最終巻。
なんというか、「えっ」と言わざるを得ない超展開の連続でした。
74ページまではかわいいねえ。以降はえっあっまじか終わった という感じで。
正直1巻と一部は同じ展開にならざるを得ないとは思うんですが、ジェラルドのあれやこれやが唐突過ぎて正直ないわーと思う疾走する展開。もうちょっとページがあれば。あと儀式のラストのあれの埋まるところでKAREN の終わりのほうを思い出した。古いなあ。
1巻はとてもよかった。
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このボニパンの太ももがえろい。とかまあそういうのはおいといて。
アラゴン沖の小島ヨルカに逗留中のディアス海賊団は陸地の日々を楽しんでいた。ルーアが静養のためしばらく離れることになった夜、メレアグリナ号にはボニーとディアスと、居合わせたリロイだけになっていた。ふたりがいい感じの雰囲気になった時船が勝手に動き出し操縦不能のまま海を走り出した。
そしてたどり着いたのは霧の海域、おびただしい数の難破船がおりかさなりひとつの塊となった「島」だった。
流れ着いた数十人がここで共同生活を送っている。
リロイの過去、懐かしき再会、エランジールの女王の言葉が脳裏に焼きついて離れないファド。
167ページから向こう、脳内では「生と死を分かつ境界の古井戸」ががんがん流れた。
だってあれ絶対井戸に呼ばれてるぜ。水に焦がれる魚のように飛び込んだ人と最悪、そっちにいきます! と飛び込んだ人。井戸のような穴に落ちて目が覚めたら綺麗な草原なんだぜ。
今回はあれがないぞと思ってたらきっちり用意されていた。ボニパンは相変わらずボニパンである。今回のパンツは犬神家状態を想像した。いや多分違うんだろうけどね!
著者略歴のところとかあとがきに、ぬーんとなった。本当にな。
トゥループ国の姫アリーは「この娘の結婚は祖国を繁栄に導く。しかし恋に落ちた相手と結ばれたら死んでしまう」という託宣を受けた。それからというもの、アリーが恋に落ちないように厳重に見守られ、恋を知らずに育ち16歳になってついに結婚を迫られる年齢になった。
目の前には典礼局が選んだ絵姿が置かれている。いずれも「愛のない結婚」に同意した者である。
その中でひとつ、馬面をした絵姿があった。首から上がどう見ても馬。クレール国の第4王子リオハルトは呪いのせいで今のような姿になっているらしい。誰かと結婚しなければいけないのなら、馬の姿なら愛せないだろうとアリーはリオハルトを選んだがどっこい、アリーは式当日に出会ったリオハルトに恋に落ちてしまった。
愛せないだろうと思ってた馬なのに、恋に落ちて結ばれたら死ぬよと散々言われてきたのに。
結局のところ、結婚式が終わってもアリーは生きていた。馬だったリオハルトは呪いが解けていた。
というところからはじまるバカップルの物語。もしくはあとがきによるところの「読むとニヤニヤしてしまうお話」。
だいたいあってる! あとがき漫画とラフを見てあれっと思って帯めくったら馬がいてしぬほどわろた。
まあSはMにご奉仕する生き物だってだれかがいってたからつりあってると思う。
25歳だけど「じい」のイケメン僧侶ラディムがもギップリャーギップリャー1でよいです。
いつ死ぬんだかいまいち分からない姫と元馬の王子はお互い惹かれあって、とりあえず手をつなぐ以上のことはせず、そもそも接近してたらラディムが邪魔しにくるんですが、おかまいなくいちゃついているのである。まあ「死の託宣」以外にも問題はあるんだけどいちゃいちゃしているのである。
とにかく「バッカwwwwwwwwww」ってキャーキャー読むのがただしいと思います。
いちゃいちゃしてるんだけど、恋愛特化! じゃなくてかなり笑えるラブコメです。
作品で例えるなら有川浩作品じゃなくて竹宮ゆゆこ作品。キャラで例えるなら死神姫のカシュヴァーン様アリシア破廉恥レーダートレイスみたいな。
あと27ページのイラストはめちゃイケを思い出してすごくシュールだと思います。
「あああああっ! コラーーーーーーーーーーっ!!」
お砂糖の焦げるような甘ったるい雰囲気を感じたのか、顔を上げたラディムが跳ね起きる。
教育係に絶叫され、アリーは驚いて夫の首にしがみついた。それがラディムをさらに逆上させたのだろう。わりと美形の僧侶は両手で髪を掴むと、天も裂けよばかりに吼えた。
「だから! あんたがたは仲良くしちゃいけないんだっつっとろうぐあああっ!!」
(略)
ふてくされた子どものような声を出しながらも、リオハルトがアリーを立ち上がらせた。それでもしつこく手をつないだままなのを見て、飛びかかったラディムが、手刀で別つ。
「とう!」
「きゃっ」
「痛たたた、乱暴だなぁ、ラディムは」(P155〜P156)
- 魔法陣グルグル [↩]
そういえばビーズログは魔王様の話が結構多いレーベルなのでした。
帯からして既に「ちょっと変わった友情(以上?)召喚ストーリー」って書いてあったからニアホモ前提で読んだら普通にキャッキャウフフしてるだけだった。最近ここの境界が自分の中でかなりぐらぐらになってるからなー。とりあえず登場人物は概ね男です。
アルドはリンネの街の道場でいたかと思えば突然現れた扉に飲み込まれ、次の瞬間には祭壇のような場所で異形に囲まれ立っていた。カエルの顔をした騎士に「そなたこそが伝説の勇者にして王の盟友」と歓迎される。
魔王カマルと目を合わせた瞬間アルドは幼い頃のことを思い出していた。
闇に包まれた森で出口を探し彷徨い、友情を誓って別れたあのカマルが今の魔王なのだ。
父が亡くなり魔王の座を継いだカマルだったが、カマルに魔王の資格なしと異を唱えたのが彼の叔父バルカンで、王位を簒奪しようとしている。代々の魔王は世界の危機が近づくと半身である勇者を召喚して闇を払ってきた。そしてアルドがここに召喚された。
アルドの巻き添えで召喚されたロンが巻き込まれ型主人公過ぎる。
あの剣を選んでるシーンとか好きだな。
このサブタイトルでふいた。勇者となるための条件が、「見栄えのいい美少年で1幼い頃魔王と会っていること」というもの。
- 古今東西勇者たるもの小さな体で武器を振り回し巨悪を倒すものであるべき、という発想 [↩]
変態王子と受難の姫君。
ニアホモではないですが変態がいます。愛すべき変態がいます。おまえはばかじゃないのか。
若き兵士ミラはある日鳥を助けようとしていたところをお忍び訪問中だった隣国の王子アレクシスと出会う。
アレクシスはいなくなった女性を探しておりそれがあまりにもミラに似ているということで、触った。あと風呂にも誘った。しかしミラの体は見ても男子なそれ。アレクシスは衝撃のあまり脱衣所(仮)で全裸四つんばい、後号泣。要するにorz ←こういう感じ
その後もアレクシスとミラの友好は続くのだが、アレクシスはミラも知らなかった事実をもたらす。
これはネタバレラインが結構高いのであまり書けることがない。
アレクシスは存在が犯罪。ミラはメンタルがイケメン。面白かった。
というかイケメンが「全裸四つんばいでそのあと行動不能になるレベルの号泣」とか「あなたが熟女なら熟女好きになるし幼女なら幼女好きになる」とかビズログ自由だな。ぱねえな。
黒鳥州刺史の妹朧月は、「幽鬼を見る少し風変わりだがのんびりしていて可愛らしい天然公主」という噂だがそれは身内が流した噂であって、事実は姉気質の幽鬼に甲斐甲斐しく世話をされる引きこもり少女だった。もう5年は家の外に出ていない。働きたくないでござる! とかその類の理由で外に出ないわけではないのだけどとにかく人との接触を苦手としている。その彼女が今上陛下から召集され無理やり外に出されることになった。
迎えに来た蒼刻が担ぎだしことあるごとに「帰りたい」「隅にいたい」と連呼する朧月を「引きこもり体質の珍獣の躾」と称し指導を加えていくのであった。
要するに侍ニーティのポジションが逆です。朧月と蒼刻の近づきっぷりがとても微笑ましいです。
張さんがNo.1すぎます。あとP203とかやばい。ぶふぉっとなった。
海賊と修道女の話3冊目。
ルーアの下の名前にこいつ「すいちゅうこきゅう」のマテリア1持ってやがる……と思うなど。
ファド一行は輸送船を襲撃したとこ輸送船に化けていたのは女海賊エブリン率いるローズ一家だった。
ファドのファンだというローズの発言で休戦→宴となった。
イヤボーンに続いてNTRとかレベルが高いぜ! と思った。調教されたサンホラー的に新キャラは
\ 妖艶熟女メアリー先輩 / \ 鉄拳美少女エブ先輩 / \ まじパねえっす! / でいいと思います。
色々あってエランジールへ行くことになったボニーの決心がすごい。なんだこの男前。
メアリーとデリックがまじで肝っ玉母さんと思春期男子。
ふつうに格好いいシーンにもできたのにあえてかぼぱんぶっこむこの話がとても好きです。
- ルーア・ゲインズブール。ゲインズブールといえばFF7のエアリス。ところでエアリス好きはクライシスコアFF7はやるべきだと思います。エアリスが動いて喋る! かわいい! [↩]
下巻。
ブラッキアリからコローニアへ貨物として3人へ移動中だった。
ウィルとエルネストがキャッキャウフフしすぎである。
単品ではウィルが好きですがコンビとなるとアンジェリンとエルネストがとても好きです。
エルネスト→→アンジェリンでお願いします。エターナル片想いで。
「兄上の出力はかなり高い」に笑った。
全体的に超満足してしまったので逆に特にここというのがないな。
落ち着きますからとか捕まりにくい努力をするようにとか音読するとか。
ついに迎えた! しかも古式ゆかしき朝チュンで!
よいものだ! それはよいものだ! しみじみとトレイスの気分が味わえる。破廉恥!
読みながら布団の上を360度回転した。再婚おめでとうございます。今後もワールドイズ嫁で1
92〜93ページのあたりが好きです最近なんかガーンとツボが練成されている。ハイタッチis燃え。
「死なないが嫌な気分になる粉」と成分を考えていて「1週間履き続けたブーツ」ということでどうか、という結論。
割と序盤の言いあいをしているカシュヴァーンとトレイスとかこいつらばっかじゃないのかと思いつつ可愛い。
トレイスは徐々に変人度というかカシュヴァーン馬鹿が上がっていったなあ。
今回はルアークとジェダの「息子」で「お母さん」ぶりがあちこちにあったのでにこにこしていたんだけど、ジェダが!
なんかこのひとは本当に真面目で、真面目なだけに不憫な人だな。まじ尖兵。
1号3号とか、岸田メルさんここ最近ずっと「いい仕事をしている挿絵大賞」すぎる。
特典SSの「トレイス画伯の初夜指南」もあわせて読んでしみじみ。
口付けに及ばんばかりに盛り上がる二人を、間合いを計る暗殺者のまなざしでジェダがじっと見つめている。今にも手が出そうになっている彼をセイグラムが制した。
「ジェダ、まだ動くな。奴が逃れられない罪を犯してから仕留めろ」
「はッ」
「……セイグラムさん、やっぱりジェダさん返してくれない?」(P162)
- せかーいでいちばんめーがーみーさーまーで [↩]