影響元は人生の10曲 - ラッコの海水浴エントリです。

HOWEVER/GLAY

中学校の時の友達が引っ越した時の話だ。
友達の新しいおうちは我が家から車でも10分ぐらいかかるところだった。今思えば自転車で行くような距離ではなかったけど、30分ぐらいかけて5人ぐらいで自転車で片側一車線の細い道路脇に一列で走っていた。
なんか寒かった時期だ。大声を出してテンションを上げたかったのか、寒さをごまかしたかったのか当時はやっていたHOWEVER絶叫熱唱していた。最近あの時のことをよく思いだす。
この当時はTERUさんびいきだったが、その10数年後はじめてGLAYの現場を踏んだ時はHISASHI贔屓に転がり落ちた。10代時分の憧れの人が自宅から1時間圏内、300円ぐらいで来れるところにいて、同じ空間で歌っているというのは不思議な感覚だった。

12/20 GLAY ARENA TOUR 2014-2015 Miracle Music Hunt@アスティ徳島 | colorful

Don't wanna cry/安室奈美恵

わたしはCDがたくさん売れていた時代に育った。
特定の事務所、特定のユニットばかりが売れるのではなく、まんべんなくよく売れていて、オリコンTOP10はミリオン当たり前、中にはダブルミリオン、トリプルミリオンも珍しくないみたいな時代です。小室哲哉がプロデュース歌手がばんばん売れていた。その中でもわたしは安室ちゃんが好きで、今では珍しくもなんともない「内容は同じでジャケットだけ違う」みたいなアルバムの売り方のファーストコンタクトは安室ちゃんだったし世間的にも初めてだったんじゃ? と思う。
めざましテレビで7:30〜のエンタメコーナーで軽部さんが取り上げていたのを覚えている。

とりわけこの曲が好きで。いうてずーーっと追っていたわけではなくTRY ME 〜私を信じて〜(1995) →NEVER END(2000)ぐらいまでは追っていてこの次がいきなりHEROだ。
あんなにたくさん聞いてたのに、たったの5年だったんだって今すごくびっくりしている。
いやでも「伝説の歌姫」の冠にふさわしいのは安室ちゃん以外にはいない。

エアリスのテーマ/ファイナルファンタジー7

同世代のゲーム好き、この曲聞いたことないやついないだろうという一曲。
個人サイトで公開されていた耳コピMIDIを保存して回ったことがあるだろう。
素敵だねのCDのカップリングだった歌詞ありバージョン聞いただろう。
「すいちゅうこきゅう」のマテリアの噂に踊らされたり、クライシスコアFF7に号泣した人間である。あの時代にPixivがあればクラエアやエアリス生存ENDを絨毯爆撃しただろう。
個人サイトの話題になるとDiarlyとか雪が降ってくるJavaScriptとかTABキーであぶり出す隠しページとか上げがちだけど、耳コピでMIDI公開しているサイト多かったな。
わたしが好きなサイトはオルゴールアレンジとかのエアリスのテーマを公開しているサイトをお気に入りにいれていた。あの辺が失われたのは確かJASRACで公開してたら有料になるとかなんかそんな感じで駆逐された覚えがある。

先日プロ転向した羽生結弦が「いつか終わる夢」で滑ったという話を聞いてひっくり返った。さすができるオタクである。

朝と夜の物語/Sound Horizon

90年代J-POPを経て、霜月はるか「ユラグソラ」志方あきこ「廃墟と楽園」を経て友達に薦められて出会ったSound Horizon。
初めて触れたサンホラはエリ前発売前のChronicle 2nd、最初に突き刺さった曲はSTARDUST。
これまでの「好きな音楽」を一回更地にしてもう一回再構築したのが当時領主様をやっていた陛下の音楽でした。そして本家のあれやこれやの結果、聞くたびに泣いてしまうのがこの曲。
さいたまスーパーアリーナで紫と青に分かれたあの光景は一生覚えていると思う。
バイオリンではじまってチェロやコンバスが入ってくる弦楽器の音も途中のギターソロも最高すぎる。

マジLOVE1000%/ST☆RISH

わたしが自分史を書くとしたらサンホラとうたプリを欠かすわけにはいかないので。
ST☆RISHとの出会いはまじで人生レベルの交通事故で、同時にいろんな新しい出会いを連れてきました。アニメのCDを買ったのはゆずれない願い以来で、この曲がなければGRANRODEOや宮野真守に流れることはなく、NEWSのコンサートに行くこともなく、多くの友人に出会うことはなく、二次創作をすることも舞台を見に行くこともなかった。

ROSE-HIP BULLET/GRANRODEO

そんなわけでわたしはCAN DO新規ではなく、オリオンでSHOUT OUTからGRANRODEOに入った人間です。先達にこれは? すすめられるがままに、当時の最新アルバムSUPERNOVA(初回限定盤)(DVD付)を買いました。
Amazonさんが2011/9/23にこれ買ってるよって言ってる。そういう時期です。進化と堕落の二元論がめっちゃ気に入っていて、GRANRODEO LIVE 2011 G6 ROCK☆SHOW~SUPERNOVA FEVER~をその半年後に買って、「音が大きい」ストレートに言うならうるさい音楽を聴くのは初めての体験だったわたしは進化と堕落の二元論とROSE-HIP BULLETをめっちゃ聞いてました。

今でもこのイントロをライブで聞くと「今日来た甲斐があった」と思う。血が沸騰してぶちあがるよね。

KISS×KISS/宮野真守

ロデオにはまって、そろそろトキヤの人に行ってみようとお年玉のつもりでFCに入りました。世の中の人はどうか知りませんが、わたしは「手っ取り早くライブのチケットを取る方法」としてさくっとFC加入を選択していました。ファンになったのでファンクラブに入るのではなく、ファンになるかどうか検討しているのでファンクラブに入ってみる人間。
それでこの曲で世の中には「ファンサ」というものがあるらしいということを知りました。
甲高い黄色い声がわたしの喉からも出ることを知りました。普段は出そうと思っても出ないあの声色。

栄光の移動王国The Glory Kingdom/Sound Horizon

ところでわたしは初めてのライブはサンホラ。つまり実家であり親がサンホラのライブなので、その次に行ったライブであるところのGRANRODEOで「えっファンが歌う曲があるのって一般的ではないのか」と知ったわけです。
いやコーレスとか、NEWSみたいにファンが歌うパートが用意されているところはあります。
でもこの栄光の移動王国は徹頭徹尾観客が歌うために作られた曲です。
国歌です。国歌斉唱は国民の権利であり義務です。

サンホラのライブの終わりはいつもこの曲が流れ観客が歌います。円盤の最後もこれがラストです。ちなみにJOYSOUND限定ですが、カラオケ配信もされているので、わたしがソロカラをするときはよほどの事情がない場合以外はJOY選択でこれを歌って締めます。
早くこの歌がコンサートで歌える時代が来るといいですね。

紅蓮の弓矢/Liinked Horizon

いやいうてサンホラってそんな一般受けする曲ではないでしょ??? と思っています。
わたしはファン歴19年目? とかなんですけどリアルで「あっサンホラ知ってます」って言われたの今までで1人だけです。他の人は既に知ってる人のコミュニティに飛び込むパターンかわたしが染めたかです。
でも進撃の巨人の最初のOP曲だった紅蓮の弓矢はびっくりするほど売れましたよね。
あらゆる音楽ランキングを総なめにして、USJでも流れたし、紅白歌合戦にも出たし、なんならサウジアラビアで行われたフェスにも出演した。
サウジのあのフェス、心臓を捧げよが歌われていた時、日本を遠く離れた場所で人種も肌の色も生活環境も宗教も違う人たちが「sasageyo! sasageyo!」と歌っている様は完全に俺らだった。このフェスのちょっと前、横浜アリーナで開催された「進撃の軌跡 総員終結凱旋公演」の時のような、盛り上がりを見せていた。
音楽は国境を超えるというのはマジだったんだと思った。

生きろ/NEWS

これは影響元に忖度したわけではない。ヒプノシスマイクナゴヤディビジョン「Bad ass temple」四十物十四ソロ曲「月光陰」とどっちにしようと悩んだ結果こっちにした。

わたしは去年転職をして、4月に就職したところはあまりに合わなくて2か月で辞めて9月に現職に就いた。その4月に就職したところに出勤する際は毎日聞いていた。
ここにも書いた。今年の10曲 | colorful
現職も必死で出勤していた時は毎日聞いていた。安定したら憑き物が落ちたように聞かなかった。
音楽には即効で傷をいやす能力はない1が、なんとか生きていくために縋る杖のような力はあると思う。

  1. わたしがメンタルをやっていた時は、情報量が多い曲、ロック、日本語の曲の順で聞けなくなり、サントラ曲かフルイタリア語で歌われる志方あきこのうみねこのなく頃に煉獄しか聞けない時期があった []