神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルとイドラの魔術師 (GA文庫)

ポリ銀2冊目。
目次ページめくったところでふき出した。SDキャラネタできゅんときたのは3話4話間のシャルマです。
連作短編。アマディアの昔の友達が出てきたりサリエルのかつての相方今プロデューサーが出てきたり。

好きなのは2話です。コジは常識派寄りだと思っていたけどその結論がこれだよ!
秘めたる力とか選ばれし宿命とか羽の数をどさくさまぎれに増やせとか死ぬ。
あとギャグとシリアスのギャップがすさまじいですね。バトルらしいバトルは今回はなしです。

「全力で行け、モモ! 狙うはポスト・コーティカルテだ!」
「ボクの声優は誰でしょう! 栄光の未来がうひょー!」
「今度こそポリ銀シリーズ開幕だ! カバーも全部掛け替えニャー!」
「違うんです、部長! これには訳がっ。深い深い訳が!?」

(P134)

淡く、漠然としているが、美しく尊いもの。なんの力も持たない代わりに、未来に向かう支えになるもの。
そんな掛け替えのない——他人から見ればがらくたに過ぎなくとも、当人に取っては宝石に勝る大切なものを、粉々に砕くひと言だ。

(P243)