カテゴリー「 ライトノベル 」の記事
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魔法に支配されている世界< 夢の平原>で暮らす乙女たちは皆不条理な運命で若くして死すべき運命にあった。そこを魔法の鷹ノアに助けられ子の世界で育つことになった。この世界には自分の意思とは別に大怪我を負ってこの世界に迷い込んでくる男がいた。
青年と乙女は恋に落ち、花嫁衣裳をまとってこの世界を出て行く。それがこの世界のルールだった。
そしてカタリアが最後にこの世界に残った。花婿候補はまだ現れないが結婚を夢見るカタリア。しかし実際にカタリアの前に現れたのは人を寄せ付けない男だった。
魔法にかけられてみたいな!
物語は夢の平原で展開するのではなく、かなり現代寄りの世界で展開する。帯には「おとぎ話の世界から現実に飛び出した少女」って書いてあるけど普通に読んでなかったからびっくりした。
色々とめんどくさい男が、幸せを求めておとぎ話の国から外へ飛び出した娘を家に迎え入れて、心を柔らかくしていくまでの話です。基本的には善人しかいない感じで、特に弁護士周りはもっとどろどろなれそうなものだけども善人。118ページからのあれこれが好きです。感情大爆発。
時代は今戦時下にあった。15歳〜25歳の男女は5年間の徴兵が義務付けられ、以前なら既婚女性や家長ならば免除されていたものが今はさらに基準が厳しくなっている。エダは船医になるための勉強したかったが、このご時勢の中訓練校へ行くことも許されず行動を制限されていた。それを不憫に思った友人のマイラはエダにも内緒で旅行に行くことにして、ドルトワイス訓練校の海上訓練船ルティアナ号に乗船した。
ルティアナ号は動く学校であり敵襲にも遭遇する。毎日が死と隣りあわせかもしれない実習だ。
エダのためマイラが支払ってくれたのはせいぜい頭金にしかならず、このまま行けば学費を払えず7日後には下船しなければならない。エダは莫大な学費を払わずともルティアナ号に乗り続けられる道を船医兼掃除夫から与えられる。この船には「不敗の女神ミスティア」がいる。ときに船長さえ凌駕するその地位につけば学費などいらないというのだ。
なんか「ヴェネツィア的海上学園都市での物語」っていう謎のすりこみがなされていた。
読みながら「また全裸か」とつぶやく。この本がでたのは2009年なのでちょっと前なのですが最近読む本になぜか全裸キャラが多い。エダはミスティアとなり、ミタスと呼ばれる5人の側近を選ぶことになる。
まあこの5人が様々で、うたプリを見ている今では「よーしお前ら1列に並べー今からLOVE1000%踊れー」って思う。○○ルートっていう単語がよぎった。戦時下にあるため人がばっさーと死ぬ。とりあえず3巻まで読む1
- 2巻が売ってなくてとりあえず3巻を先に買ったらどこにも2巻が売ってなくてぽちった。 [↩]
HP同好会は茉莉花のおねだりで旅行に行くことになった。著莪が適当に企画を立て始め、話を聞きつけた白梅パパがコネで格安に泊まらせてくれる旅館があると持ち出し、平日出発のため他校生の著莪だけ留守番になった。
企画を立てた著莪が留守番。この世は無常である。
道中気になる駅弁としてうなぎ茶漬け弁当を買うことにしたがすったもんだー! があったのだった。
企業戦士サラリーマンが銀魂の近藤さんに見える。世界のヨー・サトウはロリコンの扉を開いた。
あとは短編が色々と。この「著莪だけ留守番」がやばい。とてもやばい。幼馴染みパワーめ!
あの旅館のごはん(米)がとてもおいしそうで転がった。美味い米は至福。
あせびちゃんのバイトの話が地味にツボだった。あと今回は白粉先生がそれなりに控えめだった。
白粉先生自体は出ているけどクリーチャーいるけど控えめだった。ヨー・サトウのロリの扉が群を抜いていた。
異常にページが黒い。文字がみっしりと並んでいる。改行さえほとんどない。
そしてパンツァードラグーンとか懐かしすぎる。あとがきのCh@bTalkに懐かしく思い出した。
ネットにつなげようとしたけど何をやっても無理で「親子電話は無理」みたいな現実が立ちはだかった。
好きな人ができたんだと彼氏にふられて世界のすべてを失ったと思っている私、三浦加奈はもう自殺してしまおうかと屋上へ行った。屋上には変な3人組のたまり場になっていて、どうせ死ぬなら復讐してから死にませんかとかはなしかけてきた。
オズの魔法使いになぞえらえて3人は「ライオン」「カカシ」「ブリキ」と名乗り加奈は「ドロシー」になった。
屋上を燃やすまでに至る物語。
ドロシーの自殺したい理由がなんとも15歳っぽい。世界には大好きだったアメくんとの思い出があちこちにあふれすぎていて辛い。彼の匂いがするものを捨てるならわたしももういらないんじゃ? とかいう発想が女子っぽい。
でも「自殺したい理由」としてドロシーのものは時間が経てば修復できるもので一番軽い。
ライオンつよいなあ。わたしライオンの変身のシーンと月に向かって吼えてるシーンが好きだ。ていうかライオンの話が全般的に好きなんです。
いや自殺するとか言ってるけど皆強いなあ。「屋上」という響きが既に青春過ぎる。
エクソシスト見習いから昇進したイリスとその後のルカの物語。
帯「読者支持、急上昇中! 6月7月連続刊行決定!」 折込チラシ「完結!」
終わるんかい! とまず突っ込んだ。
出発地があって目的地があって、目的地に行ってなにかするんじゃなくて目的地にたどり着く前に色々する話が圧倒的に長い。1巻読んだときも思ったけど連作短編みたいな感じなので1巻読んでなくても2巻は読めると思う。
後半に出てくるマトフェイがおいしくて、でも出番が少なくてそれが残念だ! このひとが主人公のスピンオフ(特に過去)とかあったら読みたいね。
今回はイリスとルカが北の都へ行くに当たり監視がつくんですが、この監視役がナイス当て馬。
女なのに当て馬状態って珍しいなあと思ったけどなんか毒されてる。
いやだって少女向けは 男−女 ←男 であることが多い感じで今回は 女 男←女だからね。しかも若干のヤンデレの気配。
アビール涙目笑った。マトフェイは台詞がいちいち脳内で音声再生される。関西弁め!
マクリントック家は建国から携わっているような古い家で収入もあるが、それ以上に浪費する家だった。
父は胡散臭い投資にも手を出し母は慈善という名の浪費を繰り返す。祖母が亡くなりそれらはより酷くなった。まだ幼かった頃のマリーシアは恐る恐る帳簿を見せてもらい、それからは彼女が家計を監視している。執事に言わせれば「倹約を掲げた先代夫人やマリーシアのような娘がこの家に存在するのが奇跡」だという。
そんなマリーシアのもとに見合いの話が舞い込んだ。相手はシックス・キャンブレンシス男爵という、社交界注目の人物である。自由な恋愛なんか自分には向いてないとマリーシアはこの話を受けた。
そして夜会で一目シックスの姿を見た途端恋に落ちた。今まで恋の話など苦手だったのはこの人に会ってなかったからだとさえ思った。そして24時間もしないうちにふたりは婚約することになった。
結婚してからどうこうという話ではありません。むしろ1巻は1冊まるごとプロローグというか、正しく「シリーズ第1巻!」的な内容です。スロースターターっぽいなあ。
シックスがまあ大変外面がよろしいキャラで、婚約してからというもの花や贈り物は数多く届くものの、マリーシアからオペラなどに誘ってもシックスは多忙を理由に応えることはなかった。マリーシアはキャンブレンシス男爵家を訪問してみたりするがどうにもひどく邪険に扱われたりした。シックスはとてもめんどくさい男だった。もっとデレろよ! とおもった。
マリーシアの妹のフローラがとてもかわいい。第1印象的にはとてもフリーダムだったんだけど、なんだとても姉思いのいいこじゃないか! みたいな。あとあらすじにとんでもない「人」だったとか書いてあったからサブタイトルのこともあって、シックスは人間として暮らしている妖精かと思ったら妖精に呪われた家系だった。しかしあの執事は人外くさい。
最終巻。
なんというか、「えっ」と言わざるを得ない超展開の連続でした。
74ページまではかわいいねえ。以降はえっあっまじか終わった という感じで。
正直1巻と一部は同じ展開にならざるを得ないとは思うんですが、ジェラルドのあれやこれやが唐突過ぎて正直ないわーと思う疾走する展開。もうちょっとページがあれば。あと儀式のラストのあれの埋まるところでKAREN の終わりのほうを思い出した。古いなあ。
1巻はとてもよかった。