カテゴリー「 単行本 」の記事

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日々ごはん〈3〉

妙に日記本が読みたくなる周期があって、衝動的にがっつり。
1冊読んで気に入ったのであるやつ全部借りてきた。ほくほくである。

徳島の方からメールをいただいたのが面白かった。徳島では、陽に焼けることを「焦げる」と言うのだそうだ。やっぱり陽ざしの力が相当強いんだろうか。(P290)

他では言わないのか……と思った。焦げたーとか焦げるーとかこげぱんになるとか
つか「徳島」として取り上げられるのが珍しいと思った。四国は「四国」で一塊の県のように扱われることが多いのでそれだけでもぐっと好感度があがるのである。

山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽BOOKS)

装丁凝ってるなー(とりあえず触っておく
しおりのかたちにぎょっとなった。図書館で借りた本だから、なんか前の人の髪の毛がいっぱい挟まってるわーーーーと思った。ちょーびびった。

もちりさんから乙一っぽいという話を聞いて借りてみる。
おお、雰囲気が確かにぽいと思った。

死者のための音楽・未完の像・鳥とファロッキーズ現象についてが好き。
死者のための音楽はもうちょっとで泣く所だった。やべー。公共の場でそれはやべー。

東京日記2 ほかに踊りを知らない。 (東京日記 (2))

シュールなエッセイ(というか日記?)だなあ。赤ちゃんとか。

中学生の兄弟である。
御互いを呼びあうときに、それぞれの本名ではなく、「おいマリオ」「なに、ルイージ」と言い合っているので、理由を聞く。
「だって、お兄ちゃんとかって人前で言うのは恥ずかしいし、かといって名前を呼びつけにすると怒られるからさ」弟がまず答える。
「で、さんざん論議を重ねたすえ、マリオ、ルイージっていうわかりやすい一般名詞を使うことにしたんだよ」兄が続ける。(P80)

一般名詞(゚д゚)!となった。

三浦しをんのブログタイトルが「ビロウな話で恐縮です」で、ビロウが尾籠と書くことを知る。
goo辞書曰く
(1)わいせつであったり不潔であったりして、人前で口にするのがはばかられること。きたないこと。また、そのさま。
「—な話で恐縮ですが」「甚だ—なお話ぢやが、象の糞は/象(潤一郎)」
らしい。

化物語(上) (講談社BOX)化物語(下) (講談社BOX)
この本のようなボケツッコミな掛け合いは大変好物なのですがこれに関してはちょっと別で、過剰すぎたのか勢いに乗り損なったのか日常生活がこうだからか全くと言っていいほど笑えなかった。特に上巻。下巻の4話はちょっと面白かったけど、ネタ会話の量はぶきそぼぐらいでちょうどいいようです。
何事もバランスは大事だなと思いました。

素子の読書あらかると

新井素子読書エッセイ。もぐもぐ。

やおろず

とても道祖神もえ。みちかたーみちかたー。
私大好きオンライン小説サイトへいじつや作品が出版されました。ある意味メジャーデビューですか。
道祖神の段と忌み神の段が好きです。

「そんなときこそ、このわら人形の出番だッ! 我々は彼らの怨念をすべて受け止め、恨む相手の代理として穿たれる! 存分に釘を打ち込めばやり遂げた達成感で清々しい気分となり、もはや本物の人間を攻撃しようと思わないだろう。これぞ呪いがもたらす健全にして完璧な世界平和! 呪えばすべて解決するのだッ! 呪えばいい、存分に呪えばいいッ!」(P106)

家神の段でどどーんとしんみりした……

エジプトのききめ。 単行本

kmp旅行記エジプト2回目。
エジプトがすきだから。よりは字とか大きくて読みやすくてあんまり怒ってなくてポエム度はそれなりに高い。エジプト-サウジアラビアはそんなに近いんだ!とか思ったり(ダハブという海辺のところから浮かんで見えるらしい

エジプト個人旅行は色々凄いけど同じぐらい大変でエライ目にあうようだ。

この庭に—黒いミンクの話

絵本のような本にして、ミケルの庭の続編。続編といってもきっちりした続きではなくふわふわっとした話。
からくりからくさの面々もちらっと出てきます。

私の男

どす黒い話だ……淫靡で背徳的。
灰色の空の下底が見えない暗い黒い海を覗き込んでる気分だった。
桜庭一樹読書日記読み返してみようか。つかこの時期に読めてよかったなあ。
この話夏に読むとか全然合わない。寒い時に読んでこそだと思う。

今桜庭さん連載何もしてないと思うし、GOSICKの続きとか書いてもらえんかなあ。

遠まわりする雛

面白かった……
摩耶花かわいいよ摩耶花!
好きな話は手作りチョコレート事件>>心当たりのあるものは>あきましておめでとう
「心当たりのあるものは」のホータローは何か妙にいきいきしてみえる。

そして困ることは読んでから3日4日経ってるので最早新鮮な感想でも何でもないことだ!

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