雨にもまけず粗茶一服 下 (3) (ピュアフル文庫 ま 1-3)

脱走した東京の茶道家元跡取り遊馬VS京都の茶人後編。跡継ぎは誰だ編。
遊馬の出番は上巻比押さえられた気がするなあ。登場人物がとても多かった。
行馬がよくできた黒い子のような気がする(ホスト部のハニー先輩的な意味で

<ありがとう>
京都のひとがそう口にするとき、語尾上がりのそのイントネーションは限りなく優しい。

(P95)

わざわざ語尾上がりって書くということは東のほうは上がらないのかとか考えて、どんな感じなのか考えつつ普段の言葉が先行するので語尾上がりのとやすよともこのネタ(東京の人は気取っててんなあれ)しか思いつかず。絶対聞いてるはずなんだけども。

ウフ.2008年11月号
ウフで続編が連載されていると上巻の帯に書いてあったので、それを待つ次第ー。吉田篤弘も連載しているのでウフに走ってもいいのですが、なんせ本屋で見かけない……Amazonでなんか買う予定があるときに覚えてたら買ってみよう……

入門したての頃は、どなたはん見ても立派やなぁ偉いなぁて無心に素直に敬うことできますけど、自分でも少ぉしモノがわかってくると、あれこれ言いたなって、その分よそさんのこと軽う見たりする心が起きますな。まして理不尽なことで自分を否定されたりすると、わたしかて人間ですからね、何言うてんのやと批判がましい心も正直生まれます。けど、それで逃げ出してしもたら、結局、珠光さんの教えを修めることができなかった落ちこぼれゆうことにしかならへん。
(P117)