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花宵の人形師  あるじ様は今日も不機嫌 (角川ビーンズ文庫)

姉の人形を直してもらおうと訪れた人形工房であかねは貴重なアンティークドールをなぎ倒し負った負債実に3000万。
家を離れて仕送りをもらいつつバイトもしての生活で、借金返済に充てられるのは実に5000円が限界である。
少しでも返済に充てるために人形工房に引越しとなる。

ビーンズでは珍しいガチ現代ものである。
全体的にダウナーなキャラが多くて、スロースターターな気配があちこちにある1
たとえば「ひとつ屋根の下の恋物語」という煽りですがいずれそうなるのかな? という感じです2

あとあかねの兄がシスコンポジションで出てくるんですが、何かこの人が気味が悪い。
正気ぶってるヤンデレみたいな。危ないラインは超えてるけどそれを認識していないのが気持ち悪い。
もうちょっとおさえめにするかもっと歪むか突き抜ければいいのに! とおもった。

  1. 好意的な解釈である。話の種を巻いてる感があちらこちらにあるので []
  2. 正味1巻だけではそのアオリはないわと思う []

海上のミスティア (一迅社文庫アイリス)

時代は今戦時下にあった。15歳〜25歳の男女は5年間の徴兵が義務付けられ、以前なら既婚女性や家長ならば免除されていたものが今はさらに基準が厳しくなっている。エダは船医になるための勉強したかったが、このご時勢の中訓練校へ行くことも許されず行動を制限されていた。それを不憫に思った友人のマイラはエダにも内緒で旅行に行くことにして、ドルトワイス訓練校の海上訓練船ルティアナ号に乗船した。

ルティアナ号は動く学校であり敵襲にも遭遇する。毎日が死と隣りあわせかもしれない実習だ。
エダのためマイラが支払ってくれたのはせいぜい頭金にしかならず、このまま行けば学費を払えず7日後には下船しなければならない。エダは莫大な学費を払わずともルティアナ号に乗り続けられる道を船医兼掃除夫から与えられる。この船には「不敗の女神ミスティア」がいる。ときに船長さえ凌駕するその地位につけば学費などいらないというのだ。

なんか「ヴェネツィア的海上学園都市での物語」っていう謎のすりこみがなされていた。
読みながら「また全裸か」とつぶやく。この本がでたのは2009年なのでちょっと前なのですが最近読む本になぜか全裸キャラが多い。エダはミスティアとなり、ミタスと呼ばれる5人の側近を選ぶことになる。
まあこの5人が様々で、うたプリを見ている今では「よーしお前ら1列に並べー今からLOVE1000%踊れー」って思う。○○ルートっていう単語がよぎった。戦時下にあるため人がばっさーと死ぬ。とりあえず3巻まで読む1

  1. 2巻が売ってなくてとりあえず3巻を先に買ったらどこにも2巻が売ってなくてぽちった。 []
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