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バカとテストと召喚獣 6 (ファミ通文庫)

 姫 路 さ ん の タ ー ン ! 

今月のファミ通文庫ゲットには紆余曲折がありまして、GW進行もありtwitter上では相当早くからフラゲが叫ばれておりネタバレ防止作戦を引くわたし。本屋行く→しょんぼりを繰り返し29日ごろには「あの本屋は売ってるだろうけど行くまでに交通費としてラノベ約1冊分が必要だ。明日はもう公式発売日だし出るはず。待つ」と思って30日本屋へ行ってみればまるでなし、ファミ通文庫の発売日は 5 / 1 でした……

今回のバカテスは「夏だ 納涼だ 肝試し大会(召喚獣もあるよ)」
美波の召喚獣はぬりかべに超笑った。しょっぱなからいきなり沈没ポイントきた。ちなみにその次のポイントは「334クラス アレクサンドロス大王」

P131の衝撃は聞いていたんですが聞いていたのを吹き飛ばすほどの衝撃でした。
あれを挿絵指定した人と描いた葉賀さんはとてもGJだとおもいました。常夏先輩はすごい。

久保・美春ペアはすごかったですね。ピンでも大概やばいけどタッグ組んだらやばさ3倍。みたいな。

「前に、姫路さんのことを名前で呼んでみたいと思ってさ」
「はい」
「その……家で、一人で名前を呼ぶ練習を……」

(P272?P273)

ところでわたし細マッチョとゴリマッチョのCMがとても好きなんですが6巻を読んだ後は冒頭の鉄人とかP131を思い出して死ぬかと思いました。

ペテン師一山400円 (ウィングス文庫)

ウィングス文庫が10周年記念ということでカバーのフォーマットが変わった……あの高級感あふれる感じ好きだったんだけどなー。今は何かHJ文庫とか色違いのファミ通文庫だ。

表紙は男ばっかりですがBLではありませんよの詐欺師でコメディ。
母方の曾祖母フサが危篤と雲出家顧問弁護士から手紙が舞い込んだ。
亡祖母は雲出家を嫌っており、母ハル子はわざわざ三重まで行くのは面倒だなーと渋っていたところ、一人旅をしてみたい純太が代理をかってでた。フサの財産は30億ともいわれる。遺産相続ともなればと集められた親族は気もそぞろ。初めて会う純太には陰口を叩くが遺産相続にはフサが仕組んだゲームに乗る必要があった。

弱者からさらに奪い取る方向ではなくて詐欺してる人から奪い取る系だった。
メインは男ですが雲出家は見事に女傑一族です。ツンデレおじさんは良いキャラです。
とても面白かった。次巻にも期待。

三匹のおっさん

定年退職後嘱託職員として再就職した清一(通称キヨ)、居酒屋元店主重雄(通称シゲ)、機械いじり大好き工場経営則夫(通称ノリ)。まだまだ爺のカテゴリには入らんぞ(゚д゚)ウラァーーと仕事後終電ぐらいまで町内の安全を守るため見回りをはじめた。

キヨと孫祐希の交流はイイデスネ。
心温まる仲良し祖父孫には程遠いけど(誰が仲良しだばーか(゚д゚)とか言う二人です)

人知れず町内の安全を守る祖父世代の勧善懲悪と孫世代の恋愛物語……だったりするのですが、揉め事の内容とか悪が凄かったです。嫁姑対決とか強姦未遂とかゲーセン強盗とか動物の虐待とか、1ヵ月後?数十年後の自分とか今現在の隣近所で起こっていてもまったくもって不思議ではなかった。
新聞に載るとしたら地域欄の数行にしか満たない程度の、でも生々しくてすごく現実味を帯びた悪だった……

4話はちょっと鬼籍通覧とかぼくのメジャースプーン思い出したな……

不健全な精神だって健全な肉体に宿りたいのだ〈3〉

1巻の時点では確か結婚を目指して頑張ってみたり、断食してみたり、ヨガとかフィットネス方面を体験してみたりとかそういう内容だったんですがこの巻はかなり体育会系……

芦ノ湖ウォーキング(22キロ)に参加してみたり9時間かけて縄文杉に会いに行ったりピラティス体験してみたり。ピラティスが整体+運動と聞いてちょっと興味を持った。やべえとか思ったのは明日すごくいい天気の中朝から超長距離歩くよって分かってるのに、深夜までだらだら酒を飲む→翌日二日酔いコンボ。

溶けてなくなりたくなるような、ピーカンである。
わざわざ書かなくてもいいようなことだが、私たちがただの旅人ならいいさ……けれど昨日さんざ飲んだ朝八時半から芦ノ湖畔を一周する人……ねえ何処の誰? こういうイベント企画する人!! 私も鈴木も椅子に根が生えてるの抜いてきたから、ちっともこのピーカン有り難くないよ!

(P138)

わくらば追慕抄

昭和30年代の人やものの記憶が見られる姉さま(鈴音)と私(和歌子)の話、2巻。
姉さまと同じ力を持つ薔薇姫こと御堂吹雪。怪しげな宗教団体。記憶喪失の女性。
薔薇姫は今回は主に登場の巻という感じで、姉さまとの繋がりが分かったりどういう人なのかとかそういうことが分からないのでそれは今後に期待。
わくらば日記のころから順調に年を重ねて最後の話では和歌子は高校生、姉さまは20歳を目前に控えている。物語の最後は姉さまが視る最後の事件になるのかもしれないと思った。

「夕凪に祈った日」は読むとだんだんへこんでくる。しょんぼりした。

「お母さんっ」
傾いた甲板を滑るように落ちていきながら、男の子は叫んだそうです。
「いい子になるよっ いい子になるから助けて!」
その声は激しい風にちぎれ、耳に届かなくなったそうですが……(略)

(P304)

身代わり伯爵と伝説の勇者 (角川ビーンズ文庫)

身代わり伯爵短編集。

5/1まで続きを読むモードに隔離しておきますー。

カラクリ荘の異人たち 3 ~帰り花と忘れ音の時~ (GA文庫)

連作短編な感じでした。よい成長物語です。
相変わらず派手さはないですが、妖怪が気軽に声をかけていくところもザ・日常な雰囲気漂うほのぼのしたりにやにやできたりします。お魚紳士は変わらずいい萌えキャラです。お魚紳士の描写からパプワくんを連想したら負けだと思います。
タカハシさんの正体にとても笑った。何を想像したのかを書くとどう見てもネタバレなので伏せて書くとやおろずの道祖神。
義母鈴子さんの実態が明らかになったわけですが、死神姫のアリシアを現代に持ってきて回転を磨けばこんな感じになりそう……とかおもわんでもなかった。
采菜と雪女は今回のMVPです。とても可愛かったです。

『そうよ。一生懸命やりました頑張りました、だから認めてください自分の努力にみあうだけ応えてくださいって、そういうの、頼んでないんだし迷惑って思う人もきっといるわよ。もしかしたらこれを渡しても、太一は嬉しくないかもしれないし、逆に困るかもって、あの子は思ったんじゃない?(略)』

(P201)

フラクタル・チャイルド 女神の歯車 (コバルト文庫)

……コバルト時代の質問をされて、自分が答えられなくなったらどうしようと焦っています。自分で自分の本を読み返すか!? がんばれ復習しろ鳥頭!

というのを見たりしたので、LNF参加者を羨みながらフラクタルチャイルドを再読する。
最近叫んでないんだけどフラクタルチャイルドは未だにどこかで再刊しないかなと思うぐらいすごく好きなんです! 未完だから人にはほとんど薦めないけど!
貧乏ながら強く明るく生きる代行屋の若者・カーチェイス・都市の先住民が精霊・大災害の爪あと・ツインシグナル風にいうところの電脳空間へダイブとかその辺にときめく人はおすすめですよ。すごくいいところで切れてますが!

しかし女神の歯車がでて、ストレイシープが完結してぱたっと刊行が途絶えてしまいこのまま「作家・竹岡葉月」は消えてしまうのではないかと思っていた時期が長かったからしゃっぷるの人気がすごい今は夢のようです。

LNFといえば4月馬鹿のネタにもちょっと使ったらのさい!に一枚噛んでます。
本文は読んでませんが解説を書いてます。

窓の外は鼻水の出そうな寒さで、おまけに歩くのにもしんどすなみぞれ混じり。
けれど車の中はたしかにあたたかく、隣には八年ともに暮らした彼らがいるから。
見通しはあまり明るくないが、せいぜい先の見えない薄暗がりを、手探りしながら歩いていこうと思った。
ゆっくりとあせることなく、いつかつないだ両手が、自然にはなれるその日まで。

(P196)

『力』よ、と叫ぶ者—真・運命のタロット〈3〉 (講談社X文庫—ティーンズハート)

《死神》とのフェーデはじまる。
《月》のときみたいに《正義》とのフェーデが始まるんではと思ったけど《死神》だったな。
しかしこの《恋人たち》のいいひとっぽさはなんだろう……
読みすすめてようやく表紙の茶髪三つ編みのほうはライコであると確信する(だれですか?とおもっていた。

しかし時々「君らは何を言ってるんだ」という気になる。理解は後からやってくる。

恋文の技術

書簡体小説。
asta*でリアルタイムで追いかけてたのに大分笑った。
とてもアホだった(褒め言葉)大塚さんは強い。守田妹はすごい。
守田とか小松崎とかOPPAIに興味を示しすぎだった。

君は二の足は踏んでいるが、俺も桃色映像を断つのはおすすめしない。ただでさえ理性を失っているところで、欲望の捌け口を失えば犯罪に走るかもしれん。汚れた心は今さら清くならないのだから、桃色映像を我慢するのは百害あって一利なしだ。

(P15)
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