真夜中の太陽〈上〉 (小学館キャンバス文庫)
真夜中の太陽〈下〉 (小学館キャンバス文庫)

あとがき曰く野梨原花南初の文庫作品1らしい。94年の作品。
またキャンバス文庫を読むことになるとは思わなかったわけですが、内容的には「隻腕の神の島」とか「風の歌 星の道」とかあったころのスニーカー文庫にあっても不思議ではない感じです。
たぶんこれは作者名伏せられていたら多分分からないと思う。ちょっと雰囲気が違う。軽快に人が死んでいる。
下巻はもしかしたら……? とか思うかもしれないけど上巻は無理だな。

奴隷のジーク、ジークに憑生している竜のキュート・亡国ファラティリオンの姫ルビィの話。

雰囲気が違うと思ったのは2つあって、ひとつは恋愛とか親子愛とか隣人愛とかなんでもいいけど「あなたが大切なんです」成分が比較的少なめだったのと、あとがき曰くの「女の子は気弱で泣き虫」なことだ。今まで読んできているのは「女は度胸」を地で行くようなひとばかりなんだよな。

ダリアがレティシア海賊団@Chonicle 2ndにみえました。ダリア姐さんはよい。

  1. それまでは新書レーベルで。 []