タグ「 豊島ミホ 」の記事

24件の投稿

明日22日発売の「小説新潮」12月号、特集「作家になる道 Part2」に「休業の理由」というエッセイを書かせていただきました。
(略)
このブログでは一切触れてきませんでしたが、来年の一定期間、休業を予定しております。しかし休業までまだ刊行予定が単行本4、文庫2、確実にありますしその準備が終わるまで「休業」とはいかないので今ここで詳細を語ることは控えさせていただきます。というか、スムーズに休みを終えれば読み手側への影響は一切出ません。来年は今年と同じペースで本が出ます。

しょんぼりしつつ、その6冊が何かを探してみる。

その確実な文庫の2冊(発行年月日はAmazon参考
ブルースノウ・ワルツ(2004年5月)
陽の子雨の子(2006年3月)
夜の朝顔(2006年4月)
エバーグリーン(2006年7月)
この次は神田川デイズ(2007年5月)なのでこの辺だと……

単行本4になりそうな、連載作品を探してみる。(ブログをがさーっと遡ってみる。
純情ポルノシリーズ(小説新潮でやってたやつ。書き下ろし&修正を加えた上で来年本になるらしい。)
廃墟の女王(週刊アスキーで連載してたやつ。全20回。今年10月頭に終了)

「Feel Love」に連載しているらしい幼馴染みシリーズ
あとあっちこっちのアンソロジーに載ってたやつを1冊にまとめるとか……(ももいろのおはかがぎゃふんだったなあ
リテイク・シックスティーン(星星峡連載中)はまだかな。

とりあえず明日(月曜日になるかも?)小説新潮を見てくる。

<追記>
「豊島ミホ 休業」で検索してこられる方が大変多いので告知板としま(豊島ミホ公式)の休業関連エントリのリンクを置いておきます。
器(1/14)-告知板としま
書き置き(11/21)

初恋素描帖 (ダ・ヴィンチブックス)

ショートショート。14歳の初恋1クラス分。か わ い す ぎ る 
とても好きなのが佐原さんと武田君で!

「え、なに、告る気?『わたし、もじもじ……ずっと武田のこと好きだったの!』みたいな」
(略)
「アンタなんかに告るわけないじゃん、ただアレだもん、今度の学祭に漫才コンビ組んで出ない? って言いたかっただけだもん!」

(P139?140)

佐原さん視点と武田君視点両方読めるとか死ぬ。青すぎて死ぬ。

佐々木さんも好きだ。

私はこうして小さな幸福を貯めるのだ。部活で会うだけの西村先輩との会話、きれいに切り取ることができた空と先輩の絵、そういうのを記憶に貯金する。家に帰ってからなんどもなんども確かめる。食事の後片付けをしながら、ブラウスにアイロンをかけながら、ずっと思い返している。
それだけでいい。

(P79)

告白しないままに終わるオチかとおもったら何だあの切ないオチ。
ほしいものはなんでもあげる みたいな。

インパクトがありすぎた一文は

美しい。美しすぎてのたうちまわりたい。

(P113)

名前が鍵太郎だったためにうっかり生徒会@富士見ファンタジアの鍵が頭をよぎっていきました。
森君も好きだな。こっちが本当の夏だ!とかいってるところが。
これの原形になった(らしい)豊島さんのリアル中学生の時の日記読みたい。日記なのに3人称。

底辺女子高生 (幻冬舎文庫)

Xちゃんは、田舎の高校生にしては珍しくポケベルを持っていた。……そう、ぎりぎりポケベル時代だったんです、一九九八年は!(P65)

何回読んでもノスタルジーなここ。
職場で歯磨き中に単音の着信音が流れて「今今日び珍しい着信音流れたなあ。ポケベルっぽい」っていったら5つ下の子に「ポケベルの音自体知らんわー」といわれたあの哀しさよー。



J-POPランキングTOP10にランクインしている人の様々な話。10作入り。
私はいつまでここにいられるの? もっと上に行きたい やめたい やめたくないなど。
他の豊島ミホ作品に比べるとちょっと下回るか?という感じ。
ネタがネタなので、現実の音楽業界の人にあてはめるとすると誰にあたるか。と思ってた。
とりあえず2位はこうださん(←漢字忘れた。ので苗字だけ) 6位は川嶋あい

「そうだけど……私もっと、普通に誰かを好きになりたい。っていうか、普通に好かれたい」(P114)

花が咲く頃いた君と

表紙的に春の話かと思ったらいきなり夏休みの話で始まった。ちゃんと「桜」の話もあります。えろい話もあります。行為の描写があったりで(それがメインではないのでさらっとはしてますが)青空チェリーは未読で、そっち方面は初めてだったのでびびった。
サマバケ96はザ・リア充。
椿の葉に雪の積もる音がするがなんか駄目だ。というても「悪い」の意味の駄目ではなく、印象に残った話をあげるならこれとサマバケなのだ。ごはんの準備している時のじーちゃんの肩身狭そうとか居心地悪そうな感じがあれだなー。しゅーんとする。

テーマは「失われていくもの」かなあとか思ったり。春っぽい。

星星峡3月号収録。連載第1回。長編になるのかな。凄かった。

誰にも言わないでねと孝子は言った。放課後の自分たち以外の誰もいない教室。私(沙織)はてっきり「好きな人ができた」と言われるんだと思った。まだ覚えきってないクラスの男子を思い浮かべながら次の言葉を待った。予想外の話を聞いた。
「あたし、未来から来たの」
2009年から来たの。あたしは27歳で、無職で、家に引きこもってて、人生やり直したいと思ってて、ここに来たの。今度は絶対青春って言える青春を送るんだ。
今は97年5月。私たちは高校1年生。

とそんな話なのだ。
ピンポイントすぐる。都会は知らないけどそのぐらいならプリクラの機械はまだ1種類とか2種類ぐらいしかなくて、今の1/4の大きさもなくて、ジャックフロストがナビやってて、小さいフレームに必死で5人で映ったりしてたなー。それにしても高校時代は遠くになりにけり。

来月が楽しみだ。

リリイの籠

装丁かわえええ。
布とかビーズとかレースっぽいのとか刺繍っぽいのでできてる。とりあえずぺたぺた触っておく。
女子校ライフな連作短編。

銀杏泥棒は金色
真面目な美術部員と自分語り大好きっ子

ポニーテール・ドリーム
ギャルと高校生の時にきれいになりたかった先生

忘れないでね
転勤族の子とクラスから弾かれてる子

ながれるひめ
超ツンツンしてる先生で姉VSだらしない教育実習生で妹

いちごとくま
可愛すぎて周りから弾かれる女の子とあんまり外見がよろしくないために周りから愛される女の子

やさしい人
しばらく会ってなかったいい子ちゃんぽい恥ずかしがりやと今度結婚する子
同窓会前に学校へ行く。

ゆうちゃんはレズ(すんげえタイトルだ)
百合っ子

ちなみに私が好きなのはポニーテールドリームといちごとくま。
何回かぐふんぐふんとなった。いちゃいちゃしてる話よりえぐい話がよい。女子校ライフといっても百合ばっかりではないです。

日傘のお兄さん (新潮文庫 と 17-2)

文庫落ちといっても内容はがっつり変わっております。
誤字修正程度の「あわになる」
大筋を変えずリライトした「日傘のお兄さん」
骨組みからがっつり変更した「ハローラジオスター(元バイバイラジオスター)
同じく骨組みからがっつり変更の「すこやかだから」(元すこやかなのぞみ)

檸檬のころとか神田川デイズスキーとしてはうお!?と思うことが多かった短編集でした。
日傘のお兄さんが好きだ。このどうしようもない感じが。
中学生の夏美の元に現れた子どもの時よく遊んでくれたお兄さん。いつも日傘を差しているお兄さん。
「追われてるんだ。かくまってくれないか」
お兄さんはロリコンの要注意人物だこいつから子どもを守れとしてSNSで槍玉にあがっていた
ちなみにお兄さんはロリコンで引きこもりでニートです(あとがき曰く)ある意味三重苦。
夏美はお兄さんと一緒に逃避行の旅。昔一緒に遊んだ竹やぶを目指して一路。

本文中ではSNSみたいに書かれてるけどある意味2chっぽくねーとかもおもった。
ネットKOEEE

檸檬のころ (幻冬舎文庫 と 8-2)

久しぶりに読み返した……
ラブソング>金子商店の夏>雪の降る町、春に散る花

東京・地震・たんぽぽ

地学科のある大学院に進んだ友人はある日こんなことを言った。
「16日に東京に大地震が来るんだって」
そんな噂はしょっちゅうあるしその話を信じたわけでもない。自分が実家帰ってる間に新幹線に乗っている間に地震が起きて脱線して死ぬかもしれないけど。まあ選択してみると実家に帰ってだらだらと過ごし運命の日、16日。

お昼前、関東地方で地震発生。M6強。死亡者怪我人多数。火災も発生している

200ページぐらいの本に14人の話。1つ1つの話はとても短いです。
怖い話だ…… ホラーという意味ではなく色々と考えさせられる。
私が住んでいるところは南海・東南海地震が起きたらまず被害は免れないだろうなというところです。
その瞬間私はどうしてるんだろうなあ、とか。
この前南海地震が発生、津波がやってくるとしたら水位はどこまでかっていうプレートが貼ってあるのをちょっと前に見ました。その辺は土地が低いし海も近いのでまあ当たり前なんですが、水位は私の胸よりちょっと上ぐらいを指してました。びっくりしたというかそらもう死ぬわーとか思いました。

タイトルの東京・地震はともかくたんぽぽは何かと思ってたんですが……
たんぽぽは根の張り方が凄いから(ちょっとぐらい引っ張っても抜けない)災害が起きても復興させて生きていく強さみたいなものかなと思いました。

でもついのすみかとかどうでもいい子は緩やかに滅びゆく世界って感じだなー

PAGE TOP