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Category: お題 on twitter

那月で『甘えてよ』

「きょうは全部僕に甘えると思ってくれていいですよ」
胸を張る那月に対して翔は不安そうだ。
「本当に大丈夫なのかよ」
「ルートはトキヤくんも一緒に考えてくれたから大丈夫です!」
那月主導の街頭ロケがハプニングもなしに終わったことはない。ましてここは特に雑貨屋の多い地域だ。先が思いやられる。

寿嶺二で『たとえばの話』

100歩譲ってね、仮に君が言うとおりあのオーディションが出来レースだったとしてもぼくは全力を費やすのはやめなかったと思うよ。未来の自分がみて目を背けたくなるようなことって死ぬほど後悔することになるよ。ぼくはそのことを知ってるから、もうここしかないから。実家は究極の逃げだよね〜

そうだ、京都へ行こう

「秋の京都なんてとても宿がとれると思わないですが一度行ってみたいものですねと雑談中に少し話したらですよ」
「ああ、聖川じゃなくても自分の育った町がいいところだって言われたら嬉しいもんな」
「私のオフにあわせてご招待していただきました。すべて聖川さんの案内付ですよ。至福の一時でした」

カミュで『ひねくれた告白』

「これでも口にするとよかろう」
尊大な態度のままのカミュからは水色の飴玉が入ったビンを受けとった。
「ミューちゃんがお菓子くれるなんてどんな風の吹きまわし? 明日帰国するから餞別品とかなんとか言わないでよね!?」
「いくら寿とはいえ40過ぎてマラソンはきつかろう。ありがたく受け取れ」


2014年24時間テレビのマラソンランナーはTOKIO城島リーダーに決まる。

トキヤで『君の最期に』

思い起こせばあなたが私に遺してくれたものを考えると頭が上がりません。辛いことをたくさん押し付けました。自分にはその実力はないくせに疎んだりしました。
あなたには感謝しています。私は私として頑張っていきますのでいつものスタジオで見守っていてください。おやすみなさい、HAYATO。

藍で『甘えてよ』

「んん? どうしたのアイアイ珍しい」
呆れから出るため息なら嶺二はこれまでいくらでも見たが今日の藍はそれとは違った。
「……ナツキもショウもボクのことなんだと思ってるの? たまには頼ってくればいいのに」
「先輩の心後輩知らずていうやつだよ、うちだってトッキーがさあ」
「レイジうるさい」

翔で『縁のない話』

「半年間一緒に暮らした藍にだから言うんだけどさ」
珍しく藍が淹れてくれたフレーバーティなのに妙に味気ない。
「あいつ俺の事好きだろ? あ、そのままの意味だからな?」
「好きに種類がある話は今はいいよ。続けて」
「すげえ変な話だけど、那月が俺に黙っていなくなるなんて考えたこともなかった」

風呂場 真斗 白

「今日の温故知新ふたたびは東京を飛び出して道後温泉にやって参りました」
「風情のある街でよいな。今日は温泉ロケもあるということだが一ノ瀬、俺は疑問があるのだ」
「はい」
「温泉というのは大概透明だと思うのだが今日のロケ地はどこも濁り湯で有名なところだな。偏っていないか」
「気のせいです」


音也で『最近の発作です』

「もう俺トキヤと絶交する!」
「絶交ってお前小学生じゃないんだから」
「だって翔聞いてよトキヤったら酷いんだよ俺は気持ちよく歌いたいだけなのにトキヤはすぐ邪魔する!」
「いつものことですけど変なアレンジ入れ過ぎなんですよ」
「いつものことだろ? トキヤももうちょっと譲歩してやれよ」

トキヤで『自惚れないで』

「俺たち2人なら絶対すごいのができるって思うんだよね。ねえトキヤもそう思うでしょ」
学園長室からの帰りに話しかけられてトキヤは取り澄まして歩調を速める。
「私は出来ますがあなたと一緒にされるのは不愉快です」
「えー俺だってできるよ」
「根拠のない自信と憶測でものを言うのはやめてください」

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