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そんなわけでやっと出ました銃姫9巻。いつぞやのあとがきで1巻伸びて10巻で完結しますってあったけど、これ本当に1冊で終わるの?と流血女神伝の時と同じことを思います。
そんなわけで今日はざっくりとネタバレ指定。
あとがきで終わる終わる詐欺になるからここでは終わりませんと書いておくとかプロットでは終わりだけどとかいってる!
個人的にこれほど不吉な表紙はあんまり見たことがない。ていうかウェディングドレスで笑顔がこれほど不吉だと思うことがないからだ。でも不吉だよなあ。いろいろと後がないエル姉ちゃんは……
チャンドラースはカラーページの段階でどう見てもあとがないからあわあわしてたんだけども260ページ以降の展開がもーないわーorz じわじわ泣いてしまった。そぼーん。
銃姫止めどころがないんだよなー。128ページぐらいまで一気に読んで息継ぎする感じ。
銃姫は1冊で黒っぽいものをがっつり摂取してしまう。4巻のくつしたでどっかん☆とか。今回はアガートとアスコリドとか、チャンドラース全般とか。イボリットのあれとか。
はやきさんに聞いてとても面白そうだったので。
図書館を舞台にしたミステリーで児童書。
まだ小さくて読めないはずの本を「自分の本」だという少女の話。
ずぶぬれになった本。行方不明になった本。60年間借りっぱなしの本。
面白かったぜ……
ブックポストでずぶぬれになった本に関しては結構最近にあった話。
近所の図書館ではないけど、返却用ポストにホースを突っ込んで水を送り込んで返却用ポストどころか図書館の1階の一部も水浸しになった話。あれはその後何も聞かないけど分からんずくかしらー。
「言葉はわたしたちの、剣であり、盾であり、食事であり、恋人である。
言葉は時に、剣を防ぎ、盾を壊し、食事を隠し、恋人を奪う。
あなたが言葉の海に漕ぎ出すときには、言葉は船にもなるだろう。
あなたが言葉の空に飛び出すときには、言葉は羽にもなるだろう。
そして、いつかあなたが新しい世界に旅出つなら、
言葉の川をことばの橋で渡り、
言葉でつくられた扉を、言葉の鍵で開けるだろう」(P182)
ディスパレイト!コンプ のほうは1冊目でグロ耐性的に挫折した私ですが、こっちのほうは面白かった。
連載をまとめたものでシリアス有のコメディ寄り。
トルクの変貌ぶりに驚いた。ちょー温厚キャラになってる。
ちなみに拙者エニーネ頑張れ派です。エニーネが主人公っぽいけどメインはトルクっぽいですが。が。
対談集。居酒屋で飲みながら同年代の女性の作家とかエッセイストとか写真家の人とキャッキャウフフ言いながら喋り倒してみた
——『空中庭園』は仕上がったのを見ていかがでした?
角田 うん、面白かった。男のひとはこういうふうに解釈するんだなって。女の人の書く世界ってすごく厳しいでしょ? 容赦ない。男の人が描くと優しくて、最後には救いがある。
魚喃 あとさ、女が女のことを描くとダイレクトに描いちゃうけど、男のひとがそれを撮るとなんか神様とかが遠くから見守ってるような視点になりますよね。(P52)
角田:男の物書きは、どんっなに変人でもどんっなに自分の趣味と違うものを書いていても、どんなに売れてなくてもモテる。誰でもモテる。自称作家でもモテる。ただ女は、どんっなに売れてても、いいもの書いててもモテない。モテる人は作家だからじゃなくて、それ以前にモテてる人。それは真理です。男だけですよ、作家だからモテるという現象は。
(P118)
これはいい悶える話だった……小学生の恋はかわいいなあ。素直で直球な台詞にきゅんきゅんするぜ……高飛車ちっくであんまりなりふり構ってない(小学生だから)町野さんでもかわいいぜ小学生マジック。
「夜道、あぶないだろ。家まで送ってやるよ」
「い、いいよ」香な子はちょっとムキになっていってしまった。「いつもあるいてるから平気だよ」
ほんとは平気ではない。いろいろ怖いものが待ちかまえている。
「でも、あれだからさ」
「あれって?」
「山田って女だろ」
そんなのいわれなくたってわかってる。コーモリの真剣なまなざしに香な子はたじろいでしまった。そしてまた、眉毛が太くて意外とりりしいんだなとも思った。(P57)
⊂´⌒つ。Д。)つ
「本を読むのも楽しいけど、本について山田と話すのも楽しいもんな」そしてこう付け加えた。「だからおれは本を読むんだとおもう」(P162)
⊂´⌒つ。Д。)つ
一語おきに小学生の恋未満の話はかわいいかわいいと書きそうなので今ちょーやばい。
ラストシーンは時かけを思い出した。「未来で待ってる」が声付きで再生されてうわーーーってなってた。あいすぎる。いいなあ。
インドが舞台のとある王族の話。現女王はもう長くないため、年若い姫ミーシャが即位することになったが、神に選ばれた「聖夫」との結婚が前提。即位すればすぐにでも子を宿さなければならない。結婚はしたけど中々関係を持つことなく周りからは早く早くと急かされあーだこーだとやっている話。
こうも直球に女側が強い話って久しぶりに読んだかも。この場合の「強い」は強気とかそういう意味合いではなくて身分的なあれ。
<ネタバレ>
最後で侍女にして異母姉のアリエルが実は男だったことが発覚してごほっとなった。
昨日ついったーで「最近は妙に女装が盛り上がってますねー」という話をしていたのだ。事情があるにしろ何にしても今週女装男子が出てくるのは実にこれが3冊目。じわじわと増えるのかなあと思った1冊だった。
</ネタバレ>
これはいい竹岡成分が!
表紙とカラーページだけだと萌え系な女装で百合モノっぽいですが、まっとうな男女でラブコメでした。舞姫(双子姉)の一人称ボクに引っかかるのは正直あったのですが、途中からは女の子として見てなかったと言うのもまた事実。
ソロリティで丘ミキ!となりお嬢さまは金髪縦ロール!と転がっていた。本当に餌付けという単語がふさわしいぜ蜜……
「べつに猫かわいがりする必要なんてないんだ。遠目に見て、元気でいるか気にして。お腹が減ってそうならごはんをあげて。愚痴がありそうなら聞いてあげて。気を張っていることが多いけど、けっこうもろいんだ。なついてなんか、全然くれなかったけど。でも、僕は、あれ、なに言ってんだろうな僕」(P202)
グラハーは時々物凄く読みたくなるから困ると思ってたけど今回は単にSH分が足りてないだけではないかという結論に至ったりしていた。とりあえずSH変換脳は自重せよー。
「うん、忘れたから創作しました。あっそうだ坂本君いっしょにキース・エマーソンっぽいソロ弾きなよ、僕と二人で『なんちゃってクロイツェルソナタ』やろうよ明日、アンコールで」
「なんで今日この場でいきなりそんなこと言うの!? 馬鹿じゃないの!?」
「どうしてって札幌の人にサービスしたいから。5ヶ所でステージあったら5回違ったことした方が面白いよね? 監督どう?」(P126)
ここら辺が陛下言いそうだ……(ていうかYEAHldっとかYEAHの部分て確かそんな感じだったような。
21日のコラボCD情報解禁がとても楽しみだ。

絵本版しかなかったのだ(新潮文庫からも出ているらしい
絵本といっても極端にひらがなが多いということはなく、普通の小説よりはちょっとルビが多く、短編に絵がついて本のサイズがとても大きくなったという感じ。
戦争中のイギリス南東の沿岸部にあるとある灯台付近が舞台。
「灯台に住むかわりもんの絵描き」フィリップ・ラヤダーとのちに「迷子の王女様」と呼ばれる怪我したスノーグース(鳥)を治してもらおうとやってきた少女フリスの話。
読み終わった後 _| ̄|○ ←こうなった。素でへこんだ。
うわぁぁぁぁぁ。
ふたつの野性の魂がたがいを呼びあい、フリスは夕空をスノーグースとともに飛びながら、ラヤダーからの伝言を聞く思いがした。(P46)
幕間というか、まったりした1冊。
劇を見に行ったり怪盗ヴィオレ(義賊)と対決したり。あと主従がいちゃいちゃしてたり、かつての先輩後輩が色々やってたり、上司部下がちょっとそれどうなのよだったり、女装(色々と事情がありそうだけど)の脚本家の手の甲にキスしてみたりとか、BL臭が倍率ドン! さらに倍!
⊂´⌒つ。Д。)つもうだめだ。次は即買いはちょっとないわ……
シーヴァとハリエットが救いだった……
「失礼しました。個人的なことに立ち入りすぎましたね。つい、興味のあることは追求してしまうのが、僕の悪い癖で。お許しください」(P58)
右京さん?と思った。
後気になったのは絵師さん変わったのかなと思うぐらい全体的にロリくなってた。













