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オカマだけどOLやってます。ナチュラル篇

前巻に比べればもうちょっと軽い、ブログから抜粋の日常話系。3部作で、これが第2弾。第3弾は手術の話らしい。

くすぶれ!モテない系の原形(といっても割とそのままだが)になってる話も多かった。

男らしく過ごしていた高校時代の友達とカミングアウトした後に遊ぶことになったのところで、「むかしの友には割と男言葉」に結構なショックを受ける。え、それで男言葉なんだ……みたいな。方言使ってる時点で口が悪いのはある程度しょうがないのですが。(なんかこの辺の言葉は結構怖く聞こえるらしいんだ。だが私は直さない。

阪急電車

俺今度大阪行く時今津線に乗るんだ……
宝塚南口駅?小林までは見てた。でパピルスで読んだ時の感想(このピーが!)も思い出した。ちょうどフリーターでこのクソオヤジ!と思ってたときだった。

えっちゃんの彼氏の話はおもろいなー。私はどんだけ頑張っても3段が限界だ。
河川敷で丸まって何個もある、ずっと謎だったあれはワラビ疑惑(仁川駅を読んで)
こんなフラグ発生しないかと思う私図書館週1以上の人。(女の子でいいのだ女の子で

「価値観の違う奴とは、辛いと思えるうちに離れといたほうがええねん。無理に合わせて一緒におったら、自分もそっち側の価値観に慣れてしまうから」(P139)

オーディンとのろわれた語り部

北欧神話を下敷きにした民話?
北の国の女王と結婚したいがために魔法使いクヴェルドルフは<ネコのトード>に自分のことを語らせようとする。トードはそれを拒絶するが、クヴェルドルフはならば、と死霊を作り出し農場を襲わせる。昼も夜も死霊が歩き回り、悲鳴が響き、平常を装っていた住民のうち臆病なものはついには逃げ出しはじめ、トードの2人の兄も逃げ出す。

「あなたたちオーディンを信じる者はみな同じだ。あなたたちの神はうらぎり、殺す神だ。あなた方も、人をうらぎり、殺すことで神をあがめているのだ」(P22)

オーディンが直接出てこないにしろ邪神ちっくにかかれてるからユミルの爪角思い出したぜ……
というか42ページの挿絵がえr……いやなんのことかわかりませんが。

雪のひとひら

ある女性の一生の話(を例えてみました)
雰囲気的には童話に近い。

「ね、まだ私のことを愛していて? はじめてあったときと同じくらい?」すると雨のしずくは決まって答えたものです。
「もちろんじゃないか。ばかなことをきくね」
雪のひとひらはこの答えに満足して、にっこりするのでした。

(P56)

ホルモー六景

面白い話だった。今度はラブの話なのでホルモーよりは胸キュンと切ない話とあと笑いだった。笑いのツボはちゃんと押さえてた。

旋盤の動きに着想を得たこの戦術を、彰子は回って回って回って回る「夢想花アタッキング」と名づけた。(P30)

汽車の中で読んでてここで死んだ。人少なくてよかった……

鴨川小ホルモーが一番好きだ。2番が丸の内サミット。3番はどれも捨てがたいが長持の恋か。きゅんきゅんした。

「もっちゃん」:レモン積み上げるって何か聞いたことあるぞ、京都の本屋で今はもう閉店してて、本を積み上げてレモンを置いていくのだと思ってたらご本人来たよ!真似してるんだと思ってた。

有頂天家族の舞台が出てきてちょっとドキドキした。狸がでてくるよ。

どっかと酒の席に座り、目の前の杯をひたすらぐいぐいあおった。先輩が前に座っても、物怖じせず、いいたいことを好き勝手言った。気弱そうな男子を見たらいじめた。彼女たちは分類上で言うおっさんの部類に該当する飲み方をする輩だった。(P18)

なんかもうすんません(゚д゚)人とおもった。
この前は課のイケメンBに生活指導してました……でも1度は「もう飲めません」とか言ってみたい。私はぱっと見には赤くなったりとか全くしないので、セルフストップをかけないといけないのですが「飲めません」とは言わず「ちょっと薄める!」と言いウーロン茶を飲みそのうち再開するのだ。

世界が終わる夜に奏でられる音楽

面白かった……

倉田莉絵(19歳・大学生)が恋人に振られるところから話は始まる。
ある日仲良くなった同じマンションに住む文子の家に遊びに行くと男の子が1人いた。谷耕太14歳。文子の甥っ子というわけではなく、「旦那の従妹の、旦那の弟の子」。複雑な事情を持っていた。母は亡くなっており、父は失踪中。あちこちを点々として最後に引き取られた伯母もまた莉絵曰く「くそばばあ」

旦那の転勤のため、文子は仙台のほうへ行くことになる。ある日莉絵に切り出した話。「家賃は今のままで構わない。耕太と一緒にここで住んでもらえないか」
そして2人は一緒に暮らすことになった。

最初は2人の会話だけ。文字がぎゅんぎゅん喋りおるわー。

タイトル的に、誰かが死ぬのかとか思った。
多分熱の城@グラハーのユキノの歌の朱音評が「命のおわりに鳴る音」とか言ってたのがどこかに残ってたのだ……

基本姉弟だけど、急に双子じゃないけどにこいちみたいな2人になるなあ。耕太がぽんと普通のことのように、反応を返しづらいことを言うから(゚д゚)!ってなる。

「ずっとここにはいないかも知れないけど、これだけは信じて。あんたが困っている時に、見捨てたりしない。あんたがいい男になるまでは、絶対傍にいるから。約束する。疑うかもしれないけど、私は約束するから」
「……いい男って、何?」
耕太は首を傾げた。子供じみた仕草が、何だか男っぽかった。私は、ようやく余裕を取り戻した。
「いい男はね、お腹空かせてないのよ」
「……わかった」

(P76)

以下ネタバレを含みます。

ちなみにアマゾンレビューのひとつが最初から最後まで大体の展開とオチを書いてしまってるので読む前に余計な情報を入れたくない方は読まないほうがいいでしょう。

 

椰子・椰子

卵1個分のお祝いのあとがきで「椰子・椰子という嘘日記を前書きましたが今度は本当の日記です」というようなことを書いてたので借りてきました。
ほかに踊りを知らない(←卵1個分の続き)はやっぱりこっちのほうに近い気がする。

四月二十三日 晴れ
 病院へ行く。二日前にできた左腕の傷から、白い砂のようなものが後から後からこぼれ出すのである。
 奇病ではないかとわくわくしながら、
「体から砂が出るんですが、何科へ行けばいいんですか」と受付で訊ねると、
「何色ですか」と言う。
「白ですか。それなら診察の必要はありません。かんたんな風土病です。ほっておいても治りますが、心配ならこの札を持って薬局へ行ってください。塗り薬をさしあげます」

(P15)

いかんときめいた。赤錆赤錆。この世とあの世の間ぐらい。かめかめー。懐かしいなあ。

東京日記 卵一個ぶんのお祝い。

こっちも入ってると思わなかった……
ほかに踊りを知らないよりは普通の日記っぽい。

「傷ついたほうが偉いと思ってる人はあっちへ行って下さい」@加藤千恵処女短歌集 ハッピーアイスクリームが出てきてとてもときめく。
ハッピーアイスクリームは20代の極々最初のほうに読めたのでよかったと思いました。針のむしろで簀巻きです。痛い痛い。「真実やそうじゃないことなんだっていいから君と話がしたい」とかさー。おお……もう1回見たい……

「○○さんが早くハワイアン・ブルー・ダイアモンドになれますように」という絵馬には、一番見入った。ハワイアン・ブルー・ダイアモンド。いったいこれは何でしょうか。(P44)

試しにぐぐってみた。何かよく分からないけどアメリカ在住日本人成功者とからしい?
イチローとかかー?と思いつつこの辺にしておく。

 短編小説の原稿を書く。徳島県で農業に従事している男性が登場する話である。
 徳島で農業ならば、何を作っているのが妥当かな、と考える。わからない。(P82)

この話を読んでみたい。
ていうか何が妥当なのだろうと考えてみた。米はありきたりだし、すだちは果物寄りだーとかワカメは海だしなーということで、レンコンとさつまいもに落ち着く。無難。
この話ではみかん農園主になったそうだ。脳内では舞台=勝浦になった。

自宅の書棚—本のある暮らし。本をインテリアとして生かす。

本棚ミチャウヨシリーズ外国編。
主に写真集。とてももえる(くさかんむりで)
本棚欲しいよ本棚。置く場所も足りない。

ブックカフェものがたり—本とコーヒーのある店づくり

本とコーヒー。そのふたつがある、贅沢な時間を過ごすことができる場所。それが「ブックカフェ」である。だが一口に「ブックカフェ」といっても、その形態はさまざまだ。(中略)さらに個人オーナーが開いた店ならば、「ブックカフェの数だけ、スタイルがある」と言ってもいいくらい、そのかたちは少しずつ異なってくる。 (はじめに)

私とカフェ(もしくは喫茶店)はとても縁が薄いのですが、なんかこの表紙にきゅんとしたので借りてみた。

カフェをやろうとおもったきっかけ、開業資金の話とか経営に関することとか店のこだわりとか、9つのカフェオーナーに聞いてみる、という本。

つか私は旅先で「疲れたらカフェで休憩する」ということを覚えればいいと思う。一人旅=喋らない=疲れてることを認識できない=気がついたらカラータイマー点滅しまくってる。喋らないのと認識できないのがイコールなのは私疲れたらすんごい無口になるんだ。自動で省エネ。

しかし嵐山の昼抜き疾走7時間は萌えが栄養分になってたとしか思えない(ソフトクリームひとつとコーヒーひとつであそこまで走れるほど私は燃費よくない

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