古い映画館みたいだった。

地元なので。
開催地の県立近代図書館は最近駐車場不足でぜえぜえいってます。
あの辺山と川に挟まれててこれ以上の駐車場の増設は無理らしいし、ファミレスとかコンビニとか車がとめられそうなところない1ので休日で車で行かれる人は相当早く行かないと駐車場難民になるかも。
とりあえず河川敷が臨時駐車場になってる感じでした。

はじめて知ったんだけど美術館と図書館て連絡通路で繋がってるのな。
ていうか美術館いつも静まり返ってるからあんなに人がいるのはじめてみた。
チケット販売は館内じゃなくて外にあって、「JRT STAFF」って名札カード下げてたから四国放送が頑張ってるんだなあ、と思う。まあ半年ぐらい前から凄い勢いでCMしてるしなあ。

内容についてはまあ2回目なので2
「おまえは自分が思ってるよりはジブリオタだよ自覚しなさい」っていう声がした。レイアウトとか見てると脳内できっちり映像と音声が流れる。刷り込まれてる。あとやっぱりあの「トンネルをくぐると湯屋でした」のあの配置は好きだ。

しんさく

新作。物販コーナーではなくて美術館側のショップで原作が売られていた。気になったけどやめた。
岩波の児童向けの、あのちょっと横に大きい新書サイズのあれだった。

NEC_0497

出口でなぜか海遊館のシールをもらう。もうひとつは定規だったけどシールのほうがいいと主張。

  1. 道超狭いので路駐もできないと思う []
  2. 1回目はMoiraConcertのとき東京で []

プロローグマキシ『イドへ至る森へ至るイド』が出る! 略称はどう見てもイドイド!

2010年6月16日(水) 発売決定!        
■初回限定盤(KICM-91311)  \1,800(tax in) 
CD: 新録曲3曲 
DVD: リード曲Music Clip / CD収録楽曲5.1chサラウンドミックスオーディオ 
ジャケット イラストレーション: yokoyan

通常版あり・ジャケットは限定版と通常版とで違いあり。

本日マキシの情報が解禁のようです。
コルテス将軍は、どのようにして自分の船を手に入れたのか?
激動の時代、二つの勢力の狭間に立った女は、何を得、何を失ったのか?
そしてイド航海士は、出航の朝陽が上る前に無事【その森】に辿りつけるのだろうか……。

海を渡った征服者達くるーーーー!
「2つの勢力の狭間に立った女」はマリンチェなのか。うおおお。

新たなる物語の舞台となるのは中世から近世へと至る仄昏きドイツの森
Sound Horizon Exceptional Site

何でドイツ!!!!!!!

なんとなく緋色の花を思い出すキーワードだが何よりキリセカとリンクしてそうで超気になる。

とりあえず来週からFC先行です。がんばります。祈ります。
チケット取れたら6/16に買って2日とちょっとでへびろてます。
会報も見たけど陛下髪伸びてるのは役作り?

霧の向こうに繋がる世界

真綿荘の住人たち

台所風呂トイレ共同の共同生活度の高いあるアパートでの話。語り手が1話ごとに変更する短編集。
爽やか! っていう感じとか青春! みたいな方向ではないです。
真綿荘にはそれなりにややこしい事情を抱えた面倒くさい感じのひとたちしか住んでません。
「真綿荘の恋人たち」の結末はどうしてそうなった! っていう感じなんだがそれがよいハッピーエンドなのだろう。逆から辿る私の男っぽい。あと椿と八重子は百合だと思う。

すぐに呼吸が苦しくなるほどに鼻が詰まって、いそいで数枚の紙ナプキンを引き出して顔を覆いながら、自分でもびっくりするほど溢れて止まらないものに揺さぶられて、嗚咽が、吐き気のように込み上げました。
愛されないことを受け入れるのは、いったんあきらめてしまえば、たやすかった。だけど、こんなにも長い間、持ち続けていた悪い夢が色褪せていくなんて、想像もしていなかった。

(P237)

さんま御殿inDAIGO・影木栄貴リターンズ。( →1回目 )
今回は大和田獏兄弟とココリコ遠藤兄弟1も面白かったですがあの姉弟はなんなのかというぐらいおもろい。

「キャラの生死が決まる30分」の理解されなさに笑った。そうか「キャラ」はまだまだ一般的な単語ではないのか。あの「何を言うとるんだ君は」感がやばい。今回も「好きなタイプは(SEEDの)アスランです」と答える影木さん歪みねえ。

  1. 遠藤弟は大晦日ガキ使笑ってはいけないホテルマンにも出た真面目な、しかし兄の芸を完コピした凄い人です []

西日の当たる教室で

千原ジュニア語りおろし、みたいな1冊。
どこにいれるべきか解らなかったので便宜上このカテゴリにしてます。図書館の分類によれば779.1ということでぐぐってみると、779が大衆演芸・779.1が寄席ということ。うん確かに寄席だ……!

ジュニアはせいじ好きだな! すべらない話とかでは残念な兄ですと言いつつ好きだな!
レッドツェペリン初来日とか死ぬ。すごい隠語。陣内天然すぎる話はおもしろい。

逆にせいじがまったく人見知りしないのは、あれはあれでひとつの才能なんでしょうね。海外に行って言葉もろくに通じないのに現地の人に話しかけて、いつの間にか盛り上がったりしてますから。本職のほうで本番になると異常に緊張したりするのが不思議ですけど。

(P107)

好きだからこそ嫌いになる、好きを突き詰めると嫌いになることってけっこう多いと思うんです。でも、自分の「好き」や「嫌い」を探していって整理する作業って、何かを考えることでもあるし、志向をハッキリさせることなので、大切なんじゃないかと思いますね。

(P111)

これは、バーで飲んでたときの朝4時ぐらいに「パーン」と思いついたんですけど、人は十月十日で生を授かって、この世に生まれる、十月十日で人生を迎えるわけじゃないですか。で、この「十」「月」「十」「日」を組み合わせると、朝という字になる。人生の朝を迎えるということなんです。

(P114)

yomyomを買ったよ!
家守綺譚の新作とか四畳半神話体系の新作が掲載されているので……。
アニメ四畳半神話体系はすげーおされアニメっぽくなってますね。あんなにもっさりしてるのに。
アニメといえば巡回先からアニメ屍鬼公式に飛んでみたらなんか凄かったです。
原作改変に定評のあるフジリュー版がベースになるとはいえ、静信と敏夫がPVの段階で今までにない拒絶感だった。静信がなんか生理的に受け付けない造作だ。敏夫は小奇麗な20代前半でもあるまいし無精ひげの1つでも生えててもええやないか。恵ピンク髪ツインテの衝撃はもう通り過ぎているのでいいです。

寺医者コンビについては「原作至上主義だから」じゃ説明がつかない何かがあるなあ。
フジリュー屍鬼も1巻分程度はSQで読んでたし。

yomyom ( ヨムヨム ) 2010年 03月号 [雑誌]

京極新刊帯にジョジョの荒木飛呂彦氏が寄せていたよ。京極先生ェェェェェ!とかいってた。
すげーなーと思ってたら三雲岳人新刊帯には成田良悟。なんか珍しいパターン、とおもう。

冥談 (幽BOOKS)幻獣坐 The Scarlet Sinner (講談社ノベルス)

恒川光太郎の新作が出ている。気になる。

南の子供が夜いくところ

とりかえばや物語 (少年少女古典文学館 8)

男装の姫君と女装の若君の華やかな運命劇!
男は男らしく、女は女らしく。そんな常識にしばられず入れ替わって成人を迎えた異腹の兄妹。宮中にまきおこる様々な悲喜劇は、男女の生き方を現代にも鋭く問う。

出版社/著者からの内容紹介

子ども向けでふれてみよう日本の古典その1。
何冊かは小学校の時図書館でマンガになってるやつとか教科書とかで読んだんですが再度読んでみようぜ、という試み。子ども向けにすると詳しい図とか解説とかが注釈として載ってくるので。
この本は基本的にすべて現代文・分かりやすさ重視のためカタカナも一か所登場した。
おそらく底本などでつけられてないのであろう「登場人物の名前」が「この本では仮にこう呼びましょう」と名付けられています。しょんぼり、と思ったのは和歌までがっつり現代語訳されていることですか。

1冊目、とりかえばや物語。
生まれもって男の格好をして育った姫がそのまま男として出仕したり、生まれもって女の子らしく育った女の子が入内したりする話です。出世したり女だけど男ということにして妻を娶ったりその妻ができちゃったり素性がばれたり色々する話です。

この本では夏雲と呼ばれる中将の君がふつうに超きもいと思ったんだけどもこれでも子ども向けということでマイルドになってるんだろうなあ。入内して宣耀伝の内待となったこの本では秋月と呼ばれる女装の若君と東宮の出会い周辺はとてもきゅんとした。

「わたくしは秘密をもつ人間なのです。でも、宮さまをいとしいと思う、しぜんな感情にさからえませんわ……わたくしがおきらい?」
「いいえ、大好きよ。」
「なら、わたくしを信じてくださいませ。あなたさまを、おいとしく思えばこそ、ですから。」

(P54)

十四歳の遠距離恋愛

ちょっと前の「青春と読書」で嶽本野ばら×宮木あや子対談で気になってたんだけど、この前ふと出会ったので読んだ。現物はもっときれいなピンクなんだけど書影はなんでこんなにくすんだ汚い感じのピンクなのか。

タイトルどおり14歳の2人、片方はロリータ少女仲葦さんと昭和ガキ大将藤森君の遠距離恋愛の、すごく王道で平凡なはなし。

舞台は名古屋です。わたしがはじめて名古屋に降り立ったころの名古屋を思い出してきゅんきゅんしました。生活創庫にあるゴスロリブランドの店とか。スガキヤとか。パッセ8Fの星野書店とかナナちゃんとか。まだゴスロリバイブルはなくてケラだけだったとかジュディマリ・TSUNAMIひゃっふー。
遠距離恋愛をすることにした2人が決めた合う方法とか本当にふつうの14歳らしい必死っぷりなんだよ。

14歳ってなんでもできそうな万能感とどこへも行けない不自由感を併せ持ってる不思議な年だなあと思う。かつて14だった私はどうだったかというとばっかじゃねえのっていう中2っぽい万能感はやっぱりあったなあと思う。

よく、嫉妬や計算があるうちはまだ愛に辿り着いていなくって、その人が存在するということだけで幸せを感じられるなら、それが愛だとか、報われなくとも与えることだけで満足、無償の域に達した時愛の本質が解るだとかいうけれど、本当にそうなのかなぁと疑問に感じます。10代で本当の恋愛なぞ出来るものか、ましてや中学生で恋だなんて、かりそめあったとしてもそれは恋に似たあどけない稚拙なものだと往々にしていわれるけれど、ならば一体、何処からをちゃんとした恋愛としていいのか。私にはその境界が観えません。

(P78)

街でも公衆電話自体を見掛けなくなりましたが、通話時間が残り少なくなると鳴るブーという無情な音、仕方なく10円を追加するとガシャンと落ちるコインの音は切なくて、時々、まだ夢に出てきます。

(P132)

ファンタジーが生まれるとき—『魔女の宅急便』とわたし (岩波ジュニア新書)

魔女の宅急便原作角野栄子氏の自伝+魔女の宅急便創作秘話、的なもの。
子どものときから読んできた本・書く側に回ることになったきっかけ・魔女の話。
大学卒業してその後就職したり結婚したりするうちに国が推奨している「ブラジルへの移民」としてわずかなお金を得て船旅で2ヶ月かけてブラジルへ行ったとか。ほんの数十年前なのにそんな時代もあったんだなあと思う。

ドイツ語では魔女のことを「ヘクセ」という。これを古い言葉までたどっていくと、「垣根にのぼる人」という意味があるらしい。垣根、それは城壁とも言える。その高いところにいて魔女はあっちとこっちの世界を見ていた人だったのだ。

(P105)

思わず東方ウィッチクラフトを思い出す。

東方ウィッチクラフト—垣根の上の人 (コバルト文庫)

お嬢さま大戦

読む順番間違えた。これが全四冊のうちの最終巻で、書下ろしは高等部への受験とかそんな感じの。
でもおそろしく記憶ははっきりしていた。10代の記憶って凄い。
収録されているのは「お嬢さまと無礼者」「お嬢さま大戦」そして書き下ろし「受験戦争と平和」
あとがきで本編では明かされなかった裏設定・裏話が公開されていました。

世間ではライトノベル作家が一般小説のジャンルに移行することはステップアップとみなされるようですが、実は私はライトノベル界を卒業したのではなく、放逐されたのです。私がライトノベルを棄てたのではなく、ライトノベルが私を棄てたのです。
よって今回のお嬢さまシリーズ復刊で、私は非常に救われた気持ちになり、また、新作短編4本を執筆するチャンスをいただいたことは、ささやかな再チャレンジであり、リベンジでもありました。

(あとがき P360)

これが印象に残る。

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