身代わり伯爵の告白 (角川ビーンズ文庫)

シアラン編クライマックス手前。
ミレーユもこれだけ大きくなりました、とふと思った。主に恋愛的に。
今度はいろいろあってフレッドが行方不明になってフレッドが演じている「ミレーユ姫」をミレーユが演じることになりました。しゃっぷるのいつぞやの話のようです。

アンジェリカが素敵過ぎる件。フレッドを女にして変人度を高めた感じでした。
ミシェルが女で未来の大公妃と知った時の第5師団の方々の言動が面白すぎた。ジャックなむ。

「だって好きなんだもん、しょうがないじゃない!」(P214)と「死にそうなぐらい狼狽しているだけ」(P242)とか「絶対好きだと認めさせる。俺はもう一切遠慮はしない」(P243)でパーンパーンと撃ち殺される。
ていうか全体的にミレーユの口からそんな単語が出てくるなんて……のオンパレードだったな。
凄くときめいた。この巻のミレーユは全体的に暴走特急乙女号である。

古来から悪役が部屋にお香を焚く場合は何かしらのフラグだ! と思ってたらきたこれー!と叫ぶ。
このお約束を裏切らない感は好きだ。つづき はやく

「わたくしは物語の中の殿方しか愛せませんの。現実の殿方について興味があるのは、殿方同士の関係性……主に熱い絆に関することくらいですわ。わたくしにとって現実の殿方は単なる観賞用に過ぎず、個人として好きになることはありえません。あ、もちろん美少年と美青年限定ですけど(以下略)」

(P110)