みすけん! さかたき新
男女問わず本好きはちょっとこれまじオススメなんですけどっていう漫画です。
舞台は京都の大学、推理小説研究会。
一部の人にわかりやすく説明すると「モバマスが攻めてくる前のラ管連を2次元にしてみた」です。
大学生になったし彼氏ほしいよねせっかくだからイケメンの彼氏がいいよねっていうことで、出会った同学部の本好きのイケメンとお近づきになるべく色々話しかけたりします。同じサークルに入ります。
そうして入会したのかミス研です。男所帯で女の子は主人公の千里以外はスプラッタ大好き仁科さんだけ。
ラブコメっていうか「本を読むのって意外と楽しいね」「その楽しいことを共有できる仲間がいるっていいよね」
千里のミステリ初めてが「十角館の殺人」っていーーーね!
「読んだことあるの?」「(ミステリ好きで)読んだことないやつなんているの」っていう返しもいいです。
「それが好きならこっちも好きかも」「俺これが好き!!!!!!!」いいね。
誰か人の家に上がりこんで本棚にやにやしたいねーーわたしもうそんなこと何年もしてないよーーーー
という本を読んだ翌日である今日、はじめて有栖川有栖を読んだというコモリさんに火村さんも読みませんか→いっぱいあるから……→とりあえず46番目の密室で! →メモした! →講談社文庫版な! わたしはビーンズ文庫の火村さんは認めない! ということをしていた。
嘘解きレトリック 都戸利津
舞台は昭和初期。登場人物の着物率はなかなか高いです。
嘘を聞き分ける少女鹿乃子は村人に疎まれ親に迷惑をかけていることが心苦しく村を出た。
お腹がすきすぎて倒れていた所を介抱された。貧乏探偵とその友人、定食屋のおかみさんだ。
探偵の左右馬は鹿乃子の「嘘を聞き分ける」力を目の当たりにしても気味が悪いとも思わず受け入れてくれた。鹿乃子にとってははじめて出会う「信頼できる他人」。ひとりじゃないといってくれるその幸福感はすごい。
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