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徳島新聞朝刊
3月上旬にもアニメまつり実行委員会の会合を開く方向で調整している。
アニメまつり実行委員からの要請には29日までに開催日時を通知するように求めていたが間に合わなかった。
にぎわいづくり課担当者
「県議会2月定例会が開会中で、委員会の予定もあり、庁内協議で時間がかかっている。できるだけ早く開きたいが、議題や説明内容を含めて調整をしている」

今日のフォーカス徳島
ラテ欄でどうなるマチアソビと煽り、番組案内にトップ扱いの気配をうかがわせるも実際の放送は特に目新しい情報はそうなく、しいて言えば、「来週後半開催予定」が新規情報だった。実質2〜3分で終わった。

徳島市中心部で毎年春と秋に開催されてきた「マチ★アソビ」を巡っては、多額の徳島県の予算が支出されているとして、ほかのイベントとの公平性などの観点から、県が「民間主導の運営への移行」など、開催方法の見直しに乗り出しています。

これに対し、「マチ★アソビ」を主催してきたアニメまつり実行委員会の富永純子会長は2月26日、県に対し「現状を踏まえ、今後について話し合いたい」として、実行委員会の開催を求める文書を提出していました。

3月1日の徳島県議会地方創生委員会で、県の担当者は議員からの質問に対し「現状、開催に向けて調整していると」答え、富永会長の求めに応じる考えを示しました。

アニメまつり実行委員会は、3月4日の週の後半にも開催される見込みです。
四国放送

とく6とくしま(NHK)は国会中継が延長になっていたこともあってか特になし。20時45分のニュースも特になし。

明日の徳島新聞は昨夏の阿波踊り、藍場浜演舞場の20万円のプレミアム違法建築が観光庁の補助金下りなかったが扱いでかいかもしれないと思った(全国区で話題になっているし)

きのう仕事中にわけあってメンタルがクラッシュした。今日はどうしても体が動かず、前職のわたしはしんどいけど熱がないなら行かなくてはと無理やりにもいっていたけど、そうやってきた結果何度か休職して退職もして加齢もしたいまのわたしは自分を最優先にする。
多少の事務作業はするが、あとはおいしいものを食べて映画。おいしいものはレストランフロアをぐるぐる回って焼肉ランチ(自分で焼くやつ)にした。映画はハイキュー2回目にしようかと思ったけど52ヘルツのクジラたちにした。奇しくも今日初日である。
初日とはいえ、ついでにいうなら1日とはいえ平日である。気持ち小さめのスクリーンに10人強。
これはものすごい映画だった。150分と書かれていたけど没入感があって、体感短かった。体感100分ぐらい。
とはいえ本作は万人に向けてめっちゃお勧めです、というのはちょっと憚れる。
というのも虐待、ヤングケアラー、ネグレクト、DV等暴力の描写およびその暴力を受ける弱者の表情や生気のなさがあまりにも生々しい。あと友達に「これこれこういう暴力の描写があるので、その辺が地雷でなければ見てほしい」というと「春のメンタルであれは死んじゃう」と返ってきた。
いうてわたしも休職した前後にここから飛び降りたら楽になるだろうか、半端に生き残ってしまうだろうかと考えることがあったので、この映画はどうかと思ったが、昨日何をしてもメンタルが浮上しなかったので毒を以て毒を制すみたいな選択をした。

この映画は小説原作で、平べったくいうと「再生」「生まれなおす」「見つける」物語だ。
できたら公式サイトの登場人物紹介は見ないで映画を見てほしさある。

貴瑚(きこ、あだ名はキナコ)は東京から大分の漁師町にある亡祖母の家へ逃げるようにして引っ越してきた。
テラスを直してもらっている工務店勤務の男性が「三島さんて風俗嬢って本当ですか、町のみんなが噂しています」とドストレートに聞いてきた。ある雨の日、キナコは長い髪の男の子にあった。キナコはどこが家だとも言わなかったその子を家に連れ帰り、お風呂に入れようと服を脱がすと背中には痣が各所にあった。
貴瑚は思い出す。かつて自分も義父から暴力を受け、雨の日に外に放り出され、母は愛を囁くが、義父が脳疾患で倒れた後は貴瑚に介護を放り投げていた。
物語は時折過去にさかのぼり、貴瑚がこの祖母の家で暮らすようになるまでのことを語る。
母にムシと呼ばれ暴力を受け言葉を失っていた少年の叫び声を貴瑚が聴いたように、貴瑚にも貴瑚の声にならない叫びを聞いて助けてくれた人がいた。

第1に言いたいこととしては志尊淳のひげがとにかく似合わない。びっくりするほど似合わない。似合わないんだけど、この髭は必要な髭である。

「手が柔らかい」で引っかかりを作ること、安吾と新名の表情をかわるがわるアップで移すこと、安吾の部屋に安吾の母と一緒に入った貴瑚が見たもので、これから安吾の母が見るものを想起させたりの演出がとてもうまい。
丁寧に作られ積み上げられた物語と、役者の表情がとにかく秀逸。感情の吐露がすさまじい。とにかくメンタルの状態が悪い時に、引きずられやすい人が見るのはちょっとおすすめできないと思うほど登場人物が生きている。悲しみや苦しみがそこにある。その分時々見られる笑顔にぐっとくる。
映画が始まる前、2つぐらい隣に座っていた10代男子2人組が予告の間ずっと喋るタイプの人間で、あっこれは席ガチャ失敗したかなと思っていたら物語の中盤からは鼻を盛大にすする音が聞こえていた。
エンドロールのところでは見ている人数の割にあちこちから鼻をすする音がした。
先日「生きてさえいてくれればそれでいい」というエントリを書いたばかりで空港?のあのシーンはさすがに耐え切れず涙した。
とてもいい映画を見た。

なんと社説がマチアソビ。最近は短歌欄にあったり、昨日は読者の手紙欄に「自分はマチアソビは興味ないけど町がにぎわっているのはうれしい」からはじまる投稿があったが今日はついに「県の動向はけしからん」とする社説が登場である。
徳島新聞デジタル版(有料)でも読めるが、県立図書館クラスならおそらく他都道府県でも読めるだろうし徳島新聞社に問い合わせれば通販も可能かと思いますので紙面で読みたい方はそちらへお問い合わせor足をお運びください。

本日2/27付の徳島新聞朝刊寄り抜粋。昨日テレビで先に報じられたニュースの別角度。

アニメ催し見えぬ具体像

従来のにぎわいや経済効果を維持するよう求める意見が議員から出た
今後について問う質問もあったが議会での議論を踏まえて考えるを繰り返す答弁

仁木啓人氏
8000万のうち半分は国の補助。独自入手の資料では経済効果年間10億円超え。来場者は県内外で半々

岡佑樹氏
事業者が毎回変わるとマチアソビというイベントが薄まるのでは

知事は民間主導というが県がプロポーザルをするならそもそも民間主導ではないのでは

県 実行委に方針伝えず

県が新年度からマチアソビを見直すことをアニメまつり実行委員に伝えてないことがわかった
(経済委員会後、にぎわいづくり課奈良課長が記者団の質問で認めた)

仁木啓人氏
県と実行委員はうまくいってないと聞く。県から負担金が見込めないなら今後のあり方を含めて協議を

定例会閉会の3/11までに実行委員を開くよう求めたが、奈良課長は開催時期には言及せず。
また記者団の質問に対しては「予算可決前に実行委員に話をするのはおかしい」と答えた。

 

 

以下四国放送

県が開催方法を見直すとしている「マチ★アソビ」 県議会経済委員会で論戦続く【徳島】

「マチ★アソビ」は、徳島市中心部で毎年春と秋に開催されている人気イベントですが、県はこれまでの14年間で8億円が支出されたとして、透明化や公平性の観点から開催方法を見直すとしています。

2月26日に開かれた徳島県議会経済委員会では、今回の見直しについて委員から見直しの表明が県が開催方法を見直すとしている「マチ★アソビ」について、関係者への詳しい説明を求める意見や、見直しの表明が唐突すぎるなどといった意見が出されました。

(仁木啓人委員)
「急に変えるというのではなく、ちゃんと移行期間を設けてから移行することが大切だと、何を置いても大切だと思う」

(岡 佑樹委員)
「民間主導たって、いったいどういうイメージなのかよく分からない」

これに対し県の担当者は、この春を含む2024年度の開催方法については、議会での議論を踏まえた上で決めていきたいとし、次のように述べました。

(徳島県にぎわいづくり課 奈良京子課長課)
「(アニメまつり)実行委員会との今後の在り方について、実行委員会にも主体的に考えてもらいながら、事務局(県)の方も実行委員会との協議を進めたいと考えている」

「徳島県にぎわいづくり課 奈良京子課長課」は「課」がひとつ多いかと思いますが、原文がそうなっているのでこのままにしておきます。

以下は記事にはならず放送のみの文字起こしです。本日はNHKと比較して四国放送はかなりの時間をとって放送していました。
引用タグがついているものが放送の通りです

県にぎわいづくり課漆原 学副課長
「県がするのは中止。県が関わるイベントとしては今のところ予定はない。」

(上記、日付や文脈、主語が不明)

ナレーション)マチアソビはなくなるのかと危惧する声も
女性A:恒例イベントなのかなと思っていたので残念
女性B:小学生の頃からずっと参加していた。アソビに行っていたイベントなのでちょっと寂しい

スタジオ。山本 準氏(鳴門教育大学名誉教授)登場
山本先生の受け止め「春のイベントを2月に中止とか見直しとかは関係者に混乱を与えるだけ。もっと早く告知すべき」

20日の映像

後藤田知事:
14年間調べると8億円 毎年8000万円。春のはな・はるフェスタはこれについても県は1000万円ぐらいしか出していません。阿波踊りも1000万円ぐらいしか出していません。なぜマチ★アソビに年間8000万円出ていたのか。
民意主導でやるのが本来の行政のイベントの在り方だと思っています。我こそはという組織や事業者さんがやられたらいいんです。藍場浜公園もお貸しします。県丸抱えのイベントだったのかと思われないように、ファンや民間事業者がもう一度今までの経験を生かして春もやってほしいと思います。まだまだ間に合うと思います。

(春も開催しますとする先日の議会の既出映像)

山本先生
金額の多さをかなり気にされていた様子。公金ですから金額はしっかり検討していくべきだと思います。ただ、これからは民間主導だということはあまりお金を出さないということでしょ。ところがアニメ中心だけではなくeスポーツや観光も組み込めと、お金は出さないとけど口は出すと。こういう姿勢でうまくいくのかと心配している。

(街頭インタビュー。アニメイト前の男性、新町橋の男性、男女2人連れ、推定バス停の高齢女性)

イベント舞台の商店街では
東新町商店街振興組合理事長
ぶっちゃけた話、民間だろうが県がやってくれるだろうが、この場所でやってくれるならうちらは万々歳。この商店街をどうにか使ってほしい。

アニメ祭り実行委員会会長は先ほど四国放送の取材に応じ

「今後について話し合うため、県に対し実行委員会の開催を求める文章を提出した」
にぎわいづくり課「文書については承知している。ただ調整中のためコメントは差し控える」

以下NHK

「マチ★アソビ」県議会で議論”今春は民間主導で継続を”

02月26日 17時18分

アニメやゲームをテーマに徳島市中心部で開かれている「マチ★アソビ」について県議会で議論が交わされ、県は、ことし春の開催については民間主導でイベントの継続を求める考えを改めて示しました。

徳島市で春と秋に開かれている「マチ★アソビ」について県は、来年度から負担金のあり方など開催方法を大幅に見直すことにしていて、後藤田知事はことしの春は、民間主導での開催を求める考えを示しています。

これについて26日開かれた県議会の委員会で議論が交わされ、県の担当者は「春については民間が主導して開催できるよう県としての支援のあり方を早急に検討したい」と述べ、民間がクラウドファンディングなどで財源を確保した上で開催することが望ましいとの考えを示しました。

これに対して議員からは「予算案が可決されるまでに実行委員会を早急に開いて協議するべきだ」との意見や「民間が主導した場合事業内容が変わってしまうのではないか」といった疑問の声が上がりました。

通常、春の「マチ★アソビ」は大型連休ごろに開かれますが、開催方法の見直しが今月明らかになる中で開催できるかどうか不透明な状況となっています。

県は、県議会にアニメイベントを核とした県都のにぎわいづくりやそれを県下全域に広げるイベントの事業費として9000万円を計上していて可決されれば、春の「マチ★アソビ」の支援の内容を検討したいとしています。

「マチ★アソビ」県議会で議論”今春は民間主導で継続を” |NHK 徳島県のニュース

ストレートな「映画館で見るべき映画」でした。
青春果汁濃縮還元100%原液2リットル一気飲み、もしくは死の間際に見る走馬灯みたいな映画でした。具体的にはクロの走馬灯。
なんかもう冒頭も冒頭の烏野と音駒の応援団が両サイドに分かれて音出し始めた頃からぼわっと泣き、以降泣いて笑って泣いて笑って泣いて笑って、感情の振れ幅が半端なくとても忙しくそして「試合よずっと続いてくれ」と思う映画でした。
わたしは4列目の真ん中で見ていたんですが、コートに立っているような感覚を覚える(カメラがリアルすぎて視点移動に耐え切れずちょっと気持ち悪くなりそうだった。間に合ってよかった)
MX4Dとかいろいろはじまるみたいなんだけどまずはノーマルでみてほしい。日向の雄たけびとクロの笑い声がとてもいいと思うので、ドルビーシネマはいいと思う。わたしはウルティラで見たんですがあのシーン良かった。
たくさん入っていたのにスラムダンクみたいに結構静まり返ってて、息をのんでいた。応援上映映えそうだなあ。影山が日向にあげたオープンのあれ、日向の表情がものすごくよくて「いいぞ飛べ!」って思った。いい顔するんだよなあ。

2/21徳島新聞朝刊

20日記者取材に対して後藤田知事「春開催を民間主導で」
仁木啓人氏 9日の経済委員会で
「ゴールデンウィークの開催に間に合うのか」
にぎわいづくり課奈良課長「秋をめどとして開催したい」

以下四国放送

今春の「マチ★アソビ」 県は春のアニメイベントは事業者を募り開催準備を進めたい考え【徳島】

徳島県が2024年度以降の実施方法の見直しを検討している、徳島市中心部で開催されてきたアニメのイベント「マチ★アソビ」については、2024年春の開催がどうなるのか、関係者や一部のアニメファンなどの関心が集まっています。
2月21日に開かれた県議会の質疑の中で、2024年度の開催方法について問われた県側は、次のように答えました。

(徳島県商工労働観光部 黄田隆史部長)
「(2024年度は)県都を含め県下全域で『アニメ』や『eスポーツ』の地域資源を活用したイベントを展開する。その際に春のアニメイベントの実施も含めて準備をしたい」

このように述べ、県は春のアニメイベントについて事業者を募って開催する準備を進めたいとしました。

その上で、2024年度のこのイベントについては幅広い層の集客を目指す考えや、クラウドファンディングなどを取り入れるなど、事業の透明化に取り組む姿勢を示しました。

文中に出てくる県議会の質疑が以下です。
1時間3分45秒ぐらいがマチアソビ関連の答弁なんだけど、人流をということはマチアソビを超えられるんですかとか厳しい質問に追撃追撃で「用意された答弁しかできんのか知事出てこい(大意)」言ってて、マチアソビについて(ufotableが脱税で有罪だったことも)ようご存じだった。
徳島県議会 ライブ配信 - YouTube

実際的な開催日・開催場所を考える。

近年の春のマチアソビ開催日程
2020年・2021年:なし
2022年:5/14〜6/5
チャレンジ!マチ★アソビ|イベント|新着情報|東新町商店街|徳島県
5/15 チャレンジマチアソビvol.3 #マチアソビ | colorful
2023年:5/6・5/7
マチアソビ vol.26イベント情報まとめ(5/1更新) | colorful
マチアソビvol.26 1日目 | colorful

上記の通りコロナ後(2020年)以降は5/3〜5/5は外してきています(通常開催は去年が久しぶりだったということもありますが)
秋も元々の日程である10月の3連休はずっと外してきているので、ただでさえ急転直下の開催? なので春も祝日は外してくる可能性が高いのではないかと思います。

ちなみに今のところ開催が予定されているイベントは以下の通りです。

4/13〜4/14(土日) はなはるフェスタ(藍場浜〜御成婚広場、あわぎんホール)
4/21(日)SunSunマーケット(水際公園周辺)(第3日曜日)
4/28(日) 徳島城阿波踊り(中央公園周辺一帯)
4/28(日) とくしまマルシェ(新町公園周辺)(最終日曜日)

通常ゴールデンウィークの藍場浜公園はぶつだんのもりの「ストーンフェア」が開催されていることが多いです。今年は告知こそはまだ見られませんが、四国放送から以下の絵画コンクール募集があり、表彰式の場所が藍場浜公園になっているので、例年通りの開催が予想されます。
【ストーンフェア2024】絵画コンクール募集|JRT四国放送

ちなみに御成婚広場は新ホール関係で何もなければ使えるはずです。御成婚広場を使うようなイベントははなはるかたぬき祭りぐらいだ。御成婚広場は2019年延期日程の秋のマチアソビで使われたあわぎんホール手前の広場です。
マチアソビvol.23 1日目 #マチアソビ | colorful

今日は県議会の代表質問で、にぎわいづくりの質問がある議員の方がいたので、youtubeみたらビンゴだった。
以下が代表質問の動画です。議会の公式記録ではありませんとの注意書きがあります。
開始位置を指定した埋め込みは再生ができないようだったので、以下リンクを踏んだ後、10:17ごろから再生するとマチアソビの話がはじまります。商工労働観光部長の答弁はそのだいぶ後です。
徳島県議会 ライブ配信 - YouTube


質問をされた川真田議員は吉野川市が選挙区で鴨島でのイベントの話をしたりはしてたけど、マチアソビにはそう詳しくはないよう感じました。「マチアソビを例に出しましたが、イベントのスタートアップは県が助力してノウハウが蓄積されたら民間へ」みたいなマチアソビとはとっかかりがそもそも違う話もされていたので。

夕方のニュースでは新ホール問題と並び立って報じられるなど、話題性の高さを感じました。

以下フォーカス徳島(四国放送)文末のリンクから動画も見られます。

例年通りの開催が困難になった今春の「マチ★アソビ」 県議会で論戦に 知事の考えは【徳島】

2月19日、2024年春にこれまで通りの開催が難しくなっていることが分かったアニメイベント「マチ★アソビ」について、20日の徳島県議会代表質問で、県は今後、幅広い層を対象とした県内全域の賑わい創出を目指すイベントに刷新していきたいと述べました。
2009年に始まった「マチ★アソビ」は、アニメの登場人物に仮装するコスプレなどが楽しめるイベントとして、年に数回開催され、県内外のアニメファンで賑わっています。

20日の徳島県議会の代表質問で、グローカルplusの川真田琢巳議員が、この「マチ★アソビ」が徳島にとって重要なコンテンツであるとした上で、次のように質しました。

(グローカルplus 川真田琢巳議員)
「広域行政をつかさどる県の役割として、24の市町村県内全域を俯瞰することにより、行政の公平性という観点、そして継続事業の見直しや契約方法についてもしっかり透明度アップを図っていくべきだ」

このように述べ、県内の様々なイベントとの公平性などの観点から、在り方を検討すべきだとしました。

これに対し、県商工労働観光部の黄田隆史部長は、「マチ★アソビ」について、これまでの27回の開催で県から総額8億円を支出していることを明らかにし、次のように述べました。

(徳島県商工労働観光部 黄田隆史部長)
「賑わいが、県都中心市街地での一過性にとどまっており、年間を通じ県下全域に好循環をもたらすには、今後において改善工夫が必要であると認識している」

今後はアニメの聖地・徳島として定着した認知度を起爆剤としながら、広域的に幅広い層が参加できるイベントにブラッシュアップしていきたいとしました。

このあと、報道陣の取材に応えた後藤田正純徳島県知事は、今後の「マチ★アソビ」の在り方について。

(後藤田正純徳島県知事)
「(「マチ★アソビ」が始まって)14年間で調べると8億円、毎年8千万円(県から支出している)。この金額が果たして、広域、つまり8市16町村様々な大中小イベントがあるそういう中で、何も県の補助金に頼らない所もたくさんあったりそして、ほかのイベントとの公平性、県議会の皆さんの議論の通り、私もそれについては今でのやり方を改善する点はあると思う。ただ「マチ★アソビ」という街中でやるイベント、これについては引き続き適正な応援もしていきたいと思う」

県では今年春のマチアソビについて開催したい事業者や団体がいれば、県としても適正な形で協力したいとしています。

(小喜多雅明記者)
「後藤田知事は、選挙期間中から「マチ★アソビ」について、徳島にとって大切なコンテンツだと評価していましたが、多額の公金が長年に渡って一つのイベントに投入されてきたことを疑問視し、公金だけに頼らないイベントにするべきだと見直しに乗り出しました。一方で長年続いてきたイベントの大きな方針転換であるだけに、今後は県には、関係者への丁寧な説明が求められます」

以下はとく6とくしま(NHK徳島放送局)

「マチ★アソビ」“今春は民間主導で開催を”徳島 後藤田知事

アニメやゲームをテーマとした徳島市中心部で開かれている「マチ★アソビ」について徳島県などの実行委員会がことしの春の開催は難しいと判断していることについて、後藤田知事は「ファンや民間事業者が今までの経験を生かしてこの春もやってほしい」と述べ、民間主導でイベントを続けてほしいという考えを示しました。

徳島市の「マチ★アソビ」はアニメの声優によるライブやコスプレなどを楽しむことができるイベントで、徳島県などの実行委員会が2009年から春と秋に開いています。

実行委員会によりますと来年度からは、随意契約ではなく入札で業者を募ることを決めたことからことしの春については手続きが間に合わない可能性が高くなったとして開催は難しいと判断しています。

これについて後藤田知事は20日、記者団に対して、「公共施設を貸すのでファンや民間事業者が今までの経験を生かしてこの春もやっていただきたい。適正な公平な支援はしていきたい」と述べ、民間主導でイベントを続けてほしいという考えを示しました。

一方、県は、県議会の2月定例会に
▽アニメイベントを核とした県都のにぎわいづくりや
▽それを県下全域に広げるイベントなどの事業費として9000万円を計上していて、可決されれば具体的な支援内容などの検討を始めるということです。

今日は四国放送とNHKで「切り口の違い」を随分と感じて、四国放送は「公金の使い道としてどうなん? そこ考えんとあかんしちゃんと説明せなあかんわ」ていう方向性で、NHKは「藍場浜公園も県有の施設も貸します。春のマチアソビだってまだ間に合うでしょ民間でだれかやりたい人いませんか。応援します」っていう「理解のある知事」感を出している。夕方のニュースではNHKは見出しからして「春もやったらどうですか」で、同じ映像を使っているはずなのに「違い」が感じられてすごいと思ったし「無加工のものを見たい」と動画を探していたアイドルのオタクをやってる友達のことを思い出しました。

今日は各方面からマチアソビの中止に関する報道が多い日。
新聞記事は切り抜きがあるんですが、四国放送とNHKは比較的早く削除されてしまうので貼っておきます。


以下四国放送

2024年02月19日(月) 19:00
アニメイベント「マチ★アソビ」 2024年春は開催中止へ イベント実施業者の選定に時間必要【徳島】

徳島市中心部で春と秋に開かれているアニメイベント「マチ★アソビ」が、この春は開かれないことが分かりました。
イベントを行う業者の選定に時間がかかることなどが理由ですが、徳島県民の中には、残念という声も聞かれました。
「マチ★アソビ」は、2009年から徳島市中心部で開催されているアニメやゲームなどのイベントで、県などで作る実行委員会が開いています。

2023年春は、2日間で約4万3000人が訪れました。

2024年春の開催が見送られたことの理由について、県はイベントの企画業務を直接委託する方式に切り替えるため、この業者選定に時間がかかるためとしています。

この企画業務は5年前から東京の音響制作会社に随意委託し行われていましたが、県はこの業者の選定を公平・透明化しようとプロポーザル方式で行うことを決めていて、予算だけでなく企画内容も重視されます。

(徳島県にぎわいづくり課 漆原学副課長)
「今回は県が関わるイベントとしては、今のところ予定はありません。来られる方がちょっと固定化してきている。アニメのコアなファンが来ているということがあるので、我々としてはより多くの幅広い方々に徳島に来ていただいて、アニメを核としたイベントで徳島の魅力を知っていただきたい。今まで我々が考えてもなかった新たな提案とか、新しい手法とかを提案していただければと考えてる」

「マチ★アソビ」を訪れたことがある県民の中には、イベントの内容がこれまでと変わるかもしれないと心配する声も聞かれました。

(大学生)
「(中止は)残念です。徳島が活性化するひとつの行事というか、イベントだと思うので」

(大学生)
「小学生のころからずっと参加してた、遊びに行ってたイベントなのでちょっと寂しい。いろんな層から来られるのも嬉しいけど、今まで遊びに来ていた県外からのアニメファンもやっぱり大事にしてほしい」

イベントが行われてきた地元商店街の店主は、今だ県から何の連絡もないとし、経済面でも影響が大きいと話します。

(東新町一丁目商店街振興組合 福田典彦理事長)
「この『マチ★アソビ』というのは、今、全国的に有名になって、全国からみなさんご存知の通りいろんな人が来てくれますので、怒りの方が強いですよ。これ商店街としても、すごい大きなマイナスだろうと思う」
今後について、県は「企画提案の内容にもよるが、秋ごろに開催できればいい。年に1回はアニメを核とした大きなイベントを実施したい」と、話しています。

県内ニュース|JRT四国放送

「アニメを核としつつ徳島の魅力を知っていただきたい」って「声優と藍染」はすでにやってるし、川内で「声優の語りにあわせて人形浄瑠璃」でもやる?
徳島の魅力ってなんだろうなあ。阿波踊りひいたら、自然と大塚国際美術館の存在と藍染と人形浄瑠璃とSAPとあとなんだろうな。万人向けにするなら無難な仕上がりになってしまって結局徳島と関西ぐらいの暇な人しか行かないイベントになる。
ていうか年1に減少しとるやんけ。
以下NHK

「マチ★アソビ」今春の開催困難か 入札手続き間に合わず

アニメやゲームをテーマに徳島市中心部で開かれている「マチ★アソビ」について県などの実行委員会は、ことしの春の開催は入札手続きが間に合わないなどとして難しいと判断していることが分かりました。

徳島市の「マチ★アソビ」はアニメの声優によるライブやコスプレなどを楽しむことができるイベントで、2009年から県などの実行委員会が春と秋に開いていて、県内外から多くの人が訪れています。

実行委員会によりますと「マチ★アソビ」の企画は、2019年から東京の音響制作会社に随意契約で委託していましたが、幅広い年齢層が参加できるイベントにしたいとして来年度から入札制度で業者を募ることを決めたということです。

県によりますと通常、春の「マチ★アソビ」は大型連休ごろに開いていますが、入札手続きが間に合わない可能性が高くなったとして現時点で春の開催は難しいと判断しているということです。

県は今月開会した県議会に「マチ★アソビ」の事業費を計上していて、可決されれば入札の公募を始め、具体的な開催時期や内容について検討に入るということです。

県にぎわいづくり課は、「現段階では春の開催は難しいと考えているが、秋に向けてアニメを中心としたイベントの開催を検討している」と話しています。
「マチ★アソビ」今春の開催困難か 入札手続き間に合わず|NHK 徳島県のニュース

おことわり(2024/5/5)

2/18時点ではマチアソビは春は中止、今後「マチ★アソビ」というイベントタイトルでの開催は難しそうな気配がしていましたが、ごく短期間で方向性が変更されました。
最近(←2024/3/25時点の話)このエントリの検索エンジンからの流入が増えているようなので、2/18以降の経緯をざっくり追記しました。
5/5の日記エントリのリンクを張りました。

2/18 マチアソビ2024春中止報道
2/19 春中止に批判殺到
2/20 春は民間主導で開催したい
2/26 県議会で論争続く
2/27 県がマチアソビを見直すことをアニメまつり実行委員会に伝えてないことが判明
3/1 実行委員会開催に向けて調整中
3/4  春は地元有志らでコスプレイベント開催に向けて動き出す
3/5 後藤田知事がプロレスのリングでマチアソビ批判をしていた件でブシロード木谷氏が発言
3/6 実行委員会開催。これまでのマチアソビを存続させることで合意
3/11 県議会閉会。マチアソビなどにぎわいづくり事業今月中に制度を発表すると知事
3/15 徳島県庁人事異動発表。にぎわいづくり課は「観光スポーツ文化部にぎわい政策課」へ再編。課長・副課長ともに異動
3/27 春は出演者調整が難しい関係で正式に開催見送り決定。秋は縮小開催。通常開催は2025年春。
#マチアソビ 2024春開催見送り→秋は縮小開催→2025春通常開催へ | colorful
5/5 20240505 #マチアソビ は開催されなかったがイベントはなんやかんやあった。 | colorful
(9/3更新)
秋の #マチアソビ (プレイベント)10/5になんか開催 | colorful

ちなみにufotableが2019年にマチアソビのプロデュースを外れた経緯は以下のエントリをご参照ください。
色々あった #マチアソビ 2019を振り返る。 | colorful

以下2024/2/18更新分

死亡通知がきましたね。
以下ソースは本日の徳島新聞朝刊より。

19年秋公募で選んだ東京の音響制作会社(マウス)とは開催ごとに随意契約。公平透明化のため直接委託に転換。業者の選定に時間がかかるため、春のマチアソビは中止する。秋には開催予定だがマチアソビの名称使用は未定。事業費4000万。
このほか声優・アニメーターといったアニメ関連の人材発掘、幅広い世代がeスポーツを楽しむイベントなどを広域で開催するための事業費4千万も当初予算で盛り込んでいる。
ぷちアソビは見直しを先取りして東京の広告代理店に業務委託した。
ぷちアソビは実行委員と県の間の意見のずれがあり、十分な協議はないまま開催された。
ぷちアソビ参加30代女性「他の親子向けイベントと差別化できてない。アニメ中心に戻して」
東新町1丁目商店街振興組合理事長「「売り上げ増や賑わいに期待していた店は多い。長年協力しており開催しないなら事前に説明すべき」と不信感を募らせる

なおぷちアソビではマチアソビを主催するアニメ祭り実行委員会の会長が受付での対応を巡って県職員の頬を1回軽く叩く事案が発生した。マチアソビは元々肖像権や著作権を保護するためにパス・撮影許可証を持たない人は撮影が制限されている。会長はそのルールは生きていると思いスタッフパスを求めたが、県職員「用意していないので出せない」会長「なぜ出せないのか」と押し問答になり、手を上げる事案になった。
この押し問答になった撮影についてだが、ぷちアソビは撮影がフリーだったようだ。著作権や肖像権に全く無頓着だった可能性があり、それは別の意味で問題があるのではと思う。ちなみに会長側は「昨年末からぷちアソビ開催をめぐる協議を徳島県庁にぎわいづくり課へ求めていたが2月まで協議が開かれることはなかった。そのため不信感が募っていた。ほかの委員に申し訳ない」とのこと。県職員に特に怪我があるわけではなく謝罪もされていることから被害届は提出されない。

マチアソビ中止の記事では「意識のずれがあり十分な協議が行われていなかった」と記載されているが、「意識のずれ云々よりそもそも話し合いの場が持たれていなかった」のではないかとも思われそれは問題であると思う。無論感情のままに手をあげたことは悪いことだ。

いやでも実行委員長、わたしは10代時分からポッポ街で日常的に(一方的にではあるが)お世話になっている人でよく知っている人だ。その後ずいぶん経って経って、いつぞやのマチアソビでも友達に連れられて行った先で一方的に再会を果たした。特に変わらずしゃんしゃん動いていて指示を出していて、とても気のいいおばちゃんなのである。よっぽど腹が立ったんだろうなあとは思う。ほなけどあかんもんはあかんよって思う。

県にぎわいづくり課は新たなアニメイベントの在り方について「一部のリピーターに限られていた参加者を幅広い年齢層に広げたい。今後の企画や開催場所は新旧イベントの良かった点を精査して決めたい」とのこと。
14年参加してきた身としては元々10代〜30代の男女参加は非常に多く、推定40代以上の方も多く見られる。ぷちアソビでは推定40代以上の熱心な男性ファンも多く見られていた。ある年新町橋東公園で開催された上野優華さん(徳島県出身)のライブでは「おたくもゆうかちゃん見に来たんで(あなたも優華ちゃんを見に来たんですか?)」と上野優華さん自身の祖父母世代の姿が多く見られた。あの高齢者の多さはマチアソビでもあまり見られるものではなくものすごく記憶にのこったので、今ここに書き記す。
またぷちアソビではufotable cinema前で煉獄さんの等身大スタンディが置かれ「祖母と孫連れ」みたいな組み合わせが多く孫のために来たのかと思えば、お祖母様も嬉しそうに煉獄さんとツーショットを撮影されていたのが大変印象的だった。

「徳島県は県中心部に山があり海があり川があり、ちょっと車を走らせれば緑豊かを通り越して秘境にたどり着くことができる」というロケーションをもってしてでも、2007年に公開された「眉山」以外に多くのエキストラを動員する映画はなく(年数本映画の撮影が行われているという新聞記事は見る)映画撮影地として観光客を呼べる場所もない。
神山まるごと高専のような面白い取り組みはあるけど、わたしもいつぞやにNHKの番組を見るまでは何をしているのか全く知らなかった。なんせ神山である。

マチアソビは元々ufotable近藤光社長(徳島県出身)がはじめたイベントだ。
白滝製麺さんのツイートによれば近藤社長は別に「ここはひとつ故郷に錦をあげてやろう」的な意識でマチアソビをはじめたわけではないようだ。

このツイートから始まるスレッドを読んでいただくとして、マチアソビやってる期間の東新町は、少なくとも「わたしが知ってるにぎわってたころの東新町」なんですよ。すごく懐かしかった。籠屋町の、コルネのところを曲がったところあたりに映画館があって、細いエレベーターをあがってドラえもんの映画を見て、帰りにニコニコヤ(おもちゃ屋)に行って、マクドナルド(今アニメイト)でフライドポテトを食べて、なんかドナルドがいる小屋みたいなところにフライドポテトを持ち込んで食べて、家族のところにいって戻ったらフライドポテト片付けられてショックを受けたあの頃の東新町。家族で行くレジャースポットだった東新町。
籠屋町の映画館が閉まる日、ちゃんと覚えておこうって見に行ったなあ。

ちなみにうちの母親世代が若かったころ、昭和40年ぐらいと思うんですけどあの辺は肩がぶつかるレベルのにぎわいだったそうです。この時の写真は東新町商店街内に掲示されています。あの写真を撮ってきて、「こんな感じだった?」って聞いたら「ああ懐かしい写真やなあ」といってました。近藤社長の世代だったらもしかしたらこっちのほうが近いかもしれないですね。
お金の問題はいろいろあったけど、社長が飯泉前知事待機してフォークダンスしてたりしたせいでべさまのイベントめっちゃ押したりしたけど、徳島のアニメイトが本も売るようになって、(※徳島店を除く)が除かれて、西新町再開発問題や新ホール問題はなんら前進してないのに「映画館つくりまーす」って言って、あっという間に開業にこぎつけて、今も営業してくれてることはufotable及び近藤社長には本当に感謝しています。

マチアソビでやっていたイベントは東京だったらチケ代6000円ぐらいでやってるようなイベントが同時多発で無銭で、しかもステージと2列目までぐらいの距離感でやってるようなものでした。
「山頂にでかいスクリーン置いてみんなでアニメ見たら面白くない?」とか「〇〇さんなんか面白いことやってよできるでしょ」ってやってたら、「なんか面白いことやってるらしいじゃん」で業界の人が「うちも混ぜてよ」って集まって、その人らを見に大勢が全国各地から来てたようなものでした。
人脈あって発想が面白い徳島出身の社長が転がした雪玉が大きくなったイベントでしたが、いろいろあって割れました。作り直すらしいけど、転がす人が変わるから何ができるかわからないけど現状はちょっと期待できません。

秋は開催しますっていってるけど、ufotableプロデュースに戻るぐらいのウルトラCがないとあのにぎわいはもう帰ってこないんだろうな。寂しいな。本当になくなるのは一瞬のことだわ。
徳島はまたただのエンタメ後進国に戻ります。マチアソビをやっているような土地ではあるけど、とらのあなのような業態の本屋さんは存在しないサブカル後進国。わたしが10代時分に戻るのかと思えば、もう南海ブックスはないからあの頃より状態は悪いです。

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