カテゴリー「 単行本 」の記事
716件の投稿
シュールなエッセイ(というか日記?)だなあ。赤ちゃんとか。
中学生の兄弟である。
御互いを呼びあうときに、それぞれの本名ではなく、「おいマリオ」「なに、ルイージ」と言い合っているので、理由を聞く。
「だって、お兄ちゃんとかって人前で言うのは恥ずかしいし、かといって名前を呼びつけにすると怒られるからさ」弟がまず答える。
「で、さんざん論議を重ねたすえ、マリオ、ルイージっていうわかりやすい一般名詞を使うことにしたんだよ」兄が続ける。(P80)
一般名詞(゚д゚)!となった。
三浦しをんのブログタイトルが「ビロウな話で恐縮です」で、ビロウが尾籠と書くことを知る。
goo辞書曰く
(1)わいせつであったり不潔であったりして、人前で口にするのがはばかられること。きたないこと。また、そのさま。
「—な話で恐縮ですが」「甚だ—なお話ぢやが、象の糞は/象(潤一郎)」
らしい。
とても道祖神もえ。みちかたーみちかたー。
私大好きオンライン小説サイトへいじつや作品が出版されました。ある意味メジャーデビューですか。
道祖神の段と忌み神の段が好きです。
「そんなときこそ、このわら人形の出番だッ! 我々は彼らの怨念をすべて受け止め、恨む相手の代理として穿たれる! 存分に釘を打ち込めばやり遂げた達成感で清々しい気分となり、もはや本物の人間を攻撃しようと思わないだろう。これぞ呪いがもたらす健全にして完璧な世界平和! 呪えばすべて解決するのだッ! 呪えばいい、存分に呪えばいいッ!」(P106)
家神の段でどどーんとしんみりした……