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文学賞メッタ斬り! 2007年版 受賞作はありません編 (2007)

2007年度版。容疑者Xはもめにもめたとか初めて知った。
(東野圭吾はこれが最後のご挨拶ぐらいしか読んでないから
後選考基準が謎だけど調べるほど気になるわけでもない芥川賞は
「主要文芸誌5誌に掲載された250枚以内の作品から決める」ということになってるらしい。
主要文芸誌……文学界(文藝春秋)・群像(講談社)・新潮(新潮社)・すばる(集英社)・文藝(河出書房新社)
そんなメモ。

という、はなし

児童書のショートショートっぽい。もしくは絵本。
まず絵があって、それに吉田篤弘が文をつけるバトンリレーのような感じで「読書の情景」がテーマ。
「とにかく」「何ひとつ変わらない空」「眠くない」「背中合わせ」が好き。

ありがとう、さようなら (ダ・ヴィンチブックス)

瀬尾さんは現役中学校教師で、その学校生活に関するエッセイ。
お昼タイムで「本当は怖い職員室裏事情」「私がかつて中学生だった時」とかいろいろ聞いてから「学校の先生」は「介護」と並んで本当に好きでなかったらできない職業だよなあーと思ってます。

超思春期のところがいい。中学生可愛すぎる。

愛でしか作ってません

郷土資料コーナーにあった@図書館(まじびびった)県内出身の人だったらしい。
この物語はフィクションであり、登場する人物・団体は架空のものですとお決まりのアレがついてきますがどう見ても限りなくノンフィクションですありがとうございました。
森博嗣の水柿助教授シリーズみたいなものだな。S潮社とかMファクトリーとか隠す気全くないよな。

BL最大手の出版社(多分ビxロス)の一連の倒産劇。
どんなジャンルでもいいから出版社の裏側が見てみたいという人はいいんじゃないでしょうか。

文中にちょっと自意識過剰なんじゃないかという表現がぽつぽつと出てきます。心を救ってるとかはさすがにおおげさだろうと思うんですが、自分の仕事に誇りとか私たちがNo1だと自負してないと無償でここまでできないだろうなあと思うのでこれはこれでありだと思いました。

元ネタ探し。
くげさまは多分しゃばけ。でっかく手を振ってはそのままだろうな。恐山出版は集英社だと思ってる。マガキンはマガジン。ラブサッカーはテニプリ?(サッカーといわれたらキャプテン翼ぐらいしか

文芸の作家は、ひとつの出版社で書いていたら大きくなれないんだよ。だから時期を見て、ウチでデビューした作家をどんどんよそに紹介する。それでもっと売れるようになってから、またウチで書いてもらえばいいからさ。呼び戻すんだよ(P93)



東京から半端に近く半端に遠い埼玉県北部に位置する湧井町
特にこれといって特徴を持たない田舎町で連続殺人が起こっている。
被害者は共通して右腕を切り落とし心臓をえぐられていた。

カバー折り返しのところには幻想ミステリーと書いてありますがミステリというよりはホラー。
この後味の悪さは凄すぎる。だがそれがいい
ニコイチな双子(女)萌えな方にも。

これを読み始めたのは8月6日の夜。作中時間とほぼ同じです。
作中時間に合わせて読もうかとも思いましたが我慢できませんでした。

↓ネタバレ

スイカの腐ったような匂いは最初から死臭だと思ってたのでいつ腐乱死体が出るかとがくがくぶるぶるしてました。この腐乱死体=魔女なんだと思ってました。
ちょーーゆがんでるなーーーだがそういうの嫌いじゃないぜ
とにかく鬱々としている。
双子好きだーーー
奈落からはいあがって俺はやったぞー言ってるときに背後から足払いかけられてもう1回突き落とされたようなラストだ。

桜庭一樹読書日記—少年になり、本を買うのだ。

有栖の乱読みたいな感じなのか小説以外みたいな感じになるのかと思ってたら
桜庭一樹日記に有栖の乱読を混ぜたような本だった。
WEB上のも読んでないわけじゃないけどあれ読みにくいんだ……
さよなら傭兵とか狛犬はどこだ(仮)が妙につぼにはまったり欄外の本のあらすじ読んでこの本面白そうだ(フゴー(鼻息)と付箋をまたべたべたとつけてしまった。

クラフトエヴィングで上下巻の話って何だろう(ちょうきになる
明日から探索してみる。

TRICK*TRAPのあの人ってそんなに凄い人だったんだと今更ながらがくぶる。
TRICK*TRAPは前に関東遠征したときにはやきさんと一緒に行った本屋さんで
本屋というよりは書斎って感じでソファに座ってほほうと浸ってしまった。
なんか買って帰ろうと思ってこっちでは全く見かけない竹田君の恋人1個獲得。

桜庭一樹日記と2冊並べておいておくと背表紙が赤×ピンクだ

酸素は鏡に映らない (MYSTERY LAND)

これはどう見てもブギーポップスピンオフ。
この話で初めて上遠野浩平の話に触れる人から見たらかなり不親切な内容なんじゃないかなあ。私はすごい面白かったけど(*´∀`)

ブギーポップからはこんな人が出ます
オキシジェン(もしくは柊)・カレイドスコープ・寺月恭一郎(名前だけ)ダイアモンズ(名前だけ)

オキシジェンと健輔の話は凪の父ちゃんとイマジネーターの話みたいだ。

↓ネタバレ

ところで絵里香の先輩にして通称博士、ムーンリヴァーって末真さんなんだろうか

首挽村の殺人

岩手県鷲尻村。
雪深い過疎と高齢化の進む無医村に待望の医者、滝本志門がやってきた。
間もなく吸収合併でなくなってしまうこの村で次々に変死体が発見される。

おつかいさまが戸口に立ってるところをリアルに想像してぎゃーと思った。
人物描写がもうちょっと欲しかったなあ。主要登場人物紹介のところの女性の区別があんまりつかない。

鷲尻村むかし噺にときめく。
でも凄惨な歴史、村の現状、民間伝承、人食い熊が出た、変死体が出た、前の医者の恋人がやってきたとかいろんなことがばたばたと起こるのがちょっとあれだ。単品でも十分面白いからそんなに詰め込まないでいいよもったいないよって感じ。

れんげ野原のまんなかで (ミステリ・フロンティア)

配達赤ずきん図書館版
図書館業務の最中にあった謎を題材にした日常の謎の話。

とりあえず1ヵ月海外リタイア暮らし—16万円おすすめアジア

チェンマイアパート暮らし(kmp)を読んで別の人のを読んでみる。
こっちのほうは年金生活で海外のあっちこっちで暮らしている人の話。

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