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小国オーデットの王女エルレインには2つの呪いがかかっていた。
1つ、城から出ると死ぬ。2つ、彼女に触った異性はカエルになる。
そんな彼女に婚約話が持ち上がる。今までにも7人の婚約者候補がいたがいずれもカエルになり、そのままカエルとして短い寿命を終えた。新たな婚約者は西の魔法大国エリアルダの王子アレクセル。
王子より先にエルレインの呪いを解く魔法使い兼宮廷作法の教育係としてゼルイークが遣わされた。
いいロマンでした。王子も出てくるけどメインはエルレインとゼルイークでした。
ていうかエルレインという名前が脳内ではダブルアーツのエルーで変換されます。エルー可愛いよエルー。
あとオルフェリアの鎧がROのLKに見えた。
この作品とダナークが世界観が同じのようです。こっちのほうがダナークより相当過去の世界ですが。
楽しみなシリーズです。アレクセル父の登場が楽しみだー。
暴風ガールズファイトはこっちではめったに目にしないので新シリーズから手をつけてみる。
関東のとあるのどかな県にある星ノ一高校。敷地内のお池にはまってさあ大変とうっかり溺死しそうになっていたところを恵は土地神に助けられました。
その神様は他ではあまり見られない姿をしておりました。
神様は金魚だったのです。しかも相当俗物だったのです。
土地神水穂さまは土地の守護に血気盛んな若者のエネルギーをちょこっといただいて使っていたため、ホシ一生徒数増加案を出せと恵に言い、恵は「他の学校とくっつくとか」と何気なくいった案を採用され、1年後には星ヶ谷市にあった3つの高校は合併し、三ツ星高校となった。
面白かったー(*´∀`)
1巻は主にこんな人たちが出てきてこんな設定です、という内容。
いいラブコメです。複雑にねじれてます。
私の一押しは生嶋さんでした。美貌+暴力+頭脳=手がつけられない。
「君みたいな子が、泣いて喚いて許しを乞うのを見るのとか、もうたまんなーい」
(P104)
図書館が舞台と聞いて!
菅原真は生徒指導の先生に呼び出され「テストが赤点スレスレ」「読解力が足りなすぎる」「このままでは受験で困る」ということで追試代わりに読書感想文を提出することになった。
本を借りるため帰りに迷い込んだのが異界図書館だった。
真はこの図書館の意志(ニカ様とかオラクルみたいなもんだなーと思った)に選ばれて司書として働くことになった。
本の中身が実体化したり中に入れたりするのですが、いきなりテンプレなサービスシーンがあったり
ズゴーン、ズゴーン!
ダダーン、パンパン、バーン!
耳をつんざく轟音。(P184)
擬音語オンリーなシーンがあったのでなんだこれはーと思った。ちょっと合わなかったです。
今月文庫落ち祭りが控えてる吉田篤弘の新刊。
メインは2人。
百貨店の寝具売り場に勤務し<ロンリー・ハーツ読書倶楽部>に籍を置く「小さな男」
日曜の夜、深夜1時から「静かな声」という2時間の台本なし生放送のラジオ番組をやることになった静香
ゆるっとリンクしつつ、交互に語り手が変わりながら進んでいく。
吉田篤弘作品ですという感じの。静かな声#7の「夜中に赤い手帳を読み上げる静かな声」がとてもつぼだった。「間違って撃ちました」とか。
しかし、読書はいい。この素晴らしき「ロンリー・ハート」な夕方の読書よ!
(P189)
「違うの? だって、ちょうど人が寝静まる頃にさ、姉貴の声を聴く人がラジオのスイッチを入れるわけじゃない? あっちこっちでさ。ラジオってスイッチを入れると赤い小さなランプが灯ったりしない? 暗い夜を過ごしている人たちにはそのラジオの小さな赤い灯が街灯みたいなもんじゃないの? だから、姉貴こそ点燈夫じゃないのかね(以下略)」
(P325)
短編集。
ザビ買っているので基本読んでますが、駆け落ちは夜行列車で(元・比翼連理にはまだ遠い)は加筆修正が結構あったような……。雑誌掲載時点ではゼストガはまだ出てないはずなので。なんか雰囲気的にゼストガが多い気がします。
ヤムセはあっちこっちに出てくるし、過去編の主人公だったり、最後に笑いを落としていくのでとてもおいしいのですが。
短編の間に挟まれる掌編(これは書き下ろし)のミカ&イルザークにとてもときめいた。
学長のオルディナ(初登場だと思う。書き下ろし短編に出てくる)とロードマスターがいい狸。
「だって、これは投資だろう? なら、回収できないと俺の損になる」
(P110)
この短編集と来月の新刊で全プレだそうです。書き下ろし小冊子+カバーイラスト複製原画。
応募するしか!とおもった。私宮城とおこバカなので。
ちょーシリーズ読み始めたのも天空の剣に手を出したのもすべて「挿絵が宮城とおこだったから」中学校とか、10代のうちにハマったものというのは強いですね。
どっかで見た「そんなことで殺すなよシリーズ」というのがとても印象に残ってる。
短編集。今よりちょっと昔の、屋敷のお嬢さまとその使用人の話。
「身内に不幸がありまして」を何気なく読んだときのあの衝撃。
そのびびりまくったあとに書いたのがこれ。
順番つけるなら「身内に不幸がありまして」>「玉野五十鈴の誉れ」>「儚い羊たちの祝宴」>「北の館の罪人」>「山荘秘聞」
いい狂気だった。いい黒さだった。最近黒いの補給してなかったんだわ……。
作中にいろんなミステリ作品が出てくるけど、どれも「名前は知ってるけど読んだことはない」のばっかりで、これもしかして読んでたらきゅんとするんだろうかと思ってたら
「わ、わたし、わたしは。あなたはわたしの、ジーヴスだと思っていたのに」
(P181)
多くでてくる作品の中でこれだけ読んでた。ジーヴズの事件簿 のことだと思うんだー。
おおおおおってとてもテンション上がった。
タイトル(儚い羊?)でうみねこ思い出した。
ゲームのほうじゃなくて歌の方(ゲームのほうは手出してません
開かれし宴と選ばれし羊と?が走っていった。
「もちろんよ。ずっとずっといつまでも、わたしのそばにいてね。わたしはあなたを離さないから、あなたも離れないでね。お願いよ。五十鈴」
(P165)