はじめての一迅社文庫。久しぶりの小林めぐみ作品は富士ミスの「食卓にビールを」みたいな話でした。日常の風景になちゅらるに宇宙人とかが混ざってきたり地球が危機だったり短編だったり。

恋愛前夜—キレイなキス (コバルト文庫)

久しぶりに読んだー。
なんかくさなぎ俊祈だなあ。挿絵:くさなぎ俊祈だから余計増幅されてる。
ていうか現代高校生が主人公なのに飲酒喫煙麻薬暴力妊娠自殺とこの時のコバルトちょーフリーダムだなあ。

SH@PPLE—しゃっぷる—(2) (富士見ファンタジア文庫 185-2)

男女の双子が立場と制服を交換しちゃうよラブコメ第2巻湯煙編。
挿絵の着衣率は半端なく低いですが女性ラノベ読みにもオススメの1冊です。

今巻のお気に入りは淡谷名誉兄貴こと舞姫とゆかいな仲間達のほうでした。本家の刺客でヒーホー。

胡蝶の宮で金髪縦ロールでデカメロンでも名前を小学生的ノリで書いてしまうとのりちゃんもしくはのんちゃんなんだよなあ素朴だなということを名前が出てくるたびに思いました(1巻はそんなことを考えている余分はなかったのだ

しかしあとがきのニク・ジュ・バーンっていつぞやのビバブー・ザ・ヒキニクみたいだな。ひきにくのビバブー。ブタミンチブタミンチ。あと彼女も私のエリスではありません。

8割表紙イラストの再録でした。
身代わり伯爵の短編は実に3ページ。まあフレッドだったけど。3ページ。

……次はもう応募するのはやめとこうな。
オペラはオペラ単品だからちょっと期待しておこう……



富士見のStyle-Fってちゃんとまだ残ってたんだなと思った。

現代イタリアのナポリで愛される道化「プルチネッラ」を目指す少年2人。演劇一族の貴公子ルカと、スペイン地区(とても治安が悪いところ)に住む大道芸で生計を立てるジェンナーロ2人の話……であると同時に紀元79年からすべての記憶を持って延々と転生を繰り返す道化の話。

まったくはまれない話だった。
道化(転生しているほうの)の血まみれの赤いシャツのところは割と好きなんだけど。女子分が足りない。もうひとつのデビュー作のほうは装丁がすごくって気になってたんだけど、こっちよりさらに読む人を選ぶ話だそうなのでやめておく。

東方ウィッチクラフト—神様はダイスを振らない (コバルト文庫)

ランラン分の補給。

「幸福とは、不幸でない状態のことを指して言えばいいのか? それとももっと飢えの段階がある? 誰がそれを判断するのだ? 世界は曖昧な基準に満ちているね。……そして何よりぼくが、曖昧な境にさまよう魔女なのだよ」

(P135)

明日超大雨予報なのであれこれ買い込む&図書館に行く。
しゃっぷるがちょー売れてる感じだった。

そして数時間後。漫才を見つつ掃除。
この前ついったーで深谷晶子とか松井千尋とか竹岡葉月とかの話をしていて、懐かしくなったのでらったったと↑のとは別の図書館へ行く。
……出てきたころにはなぜか手には10冊の本が。

そんなわけで今我が家には両手が往復しても足りないぐらいの図書館本があります。さすがに我ながらお前馬鹿だろうと思った(まあ小説じゃなくてみて楽しむ系の本も多いんだけど

ていうか水の中の光りがなんかなくなってた。絶対に買ってない×ほかでは読むところがないはずなので、読んだのは確実にここなんだけど(検索からも消えているので借りられてるオチはない
謎だ……廃棄されたのかな……

コバルト風雲録

コバルトが出来る以前の話や、氷室冴子・新井素子がデビューしたころの話から丘ミキ・MOTHER・ドラクエノベライズの話まで。久美沙織の作家人生について。面白かった……こっちも付箋がびっしりです。

・ハーレクインとアルルカンは同じ単語のイギリス風とフランス風読み

というわけで、小ジュがコバルトに変革していく怒涛の時代を、フロントライナーとして疾走した……というより、むしろ、ブルドーザーのように開拓して、あとから進むものたちのためのコース設定をしてくださったのが氷室さんであり、日本マンガ界ぜんたいが手塚治虫先生ヌキでは語れないように、氷室さんがいなかったら、いろんなことが「こー」はなっていなかっただろうというのが私の感想です(P58)

では、一般大衆娯楽文学と、「そのへん」の違いって、いったいなんなんでしょう?正直わたしにもよーわかりません。でも「もしかすると」コレではないかと思っているものはあります。
それはエロスの質です。
エロスというても、エロとちゃうよ。快楽。快感。官能。そうには違いないんだけど。「美的感動」というと、ちょっとはわかるかな。(P70)

「そのへん」=ラノベ

『おかみき』にウケてくれる読者の大半が、それを未来と朱海くんとの「ラブコメ」だと思ってしまってくれているらしい、ということだったのでした。
(中略)
すみません、わたし、マジ、困惑したんです。
わたしは「とある特殊な境遇にあった清純といえば聞こえはいいが融通のきかないタマシイが、別の(どちらかというと前よりは普通で一般的な)環境に放り込まれた時に、どのような摩擦をうけ、どのように苦しみ、そしてどのように自己変革して適応していくか」という物語を描いているつもりだったのです。いや、そんな壮大なテーマをそうカタクルシイ文章で意識してたってわけじゃないですけど。(P184)

北村薫の創作表現講義—あなたを読む、わたしを書く (新潮選書)

小説の書き方の本ではありません。早稲田大学での講義の一部を本にしたものです。
久しぶりに付箋がびっしりになりました。
天野慶さん(歌人)にインタビューしてそれを600字程度のコラムに起こすのが面白かったな。

天野 ちなみに、皆さんが知っている歌人は、どんな人ですか。
学生 俵万智さん。斎藤茂吉。
天野 2人? もっといませんか。そうなんですよね。小説家だと色々出てくるでしょうけれど、歌人だと、俵さんから茂吉から与謝野晶子、次はいきなり万葉集の人になってしまったりする。

(P106)

どれぐらい出てくるかやってみた。
加藤千恵、枡野浩一、穂村弘、脇川飛鳥、俵万智、名前忘れたけど長嶋有の別名義の、佐藤真由美(っていたよね枡野さん系で)、斉藤斎藤。
歌までちゃんと覚えてるのは加藤千恵と穂村弘と俵万智ぐらいなんですが。

(6/23追記 ↑間違いがあったので一部打ち消し線を引っ張ってます)

と書いてたらハッピーアイスクリームとかんたん短歌が読みたくなってきた。明日掘る。

コラムで続きが気になったのは11番と6番。

・応募作の話(こういうものが多くて困る編)
男性が書く場合は<根拠なきモテ系小説>女性が書く場合は<自分探しの小説>

・翻訳の話

簡単な言葉が難しい。《おっちゃん》という呼びかけで、まずつまずいた。関東なら《おじさん》。でも《アンクル》じゃないだろう。で、どうしたか。
(中略)
さて、枝雀さんは、ネイティブの人に聞いたそうです。《おっちゃんハ英語デ、ナント、イイマスカー》なんて、質問したんですね。そうしたらね、《ヘイ、ユー》だって。
目から鱗ですね。

(P250)

本当に目から鱗だった。

とでもいうべきペースでFC会報が来てる。
去年は「ネタはあるはずなのに会報はまったく来ない」状況がずっと続いていたのにどうしたんだ……
内容はドリポだった。ドリポだった。うわこれはいきたかったなあああああ。
写真超多い。リオンがまた活躍している(ワイン的に
2ページのREMIが可愛い。REMI可愛いよREMI
さらっとちいさく革命先生からの花の写真が映っているのにふいた。
ていうか超重力まじで表記が「9th storyCD」だった!
次はファラオの呪いとコスモポリタンナポリタンだね!

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