雨にもまけず粗茶一服 上 (1) (ピュアフル文庫 ま 1-2)

友衛遊馬は東京にある弓道・剣道・茶道(メインは茶道)家元の長男で、将来のため京都の大学を受験するように言われていたが5つとも不合格。
と家族には言っていたが、実のところは車の免許を取ったりライブにいったり5つ中4つは受験さえもしていなかった。それを知った父は激怒。比叡山に修行に出されるところを逃げ出し、友達の家に転がり込んだが色々あってあれほど嫌だった京都に行き、生活の拠点を置くこととなる。

特に派手な展開はないし、茶道のことは全くもってわからないけど面白かったなー。京都が舞台なので喋りのメインは京都弁です。京都弁聞くだけでも気分悪いわーっていう遊馬が根っこをおろしていくところが面白い。

そして今ぎゃーーってなったことには帯の折り返しの部分が続編連載中の宣伝なんだけどそのあらすじがさらっとネタバレだ……そんなに重大じゃないけどこれは……

BLACK BLOOD BROTHERS 6 —ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結— (富士見ファンタジア文庫)

なんていう引きだーーー。
「その時」がやってきたときの予行演習、みたいな。158P?176Pとか、270P以降とか。死ねる!死ねる! (*゚∀゚)=3
あとゼルマンが格好いいです。うはうは。

今朝子の晩ごはん 嵐の直木賞篇 (ポプラ文庫 ま 1-2)

日記本。
吉原手引草が直木賞受賞したときのこともこの巻に収録されてます。
あと日本の政治のことも微妙に多い。10/8現在の総理大臣のことは嫌いなようなので(安倍首相辞任のところを見ながら)今の状態をどう思ってるんだろうか、とか思いつつ3巻を待ってみる。ぐぐってブログを見ればいい、という話なんだけど。

ところで今日は具体的な仕事の話はヌキにして出版業界の四方山話をしたが、アメリカの出版界はM&Aが非常に盛んで、どんどんと合併が進み、今やほとんどが二大出版社の傘下に収まっているという話を姐さんから聞いて、「何故に日本の出版社は合併しないの?」と尋ねたところ、「そりゃ株を上場してないからですよ」と、いともあっさり答えられた。

(P193)

あ、そういえばと思った件。

角川書店とメディアワークスは別物と思っていたことが私にもありました(具体的に言うと3年ぐらい前まで

とても少ない。

・ブログの話
近日中にやっぱりWordPressに移る事を考えてます。記事の新規作成時超重いので。
そのためブログとしてはアドレス変わります。あっちこっちからリンクされている関係で、この場所はそのまま残します。検索避けとかつけて、コメントTBは封鎖して、ログはNewのほうへも持って行きます。一応決行は年内で考えてます。

・旅立ちすぎです。
6月からなんか月1で県外に遊びに行ってるような気がします。
今月は今週末が宝塚で来月は京都で再来月は愛媛です。近場といえば近場ですがアクティブすぎ>私

・PBWの話
楽しいです(゚д゚)
ついったーでなんかわけわからん話してると思ったら98%これの話をしていると思ってくれて大丈夫です。キャラがちょっと自分の思惑を超えて動きすぎです。

宝塚(ヅカ)読本

金色の物凄く目立つ本です。
3連休の最終日でうっかりヅカデビューすることになりました。
そして前から目をつけていたこの本である。
ヅカ未経験者が思うささやかな疑問(ヅカ見てみたいんだけどどうしたらいいの、みたいな)にそっと回答が載っているような初心者に優しい本でした。黒木瞳って元ヅカの人なんだな……

書店はタイムマシーン—桜庭一樹読書日記

続・桜庭一樹読書日記である。
今回も付箋を片手にぺたぺた貼りながら読む読む。

黒い成分を補給していたPBWサイトが終了したので補給源を探していたところ、黒い成分ならー、と薦められていたケッチャムについて読む。

多分この巻も3ヶ月に1回ペースで読むことになるんかなーとか思いつつ1回目ごち。

明日も元気にいきましょう (角川文庫)

「こんなものがほしいよ」「うちにあるこだわりのもの」な感じのエッセイ。
ネーミングセンスの回がとてもツボった。
遺伝過ぎる。

ちょーなごむエッセイでした。
なくなったものの名前を呼んだら返事する機械とヒトナビはぜひとも発明してください。

きみが見つける物語    十代のための新名作 恋愛編 (角川文庫 あ 100-105)

短編集、なんだけどなんか変な気がする。
本当は長編なんだけど一部だけ抜いて短編にしました、みたいな。

あおぞらフレーク@梨屋アリエはその中途半端感がとても気になったので元を当たってみることにしました。警報音の説明とかがされないので意味不明で謎過ぎる……

しあわせは子猫のかたち@乙一を久しぶりに読む。
私乙一作品の中ではこれが一番好きなんだわ。

植物図鑑@有川浩は本当に連載作品の1話をお試しに収録してみましたって感じで、このあといつきとさやかはどうなったのかーーーってとても気になった。sari-sari押さえておくべき?(携帯媒体というのがとても気になっている。うーん。

Herstories彼女たちの物語—21世紀女性作家10人インタビュー

小説すばるでやってた(らしい)インタビューが一冊になりました。
10人分あるけど、桜庭一樹・三浦しをん・島本理生を読んだら満足したのでここでやめる。

ちなみにインタビューを受けている人は、綿矢りさ・柴崎友香・島本理生・桜庭一樹・鹿真田真希・三浦しをん・雨宮処凛・本谷有希子・青山七恵・金原ひとみ(掲載順)

島本さんが超ユヤタン似でびっくりした(顔を見たのは多分これが初めて
夫婦だからってそんなに早く似てこないよなあ、ていうことは元々顔の系統が似ているのかしら、とか思ったり(特に最初のページの真正面からの写真が似ていると思うのです。

「桜庭一樹とライトノベル」の話は多分初めてみた(どこで見ても子供向けの小説とかかれてたので)あと続桜庭一樹読書日記に載ってる「写真映りのいい」やつはこれに載ってます)
私には写真映りがいいのかどうか判断つかない(いつも違う顔してるから

——ノベライゼーションだけでなく、ライトノベルは一般小説に比べ規制が多いジャンルですよね。これは必ず入れるとか、これは書いてはいけないというような約束事があるのでしょうか
桜庭 最初その世界に入った時は、何でもありなアングラ空間のような気がしていて(笑)、一般文芸ではあり得ないようなことをやってもいいようなイメージがありました。でも批評がほとんど存在しない場所で、客観的評価ではなく売り上げやアンケート結果がすべてという点において、売れれば正しいし、売れないものは間違っているという、少年マンガ雑誌のような厳しい世界でもありました。
 そのいっぽうで、本屋の片隅に置かれていたので、まったく新しいとんでもないものがぽろっと出てきても気にしないところがあったんです。自由と不自由の両面がありましたね。
(略)
回転が速いので作家がどんどん消えていくんです。ヒット作が出ると、マンガと一緒でコンスタントにシリーズを書き続けることになります。だから年に少なくとも四、五冊は出さないといけない。商業的な速度の中で力を使い潰してしまうのではないかと悩みました。

(P85~P86)

「ラノベはフリーダム」という感じの表現をよく目にしたり聞いたりしてたので「規制の多いジャンル」と見てなんか新鮮なものをおぼえたー。

また自分が読んできた本の世界を現代の日本に甦らせるような書き方をしてきましたが、これからはより世界文学の影響下にある作品を書いていくかもしれません。

(P102)

2段構成24ページあるのでとても読み甲斐があった(*゚∀゚)=3

三浦しをんの月魚のはなしがおもしろかったな。

三浦 『月魚』はBLにしてもよかったんですけど。何をもってBLなのかというのは非常に難しい問題で、ここでは語りきれません。ただ男2人の親密な関係を描けばそれはBL、というふうに考えるのは間違っています。BLって書くのがすごくむずかしいんです。BLとして書ききれなかった作品という言い方が正しいのかもしれません。

(P137)

三浦作品は「男子系小説」と「女子系小説」の2つに分かれるっていってたけどそういえばそうだなあと読みながらおもった。

PAGE TOP