楽しくなかったかといえばそうでもなくて、音は悪かったけど白の幻影とかハジクロとか聴けて、突発で替え歌の領民歌を歌ったり、Jakeが無茶ぶりの結果80年代フォークで歌った誰も聞いたことない新曲が披露されたり、ライブハウスならではのワンドリンクの名前が「檻の中の鉄観音」とか「ABYSSビール」とか曲名でひとひねりされたものとか、今も変わらず存在するもの、今に続くものありました。
そんな環境の悪い中でもREMIが歌った「La ragazza col fucile e poca felicita」は絶品で、あれがもう1回聞きたいと事あるごとに呟いてたんですよ。でもこれはSoundHorizon名義の曲ではなくてガンスリンガーガールのイメージアルバムに収録されている曲7で、可能性は限りなく低いと思ってたんですよ。
でもそこから7年後、2013年にさいたまスーパーアリーナで開催されたRevo's HaloweenParty 8で、SoundHorizon・Linked Horizon両名義の曲をやった上でさらに古いRevo名義の曲も何曲かやりまして、その時この何度も聞きたいと願った「La ragazza col fucile e poca felicita」も含まれていました。
アレンジも歌い手も場所も環境もまるで違ったんですけど、あの曲だ! と一瞬で分かるとともに込みあげるものが多すぎて泣きすぎて次の曲全然見られなかった9。
箪笥の説明をするとまずInterview with Noelという曲があるんですがこの曲はNoelというVANISHING STARLIGHTのボーカルの生い立ちが語られた歌です。育ての親となった祖母の遺品の箪笥の一番下の引き出し、母からの手紙が入っていて、手紙は滲んでぼろぼろになっていて自分を生んだことを後悔したような文面がつづられていたのだった。
このあとNoelは新人プロデューサーRevoと出会ってVANISHING STARLIGHTとしてメジャーデビューします。
再び舞台に上がったのは9th story CD Neinで追加公演大楽にて「開けてはいけないよ」と言われていた古びた箪笥の一番下の引き出しをあけて舞台上に倒れる、そのまま舞台に現れることはなかった、というのがcolorful | とある移動王国の国王陛下とローランの1年 #おたく楽しいでも書いた話です。
ドラマチックLOVEはAメロはすごい好きで「綺麗なもの見ると君に会いたくなるんだ隣にいたなら100倍眩しい」がやばいんですが、実際脳内で延々流れるのは「ありがとうの代わりに好きって言わせて」がやばい。
Just A Wishは歩きながら聞くものでははないなと思うぐらいちょっと泣きそうになるぐらいいい曲。曲終わり前のハモりがすごいきれいなんだよ。