シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と白の貴公子 (角川ビーンズ文庫)

前巻から月日は流れること9ヶ月、1巻からは1年経ち、早くも品評会の季節になりました。
個人的には予想外すぎる展開をした3巻でした。いやえ、もう銀砂糖師になっちゃうの? っていう。いや春らしいイベントとか夏らしいイベントとかシャルとすったもんだーがあったりして5冊か6冊ぐらいかけて銀砂糖師になるもんだと思っていたのだ。時間を進めるのは簡単だけど戻すのは(短編を除いては)無理だからなー。あと2巻のときも思ったけど序盤の地の文ではなく「説明文」と短編の種蒔いてる感が気になります。

いや、しかしそろそろ「後半の小公女セーラ」展開はなんとかならんのですかね。ラドクリフ派がメインで出てくると途端にこう、なあ。ジョナスに見せ場をあげてください(2回目)アンにベッキーかせめてアーメンガード的存在をあげてください。ジェームスはこれ以上いりません。
あとキース・パウエルが黒幕に思えて仕方が無いこの頃。
読後感はあまりよくない。後味の悪い話は愛すべきところですが、いやーな感じの顔になるあれだなあ。
簡潔にいうと最初から最後までストレスのたまる展開で溜め込んだまま続いてしまった。
4巻では一番いい挽回をたのむ。店頭にあった小冊子では春先に発売予定ってあった。