。といっても全てではない。
かつて魔法使いが使ったという魔抱石の気まぐれに選ばれた人形だけが魂持ちとなる。
イファもそんな魂持ちの人形のうちの一人だった。

豪奢なドレスはよいですね(*゚∀゚)
イファにどぎまぎするアーセルはよいですね(*゚∀゚)「手、繋いで」に撃ち抜かれた。
P183ページ以降、特にP196付近のフォルトナートとイファのシーンがとても好きだ。

あらすじの「初めての恋に落ちたら性別を与えられる」から松村栄子の紫の砂漠っぽいのかなと思って読み始めて、バラッドが出てきた瞬間脳内で詩人キターと叫ぶ。詩人といってもオペラのソラではなく、サンホラー的にバラッドといえば詩人なのである。iPod出してきて辿りつく詩を聞いた。

「お前の胸の魔抱石は呪われている。その石は何度も人形に使われ、そのたびに当たりに不幸をまき散らしてきた。その石を使った人形は、ひとに恋してその姿になった途端にあらゆる人間を魅了し、血まみれの惨劇を生む」

(P89)

レーヌ・ミシェルですね分かりました!っておもった。ちょうど深紅だし。

ぼくは中性体でも少年人形として作られました(女装とか無理です!)→あなたのことを女性としか扱いませんのでだいじょうぶですすぐ慣れますに超吹いた。

次があるとしたらあとがき曰く同じ世界の別の恋の話?
ていうかあとがき面白かった……ドレスとか犬に吼えられるとか引かれるとか。

「恋は流行り病だが、愛は不治の病だよ、イファ。お前の中にも病魔は潜んでいるようだ」

(P180)

書店員の恋

本屋の森のあかりとか配達赤ずきんみたいな本かと思えば普通の恋愛小説でした。
「金はないけど夢はある料理人志望の今彼氏」と現れた「歯科医でケータイ小説でベストセラー当てました年上の彼」の間で揺れ動く書店員翔子の話。

たまたま主人公の肩書きが書店員だったってだけで、これ別に他の職業でもよかったんじゃないですか?とか思ってしまった。

まいにち、まいにち、

大きさが新書サイズなので一応新書カテゴリに入れておきます。
携帯更新の日記をそのまま本にしましたみたいな、厚さの割に余白が凄い多い本。
せっかくフルカラーでスペースあまってるのに写真小さいしもったいない。

GLASS HEART 熱の城 (コバルト文庫)

さよならピアノソナタを読んでいる間、高岡尚がにょきっと生えてきたのでふらふらと再読。
中断して6年になりますね(LOVEWAYは短編集だし私テンブランク派なので)
若木未生公式ブログによればグラハー最終巻はコバルト以外の出版社から文庫以外の形態で出る模様。

PAGE TOP