最終巻。
これから読む方へ:
あとがきから読もうとすると高確率でネタバレパンチを食らうのでページの順に読みましょう。
できたら目次も読まないのが望ましいです。
1巻発売当時はパーツだけみれば逆ハーなので割と地雷覚悟の購入だったけど、まるで甘さがないのが逆に気に入ったという不思議なシリーズでした。途中で糖度がどんとあがりましたが。あのデレはやばかった。
ここからネタバレがどんです。
エメラルドは最後まで男前だったなあ。「ウォレスに会いに行く」とか重い決断だけど流されないで自分で納得して行動したいとかいってるところがとても好きです。
ウォレスに何回も泣かされそうになった。やばいやばい。
アルフェッカとあの会話と、その後の
——会いたい。
口からこぼれそうになった言葉を、熱い感情と共に飲み込む。
——死にたくない。
(略)
『帰ってくるよ、たとえ魂だけになっても、絶対また帰るから』(P157)
であの挿絵は反則です。
亜人類の未来を保証すると言い切るトトが格好良かった。
というか亜人類とか世界の成り立ちはなんだかSFだった……(とても予想外
短編小説が携帯で読めるということは短編文庫化フラグは絶えたということなんだろうか!
亜人類の女の子の名前とかまだだし、できたらトトとラグナのその後の話も読みたいし、プロポーズしてものらくらかわされるウォレスとか読みたいよー。
せめてザビでなんとかしてくれんか……とかおもいます。とてもおもいます。
ちなみに脳内補完では意を決してプロポーズする→はぐらかされる→ウォレスショック!→しょんぼりしながらひっそりとハルベルトに相談に行く→ぐだぐだ言って自分勝手な馬鹿になったほうがいいとかいったけどそろそろ昔のお前に戻れとか言われる、とかそういうことになってる。
覚えていてほしかった。忘れないでほしかった。幸せになってほしかった——……自分の手で幸せにしたかった。
「愛してるよ」
泣きじゃくるマリンに、時間が許す限りこの想いを伝えたくて、コウは言葉を紡いだ。(P190)
「むしろ宝石でなければ、もっと早くに好きになっていたんじゃないかな? 多少生意気だけど目標を持って努力しているのは偉いと思うし、自称現実主義者のわりには脇が甘くて情が厚いところはからかいがいがあって面白いし……時々見とれるぐらい綺麗で、笑うとすごく可愛くて、嬉しくなる」
(P151)
いつも楽しく拝見させていただいてますv
亜人類の女の子の名前ですが、ネタバレラストに出てきた、
いつのまにか子持ちな彼のお嫁さんが彼女じゃないでしょか?
いらっしゃいませー。
該当箇所を読み直してきました。すこんと読み飛ばしてました。
ありがとうございます!