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吉野北高校図書委員会2 委員長の初恋 (MF文庫 ダ・ヴィンチ や 1-2)

サブタイトルが「委員長の初恋」であらすじも初恋ぶりが押し出されてるけど、内容は進路に悩む図書委員長ワンちゃんの話。メインはこれ進路相談だよな……
1巻のほうがまだ恋愛成分あったよなーと。あと標準語で読みたかったと書いたけど、標準語だったら多分手にも取ってないよな。地元が舞台だから読んでる、みたいな。友達の昔の日記帳読んでる気分だ。

内容は相変わらず方言で会話がされています。ちなみに私はこの2倍はまだ訛ってます。
分かりやすさをとったのか地域差なのか単に間違えたのか、会話文中のら抜き言葉が修正されていたり、「かまわんよ」とか言ってたり、「ええんじゃないん?」とかいってたりが気になりました。
特に「ええんじゃないん」は中途半端に交じり合って言葉の響きとして気持ち悪い。
ほかはルビふるぐらいには徹底してるんだからそこは「かんまんよ」であり「ええんちゃうん」だよなあと思いました。

言葉の壁もあるし地元民ゆえの物珍しさで読んでるのでおすすめはしません。
やっぱり小説で使う方言としてありなのは近畿地方のことばだよなあと思いました。

〔MF文庫ダ・ヴィンチ〕吉野北高校図書委員会 (MF文庫 ダ・ヴィンチ や 1-1)

タイトルの「図書委員」それから帯の「胸キュン」につられて内容を確認せず買ってしまいました。
2ページ目を読む。「ん?」と思って著者略歴をみる。「ああ、やっぱり」と思った。
登場人物が全員阿波弁喋りよる(゚д゚)
徳島県内にある吉野北高校(おそらく著者の母校である城北高校)の図書委員会を舞台に恋であったり友情であったりの話。

作中の人物と同じように高校生の時の私はこれと似たような進学校の図書委員で、エヴァを見てたり、学年変わって貸し出しカードが2枚目(バーコード式ではない)になるような子で、ラノベやら本の話でべらべら阿波弁で喋りつくしてたわけですが、こうであれば青春的に絶賛勝ち組だったのではないかという、私の過去をすんげええええ美化及び誇張した小説が目の前に突然現れた感じで、恥ずかしいやらいたたまれないやらでついったーとかで叫びまくっていたわけです。

そんなわけで面白かったかどうかさえもまともに判断できないのですが、ぶっちゃけ標準語で読みたかった(゚д゚)

もし読もうと思ってる人がいたら会話のところを拾い読みしてみてください。最初ぺらぺら読んで意味が分からなかったら辞めておいたほうがいいかと。ガチの阿波弁であるため方言に馴染みのない方はとても読みにくいと思います。(私もリアル喋りはこんな感じです)

読みながらずっと思ってたことは
何だこの徳島県民のための小説はwwwwである。
「?やけん」「拭いてきい」とかならまだ何となく分かるだろうけど「いけるか!?(=大丈夫か!?)」とか「俺いぬわ(=俺帰るわ」とか関東とかの人分かるの? 大丈夫なの?とか思いました。

某あっきんぐがレインツリーの国を読んだ時に「関西弁が。背中がかゆい」とかいうようなことをいってた覚えがあるんですが、確かにこれはむず痒いわ(゚д゚)!
水際公園とかボードウォークとか郷土文化会館とかローカルな地名出てくるし。

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