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L文学完全読本

2002年に出版された本。文学少女の友から流れてきた。
L文学というのは斉藤美奈子氏が名付けたジャンル名で、コバルトとか少女小説を祖として、

L文学の定義はしにくい。これはたぶんに「気分」の問題だからである。しかし、そうはいっても何も定義しないわけにはいかないので、先に大きな枠だけ設けておきたい。
第一に、作者が女性、主人公も女性、読者層の中心も(おそらく)女性であること、第2に、SF、ファンタジー、ミステリー、ホラーといったジャンル小説を除くリアリズム小説であること(とはいえ、これらの中にもLのテイストを持ったものは多数含まれているのだが)

(P93)

高校生に今好きな本を聞いてみたって言うコーナーがあって、これが2002年だから私と同世代の人が多いのではないかと思うんですがまーみごとに本読み面をしてるんですね。言ってしまえばクラスの中心からは離れたところにいそうな感じの。ところで「高村薫と長野まゆみが好き」って言う女子高生はちょっと腐っぽいオーラが感じられるのですがどうですか。だってその辺の年代って「惚れたって言えよ」が一世を風靡したあたりじゃないんですか。
わたしがあそこにいるとしたら「火村助教授が好きです。最近はフォーチュンクエストとかオーフェンとかも読んでいます」とかいってるんでしょうか。

趣味は読書。

年末からぽちぽちと読んでいた本。三浦しをんが「三四郎はそれから門を出た」の中で書いてたベストセラー本の書評+読者層の分析とか。

かと思うと、新刊情報にやたらくわしく、本におぼれている、「過食型の読者」の一群がいる。いや、この際「読書依存症」と呼んでおこう。この一族は年中本に関するゴタクばっかりこねている。書評や書籍広告にもよく目を通し、読んだ本についてあれやこれやと論評し、頼まれもしないのに、ネットで読書日記を公開したりする。目的がなくても店があると入ってしまい、買う気がなかった本まで買ってしまう。「本の置き場所がない」は彼らの最大の悩みだが、きっぱり売り払う勇気もない。(P18)

なんかもうすみませんと思った。

誤読日記

これ三浦しをんのエッセイに載ってたやつか!と思って借りた。
(後にエッセイに載ってたやつは「趣味は読書」のほうだったと分かる
タイトルは日記だけど中身は書評180冊分。
どれもこれも全然読まないジャンルのばっかりだったので世の中は広いと思った。

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