“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)

再読ドドド。

以下ちょっと最終巻予想的な内容になるので「"文学少女"と慟哭の巡礼者」読了後推奨です
(未読の人はこれだけじゃ分からないと思うんだけど、念のため)

「でも、いいな?、ラブレター。きっと甘くて、くすぐったくて、幸せな味がするんだろうなぁ。ねぇ、世界で一番美味しい物語ってなんだと思う? 心葉君」
「さぁ……」
遠子先輩が、にこっとする。
「わたしは、大好きな人が、一生懸命書いてくれたラブレターだと思うわ。だってそれは、この世にたった一通しかない、自分だけの大事な宝物だもの」

(P31~32)

鮭をくわえた熊の前でラブレターを渡す心葉が見えた。いやでも直筆のラブレター的なものを渡してそれを食べて、終わりというのは何かありそうだなーやばいなーと思った。