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とある魔術の禁書目録 14 (14) (電撃文庫 か 12-15)

野球対決、それと五和。おしぼりを渡し損ねるところが脳内であずまんが風に再生された。
科学VS魔術です。熱いです。やや短いですが熱い。このぐらいできゅっとまとまってる方がいいな。でもそろそろ一方さんと上条さんぐらいは会わせてください。
最近影の薄さに定評のある美琴が美味しそうなところをもっていきました。

ミッキーかしまし

なんだこのおもろいひとは!
読書道でインタビューは読んで小説は未読だけどエッセイ読んで死に掛けたのは久しぶりだ。汽車の中で顔を本で隠して肩が震えるぐらい笑った。

惣菜として煮こごりを売っているスーパーもすごいのだけど、若くて可愛い女の子のカゴに、ミートスパゲッティと一緒に入っている煮こごりの存在感といったら。しかもあれって、一口で食べるから美味しいものですよね。だのに4センチ×8センチほどの大きさで白いトレーの上に載ってびっちりラップ。そして上には半額のシール。何の威厳も上品さもありません。煮こごり界の没落貴族ですよ。(P44)

特に酒関係が凄い。本人の超泥酔体験も凄いのだけど友達も凄い。
一番ツボったのはノリちゃんでした。

超美少女なのですが、酔うと「人間らしさ」を簡単に投げ出します。池尻のビデオ屋の棚に突っ込んで、全部倒し出入り禁止になったとか(泥酔)(P81)

まだまだ続くよ面白エピソード。

ちなみに、私も結構割と呑みます。学生時代は周りが強かったため相対的に普通だと思ってましたが割といける口のようです。この前の職場打ち上げ飲み会のときに「女の子は顔あかーにして(赤くして)かわいいんよ!」とか「これは水です!ちょっと匂いのある水!」とぱっと見には素面で、現実にはビール2杯焼酎3杯目でした。ちょっと匂いのある水=焼酎で、手前にビールを置いてありました。
「何飲みよんですか」「ビールです」「こっちのこれは」「水です」「いや水ちゃいますよねこれ」「いや水です!ちょっと匂いのある水!」

WEBちくまでもちょっと読めます。読みにくいしさすがに本収録分全部は読めませんが。

つくもがみ貸します

しゃばけよりこっちのほうが好きかも。と思った。
小さな古道具屋兼損料屋の出雲屋を商うお紅と清次の2人。損料屋というのは色んなものを貸し出す店だ。貸すものは鍋釜布団、財布に掛け軸色々である。

時代物だがしゃばけとの違いは
しゃばけ……妖怪あり。若旦那愛してる。ちやほやされまくり。
つくもがみ…妖怪あり。若造が。フルボッコにしてやんよ

付喪神は出雲屋の棚で貸し出された先の話をぺちゃくちゃと喋りあう。お紅と清次は喋ることを知ってるから客前で喋らなければ特に今更何も言わない。
あるときは清次は大馬鹿だよとか。
あるときは屋敷で見た珍しいものとか(これ目当てで道具(付喪神)を無料で貸したりする
あるときは屋敷で付喪神を見たとか。

出雲屋にはそんなわけで付喪神が集まってくる。
付喪神を見たという話をわざわざすることで、清次が現物を見に行く。大体において付喪神になるような古く大切に使い込まれたものはいいものであることが多い。清次は若造だが見る目だけは確かだから気に入ること間違いない。

憎まれ口をたたき、時には叩き割ってやる!と喧嘩することもあるが、清次は一度も付喪神を売ったことはない。共存共栄、持ちつ持たれつだが主導権は我ら付喪神にあり、といった感じ。

秘色と似せ紫最強。
章タイトルが古典の色の名前で、章扉がその色で染まっているのがいい。

「だから蘇芳は、まだ付喪神にはなっちゃあいませんよ。年月が足りませんからね」
清次の話は一見お紅に言ったようで、実は付喪神に向けられたものであった。それを瞬時に承知した棚の上の付喪神達は、人ごときが付喪神の考えを否定することは、承知出来ぬと考えたらしい。一斉に黙り込んだ。しかも邪悪な気を発している。(略)
「聞いたか。清次が我らの話に、文句をつけおったぞ。聞いたか」
「おうおう、聞いた、聞いた。役立たずの若造が、いっぱしに付喪神へ、言いがかりをつけおって。……香炉はまだ付喪神にはなれぬ歳だとな?」

(P137?138)

図書館革命

最初からクライマックス過ぎる……
これで来週の日曜は心置きなく高知へ(?゚д゚)?

以下がっつりとネタバレを。

妖怪アパートの幽雅な日常(7) (YA!ENTERTAINMENT)

妖怪アパート7巻は先輩の卒業・千晶先生のやや過去話・まり子さんの生前の話他でできています。

「なんか、自分が弱いこととか、自分が見つけられないこととかを、エライことみたいに言ってる人いるよね! 一種の開き直り? それで、強いあなたに何が分かるのよって! イヤ、わかんないし! わかりたくもないし!」
「ギャハハハ! 常套句!! 『あなたに何が分かるのよ!』言う言う!」
「ホントに弱い人間は、そんなこと言いませんから」
「そんなことを言う奴はズルイ奴さ。そう言えば逃げられると思ってるんだ。卑怯だよ」
(P57)

妖怪アパートの大人ーズはざっくりざっくりである。

バッカーノ!2002 B side (2) (電撃文庫 な 9-25)

Bsideはとある宗教団体とかエルマーとかエイジングとかそんな感じの人が強かったです。後チェス。それと271ページ。

ABどっちが好きかといわれればそれはもう断然でA
幻のCsideも読んでみたいなあと一瞬思いましたが1934みたいに何が何だか分からんようになる気が……とも思いました。バッカーノは面白いけど登場人物多すぎてリストをよこせえええと思うことしばし。

未読の方への注意:Bsideは巻末に短編が収録されています(あとがきは短編の前にあります
なのでうっかりあとがきを先読もうとすると不幸なことになりそうな気がしますのでお気をつけ下さい。

次の希望は1935。それよりも出て欲しいのはデュラララの4巻。

AsideとBSideの表紙を並べたかったので並べておく。

バッカーノ!2002 B side (2) (電撃文庫 な 9-25)バッカーノ!2002 A side (1) (電撃文庫 な 9-24)
明暗だな。

三面記事小説

救いがない……とてもダークな話。実際にあった事件を発端として書いたフィクション。
短編が6つあり、扉に元ネタとなった新聞記事が載っている。記事は90度反時計回りに回転しているけど、見出しとかはかなり目に入りやすいのでこれがどんな話でどんなことが起こるかは扉で分かってしまう。

ひたすら転落していくばかりの人生の話が多く性的な描写も多かった。若い男の子を家に連れ込んで以下略とか。読み終わった後は体中がずーんと重たかった。読みつかれた。

都と京

京都エッセイ。
私今月末で今年の京都行きが3回目になります。

京都本だけど高円寺の阿波踊りの話があった。
前に新聞で高円寺の人に「徳島にも阿波踊りがあるんですね!」と言われたという記事を見て、お前ーーーーーーーと思ったのは記憶に新しい。

が、何であっても「それ面白そう」と東京に持っていかれたが最後、東京はあっという間にそれを咀嚼・嚥下して、自分の栄養素としてしまうからして、地方の人には東京移植を「断る勇気」も必要なのではないかと思う。(P88)

にちょっと慰められる。

あと、虫歯が痛いのだったら歯医者へ行きなさい。パジャマパーティがしたいのならば一人でしろ。だいたいパジャマパーティは男同士でやるものじゃないと思います。男はふんどしパーティです。

汽車の中で密かにしぬかと思った。笑い声を出したら負け選手権。

いきなりもりもり働く元フリーター。超成長中
後パパ上が段々ツンデレぽく見えてきた。くたばれッ>私

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