書影はアマゾンになかったので他から引っ張って来ました。
噂のらのさい!解説本を見つけたので読んでみた。

らのさい!のほうは既読だけど感想はまだ書けてない。ちなみにのべるのぶろぐにはもう読んだ人の感想がいくつか集まってるのでそっち参照。
意外に面白いとかツンデレの無駄遣い(だがそれがいい!)とか結局内輪ネタだろとかこれはひどいとか、評価いいか悪いか真っ二つっていう感じなんだけど、なんせ読んだ人が皆口揃えて言っているのは「冒険しすぎ」「文体ばらばらだなあ」ていうこと。

全体的に謎が多すぎるんだよね。作者も出版された経緯も謎だらけ。謎本が出るのも分かる。
羅漢連さんはこれがデビュー作なんだけど、何かしら賞とってデビューしたわけじゃないらしい。
羅漢連=有名作家の別名義とか、本当は一人じゃないとか、巨大な組織がなんかの陰謀をもって動いてるとか、実は謎の爆破事件に巻き込まれもう死んでるとか噂だけが一人歩きしている。
らのさい自体もすごく小部数しか出回ってないらしくて、しかもなんか出版社を名乗る人が回収に来たって本屋で働いてる友達が言ってた。回収に応じなくてもその自称出版社の人は帰ったていうから不思議。たしかそんな感じの小説あったけど現実にもあるもんなんだなあって思った。その辺の事情がまとめられたのがこの本でした。