神曲奏界ポリフォニカ アイソレーション・ブラック 神曲奏界ポリフォニカ (GA文庫 お 2-16)

マティアとシェリカ、絶海の孤島のリゾートホテルで事件に挑む。
今回はマナガが1回休みな感じでほぼ別行動で、マナガの出番はあんまりなく。

そろそろ黒ポリも切りでいいかなと思いました。読み出した頃にあったときめきが今はもうない。

ワルプルギスの夜、黒猫とダンスを。 (一迅社文庫 アイリス こ 3-1)

ルナはダンスのコンテストのため靴屋へ行った。とても気に入った靴はなにやらいわくつきで「店主の祖父の代から置かれている大魔女ベファーナのお抱え靴職人が作った」真っ赤な靴。今まで何十年も棚に並んでいたが誰にも買われることのなかったその靴を履いて歩いていると真っ赤なドレスの女に声をかけられた。
いわく「いただくわ。靴も、あなたの体もねえ」
目が覚めるとルナと女——大魔女ベファーナの体が入れ替わっていた。

とても好きですとても好きです。
・ルナが駄目な子だったのが段々成長して凄い子になった!
・ノーチェに時々カリアラの影が見えた。猫耳!猫耳! ツンデレのアホの子はいいな。
・ダンスはいい!
・長老の矛盾しすぎが激しくツボった。ハイテク。
・げっ歯類だからな!

やがて音と共に暗がりから姿を現したのは、電動車椅子に乗った、しわがれた老婆だった。
老婆は巧みな手さばきで車椅子のスイッチを操り、きゅるんと回転させて怒鳴る。
「ワシらには機械なぞ必要ないのじゃ!」

(P47)

きみとぼくが壊した世界 (講談社ノベルス ニJ- 22)
世界シリーズ第3弾ロンドン編。
・観光中のくろね子さんがかわいいです。
・上から目線の褒め言葉シリーズ!
・メッタメタにされた!
ネタバレなしに書くのが異様に難しい本なのでおとなしく溶け込ませることにします。
リレー小説か(゚д゚)!
真ん中過ぎぐらいには最終的にはロンドンに来たことも小説の一部になるんじゃね?とか思ってた。べりー疑心暗鬼。知らなかったから40ページぐらいでとても驚いた。気付けよ!!!!!みたいな。

「しっかし、当たり前ですけど、この国、街のあちこちに教会があるんですね。つい、セーブしちゃいたくなりますよ」

(P140)

深泥丘奇談 (幽BOOKS)

鬱々としていて登場人物が胡散臭くていい。いい世界観。
「長びく雨」と「サムザムシ」が好き。

装丁が凄くいい仕事をしていた。凝ってる。

ロードムービー

「ロードムービー」「道の先」「雪の降る道」3編収録で初ハードカバーのよう。
これで昔のメフィスト(雪の降る道が収録されている)が捨てられる……!とおもいました。
雪の降る道はヒロとみーちゃんの話。
道の先は冷たい校舎?で目立たなかった彼(具体名は明かされてない)のその後の話。
「目立たなかった」「彼」ということは充?
ロードムービーは3作の中で一番「冷たい校舎」っぽくない話。
発売日は10/23

あと11月に凍りのくじらが文庫落ちの模様。
以上IN☆POCKET10月号の特集より。

最後の鐘が鳴るとき (電撃文庫 て 4-3 電撃コラボレーション)

「ハルカワくんと人体模型」(魂を持った人体模型と2年生の生物部男子の春川のラブコメ)
「MW学園の崩壊」(6年前に埋めたタイムカプセルから真新しい死体が出てきた。いい狂気展開)
カバー裏
のあたりは好き。次回からは参加してる人もチェックしたほうがいいと思った。
今回は知ってる人が壁井ユカコ・鎌池和馬・成田良悟・(上遠野浩平)だけだよ!3/9!
ちなみにハルカワくんと?はNoCallNolifeのハルカワかと思ったけど普通の子だった。

後最近の電撃はカバー裏になんか仕込むの好きだなー。漫画だったらめくるけど小説はめくる習慣がないから読書メーターで見るまで裏があるの知らなかった。

きのうの世界

水路が巡らされたとある田舎町で起こった殺人事件。
月の裏側っぽいなあとか思ったり、2人称が押し出されていたり、視点がころころ変わるのでなんだこれはーと思った。この何だか不吉な感じと焚き火の神様とかはとてもときめくけど、あんまり好きな感じではなかった。

「そこに、お昼になる前に赤いものを結んでおかないと駄目だから」
「どうして赤いものを結んでおかないと駄目だから」
慶吾は辛抱強く質問を続けた。子供を相手にする時は、子供の頭の中の思考スピードに合わせなければ答えを引き出せない。
「でないと、助からないの」

(P372)

夏のくじら

懐かしい……!
東京で育った篤史は高知大学進学を機に祖父母の家へ移り住んだ。
町内会でよさこいチームを復活させることになり、それに参加することになる。

土佐弁もよさこいの練習シーンから本番からいろいろ出てくる。
私は本場のものこそ見たことありませんが、大学時代は2年ほどよさこいを踊ってました。
とても懐かしい。
(ちなみに阿波踊り王国にあってよさこいを選んだのは「この機会を逃したら一生縁がないと思うから」です)
読んでて、鳴子の音がなんか聞こえてくるし、歌も聞こえてくるし実際ちょっと踊ったりしておりました。

振りはそれらをふまえ、はじけるような元気のよさをちりばめながらも基本、隊列美を尊重する高度な群舞をめざしていた。腕を差し伸べたときの鳴子の角度、くるりとターンするときのスピード、決めポーズの時の腰の高さまでひとりひとりダメ出しされる。

(P165)

懐かしい懐かしい!と思ったシーン。
毎日3時間とか普通に練習してたなあとか、いざ指導する側に回った時の難しさとか、いかにして目立つかとか(←とても重要)カチャーシー踊ったりとか(エイサーチームもあった)大学時代を回顧してみるのです。

県内どっかでよさこいサークルとかないだろうか(ないよなあ。

BLACK BLOOD BROTHERS 7 (7) (富士見ファンタジア文庫 96-11)BLACK BLOOD BROTHERS 8 (8) (富士見ファンタジア文庫 96-13)

第2部の終わりと第3部の始まり。

好き勝手に書きたいので白くしておきますね。
ゼルマンとかセイとか陣内とか張とか次々に舞台からどうなるんだと思った。
まあセイはバウワウ卿に乗り移ってるくさいけど。
ミミコがずいぶんと格好良くなった。
8巻のミミコと吸血鬼兄弟が再開してるシーンはなんかスレイヤーズNEXTのラストをうっかり思い出した。

ミミコとサマンサがカニほじくりながら無口になってるシーンに吹いた。

九龍一族は悪役だけどなんかいい。私にしては珍しいことだけどとても好き。

初恋素描帖 (ダ・ヴィンチブックス)

ショートショート。14歳の初恋1クラス分。か わ い す ぎ る 
とても好きなのが佐原さんと武田君で!

「え、なに、告る気?『わたし、もじもじ……ずっと武田のこと好きだったの!』みたいな」
(略)
「アンタなんかに告るわけないじゃん、ただアレだもん、今度の学祭に漫才コンビ組んで出ない? って言いたかっただけだもん!」

(P139?140)

佐原さん視点と武田君視点両方読めるとか死ぬ。青すぎて死ぬ。

佐々木さんも好きだ。

私はこうして小さな幸福を貯めるのだ。部活で会うだけの西村先輩との会話、きれいに切り取ることができた空と先輩の絵、そういうのを記憶に貯金する。家に帰ってからなんどもなんども確かめる。食事の後片付けをしながら、ブラウスにアイロンをかけながら、ずっと思い返している。
それだけでいい。

(P79)

告白しないままに終わるオチかとおもったら何だあの切ないオチ。
ほしいものはなんでもあげる みたいな。

インパクトがありすぎた一文は

美しい。美しすぎてのたうちまわりたい。

(P113)

名前が鍵太郎だったためにうっかり生徒会@富士見ファンタジアの鍵が頭をよぎっていきました。
森君も好きだな。こっちが本当の夏だ!とかいってるところが。
これの原形になった(らしい)豊島さんのリアル中学生の時の日記読みたい。日記なのに3人称。

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