10年分のエッセイ。文庫のほう買おうかなと思った。
直木賞もらうとその後しばらく大変だよ、と聞いてはいたが、具体的にどう大変かは聞いていなかった。受賞直後、押し寄せる各方面からのお祝いや取材に「どうして歴代受賞者の方々はもっと具体的に語り継いでくれなかったのだろう」と逆恨みまでしたが、受賞が決まってからこの1ヶ月を振り返ると、確かに「どう大変なのか」を具体的に語ることは難しいことが分かった。
(P304)
桜庭さんもそんな感じだったんだろうかと思った。(トップランナーは今日だよ!
彼女はもう何年もテレビの国の王子様に熱烈に恋をしています。平たく言えば、ある芸能人に常軌を逸する勢いで熱を上げているのです。(中略)彼女は仕事柄、テレビに出ている人に、舞台下の観客ではなく、努力次第では現実にあえる立場にあります。でも、いくら王子様に会えるチャンスがあっても「それだけは無理」と逃げ腰で私は歯がゆい思いをしてきました。(P27)
私にとってこれが幻想楽団の面々。
たとえ仕事上の話であっても、出張中にちらっと見たとかそんなレベルであっても、友だちに「xxに会ったよー」と言われたら全力でドロップキックだ。全力で妬むよ!エアー五寸釘を全身に打ち込むよ!呪われろ呪われろーみたいな。
でももし自分が会えたりするなら「うわちょっとそれは無理だーーーー」と思うのだ。このご友人の話は全体的に他人事じゃねーーーぞーーーーと思った。
ちなみに↑のxxに入るTOP3は陛下REMI亀ちゃん。