ドラゴンは姫のキスで目覚める (角川ビーンズ文庫)

ノリと勢いが重要だなあと思う。あとヒロインの性格もあってか雰囲気が軽い。

両親が逝去し男の跡継ぎ不在のため300年近く続いたウィルシャー男爵家はシンシアの代で断絶することとなり、さらに売り言葉に買い言葉の結果、成りあがり貴族で幼馴染みのカイルと結婚をかけて賭けをすることになる。
シンシアはすぐ近くに歴史に残る「暗黒竜」が封印されていることを知る。しかも封印したのは自分の祖先1だったという。
暗黒竜は歴史とは違い「悪の象徴」ではなかった。シンシアはクロウ=クルーウァッハと名乗る暗黒竜と契約を果たす。

要するに「少女小説で榊一郎の『ドラゴンズ・ウィル』をやってみた」ていう感じでした。

クロウ=クルーウァッハってケルトじゃねーか(゚д゚)
最初に思いついたのは阿佐ヶ谷Zippy だったので脳内ビジュアルはあのニョロニョロで固定される。

「お金大好き」「元気が取り得な感じです」というシンシアですが、男女間の機微においては実にお子様レベル。
カイルは絶対赤星くん2コースだと思う。
そしてあらすじ的にはクロウはいかにも「ヘタレです」「肉食です3」という感じだけど、実際は超純情。そういえばクロウとシンシアの出会いのシーンで、クロウから「ツンデレのテンプレ」4が飛び出したけどまるでツンデレではないです。

人間と竜の契約はそもそも竜の花嫁とイコールなんですが、「同じベッドで寝る」が文字通りの意味しかないシンシアにそんなことはわかるまいよ。
ていうかセシルの登場人物紹介に「腹黒」と書いている割にまるで腹黒エピソードがないのがいかにもビーンズくおりちー。ただのキレものやないか。

2巻は幼馴染みのターンな気がします5

  1. あとから知ったことだがどこかの姫巫女 []
  2. 麻生みこと「そこはなんとか」すごく気がある。でもそんなこと言えたもんじゃない。notツンデレ []
  3. 性的な意味で []
  4. 誤解しないでよね別に○○だから△△したわけじゃないんだからね []
  5. たぶん小さいころに結婚の約束をしているものと見た! []

昨日の今日ですが年末に7th story Concertの開催が告知される。
とても残念なことに今度も関東一極集中。12月の22/23/25/26がパシフィコ横浜、そして29/30が東京国際フォーラム。
冬コミ→ライブコンボのも多そうな予感の国際フォーラム。わたしはパシフィコかなあと。
領拡じゃない限りは遠征はしないのかなあと思う地方民。せめて大阪までは来て欲しい。

そして11月はFCイベント王様の休日!
白樺湖ですよ。こっちは参加しないのですが、王様多忙だなあ。

イドイドカウントダウンサイトに変化が現れて数日。ついに7thの情報解禁日が公開される。

『 7th Story CD 』 リリース決定!!  2010.09.06 NEW!!
待望の【第七の地平線】が遂に・・・!

2010年12月15日(水)
7th Story CDのリリースが決定!!

詳細は9月16日(木)12:00頃発表致します。お楽しみに!
Information / Sound Horizon

年内に発売されるなら10月11月には解禁されるだろうと思っていたけどなにこれはやい。
でもあと10日も待つなんて! 10日長い! 超楽しみ!
ということは年明け~春先にかけてStory Concertが予想されるんだけど四国も領土にしてください(゚д゚)人
地元とか言いません高松でいいです。でも松山は遠いんでやめてください。意欲がわいてきたぜえ。

同時期に原稿零枚日記と全裸を読んだのでお題「作家」で本を並べるんだ! という電波を受信した……

ロード&ゴー

神様のカルテとかバチスタみたいな主に医療系と思ったらそうではなかった。熱い救急車の話である。

病人を搬送した帰り吐血して倒れた男性・悠木を発見する。隊長の筒井・機関員の生田・救急救命士の森の3名はただちに悠木を搬送するため救急車に収容した。森が念のため体を固定しようとしたところ悠木は叫んだ。
「動くなっ」「二人とも俺の言う事を聞け。聞かなければこいつを殺す」
長きに渡る救急車ジャックのはじまりである。

読んでてすごくハラハラする。相棒の2時間SPを見守るような気分。
救急車内の緊迫した状況、犯人とのやりとり、無線の向こうの司令官、消防無線の傍聴者1、マスコミ関係者などの視点により話は展開する。傍聴者は大筋には関わらず掲示板に集って実況したり、情報を求めてやってきた傍受はしてない人とか色々いて、ちょっと「海の底」とか「ネットワークフォックスハンティング」みたい。

映像で見たらどうなるんだろうと思ったけどこのスピード感は本ならではだ。
最初の数10ページは医療用語が多いけどそこからはもう本当に80キロで走らされる感じ。
視点変わったら多少ブレーキになるのかと思ってたけどアクセル踏みっぱなしじゃないか。
消防歌のシーンとガソリンのところまじかっこいい。

  1. 初めて知ったのだけど消防無線の傍聴は盗聴ではなくまた合法らしい。内容を話したりなどは違法だそうだが。 []

しまった明日だったらスタンプ2倍じゃないかと思ったのはお金出す直前。
GA文庫買ってないのにGA文庫のポストカードもらった。

それよりも今日すごかったのは電撃のぶっちぎりフェア関連の平積み。
電撃だから平台ずどーんと占拠してるのは全然不思議じゃないんだが、メディアワークス文庫が電撃文庫既刊の横でほぼ全作揃ってる勢いで平積みされていた。びっくりした。30作品ぐらいはあったんじゃないかな1。背表紙向けて平積みの間にささってるのがちょっとあったのでもうちょっと多いか? あんな好待遇のMW文庫はじめてみた。すごい!
この驚きを誰かと共有したいのになんでオフラインではラノベ読みの友人がいないのだ! としょんぼりしつつtwitterに投げる。10月まであるといいなあ。

帰ってきたらエンターブレインからお手紙が来ていた。
なんぞやと思ったら以前応募した春の乙女祭り2の死神姫のサイン入り複製原画&特製ペーパーが届いたのである。
ペーパーの内容はA4左半分に「恋するメイドと愛しの花嫁」の最中の話。これだけ短いのにカシュヴァーン様の残念さが全面に出すぎてトレイスの気苦労がパねえ。とても面白かったです。右半分は既刊案内とドラマCDのCMとこの冬「コミックビーズログ キュン!」でコミカライズがスタートするという内容3

  1. 各3冊程度。全裸だけちょっと多かった。あれこれしらねーぞ! っていうのもあった。 []
  2. 恥ずかしい名前だけど全プレである。パン祭りか! []
  3. 漫画家はだれかというのはない []

白と黒のバイレ    鳴らせ、再幕のブレリア (角川ビーンズ文庫)

最後の短編集。
ザビ掲載の二作に加えてがっつり書き下ろし。書下ろしにはリリアナとブランカの出会いとか、3巻の後の3人とか子ども達編とかも読めます。やばいっす。賞扉がなんか立体感があってとりあえず触ったりした。

ザビ分については既読。しかしあれですねセロは乙女ですね。
マリッジブルーだったり「好きな人の苗字と自分の苗字をくっつけて結婚後の名前を呟く」とかまじ乙女。なにそれかわいい。

リリアナがかっこいいのは子ども時代からでした。

子ども達編はおいしい。親となった3人にときめく。マルディシオンが寂しくないのはいいことだ。

「終幕のデクララルセ」が真・エピローグだと思います。
よい物語だった。ごちそうさまでした。

人形の館と鳥籠の姫 ダイヤモンド・スカイ (ルルル文庫)

帯の文句が「開幕」だしきっとシリーズ前提のはず。本宮さんの読みきりじゃないほう読むのはじめてだ。

17歳のディアは幼い頃から従者フォースと2人だけの世界で暮らしてきた。
2人が住む洋館には多くの《人形》が《魔術師》でもあるフォースの力によってかりそめの命を吹き込まれ、ディアの健やかな暮らしを助けた。平穏な日常は続くかと思われたがある日のこと……。

事前に「本宮の中二病要素が詰まっています」というのをみたんですが、カバー袖の登場人物紹介が既に懐かしい。
ついであとがきを読むと本宮さんが中学生の時に作った物語がベースらしい。
それはもう黒歴史的に懐かしく感じるはずです。「中学生が授業中にノートに小説書いたらこんな感じ」っていう感じが溢れてるんですよ。支離滅裂とかそういう意味でじゃなくていい意味で。
そういう意味ではただしく「女の子の中二病1」だなあと思います。

レプリカガーデンの2巻ぽいかと思ったら月の人魚姫だった。
あれだけ話動いててしかもまとまっているのに、最後まで来たら「まだまだ序章オブ序章です」ていう気になるのが凄い。

「ピレーモンとバウキス」派普通に読みたいと思った。なんかこういうのありそうだけどな。比翼連理的に。

「腐乱臭のする死体」描写があるのもすごいと思った。
あとね読み終わってからびっくりしたんだけどファンタジーかと思ったら宇宙だと……? スカーレットウィザード展開ktkrみたいな。まじびびる。あとフォースとかフィフスとかフラクタルチャイルドを思い出す。懐かしい。

続きも読みたい。

  1. はしか的なあれ []

安寧月間はまだ遠い

今月読んだ本は34冊(ラノベ19冊 文庫3冊 新書4冊 単行本8冊)でした。
そんな通常比かなり多めのラノベ読みだった8月。

面白かった本

クロノ×セクス×コンプレックス〈2〉 (電撃文庫)バカとテストと召喚獣8 (ファミ通文庫)レッド・アドミラル    潜入捜査は戦乱の幕開け (角川ビーンズ文庫 56-15)白と黒のバイレ    鳴らせ、再幕のブレリア (角川ビーンズ文庫 44-20)

colorful | クロノセクスコンプレックス2/壁井ユカコ
colorful | バカとテストと召喚獣8/井上堅二
colorful | レッドアドミラル 潜入捜査は戦乱の幕開け/栗原ちひろ

原稿零枚日記バカが全裸でやってくる (メディアワークス文庫)装丁を語る。小説家という職業 (集英社新書)

colorful | 原稿零枚日記/小川洋子
colorful | バカが全裸でやってくる/入間人間
colorful | 装丁を語る。/鈴木成一

そのた

私の8月はどこへ行ったのだという8月。なんかばたばたしてた。
阿波踊りは4日中3日遊びにいき、何かが切れたかのように本を買いました。
そんなわけで俺妹を一気買いしたわけです。あれはなんかが取り憑いた感じでした。
どうせまた買いに来るんだから今買えばいいじゃん的な。こんこんさんライクな。

挟み挟み読むあまりそんな桐乃ミルフィーユが発生する下旬。
きっとマチアソビ番外編ででっかい桐乃を踏んだからに違いない。
黒猫可愛い派ですが幼馴染みルートを希望せんとすー。

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