カテゴリー「 エッセイ・ガイド 」の記事

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ミッキーかしまし

なんだこのおもろいひとは!
読書道でインタビューは読んで小説は未読だけどエッセイ読んで死に掛けたのは久しぶりだ。汽車の中で顔を本で隠して肩が震えるぐらい笑った。

惣菜として煮こごりを売っているスーパーもすごいのだけど、若くて可愛い女の子のカゴに、ミートスパゲッティと一緒に入っている煮こごりの存在感といったら。しかもあれって、一口で食べるから美味しいものですよね。だのに4センチ×8センチほどの大きさで白いトレーの上に載ってびっちりラップ。そして上には半額のシール。何の威厳も上品さもありません。煮こごり界の没落貴族ですよ。(P44)

特に酒関係が凄い。本人の超泥酔体験も凄いのだけど友達も凄い。
一番ツボったのはノリちゃんでした。

超美少女なのですが、酔うと「人間らしさ」を簡単に投げ出します。池尻のビデオ屋の棚に突っ込んで、全部倒し出入り禁止になったとか(泥酔)(P81)

まだまだ続くよ面白エピソード。

ちなみに、私も結構割と呑みます。学生時代は周りが強かったため相対的に普通だと思ってましたが割といける口のようです。この前の職場打ち上げ飲み会のときに「女の子は顔あかーにして(赤くして)かわいいんよ!」とか「これは水です!ちょっと匂いのある水!」とぱっと見には素面で、現実にはビール2杯焼酎3杯目でした。ちょっと匂いのある水=焼酎で、手前にビールを置いてありました。
「何飲みよんですか」「ビールです」「こっちのこれは」「水です」「いや水ちゃいますよねこれ」「いや水です!ちょっと匂いのある水!」

WEBちくまでもちょっと読めます。読みにくいしさすがに本収録分全部は読めませんが。

都と京

京都エッセイ。
私今月末で今年の京都行きが3回目になります。

京都本だけど高円寺の阿波踊りの話があった。
前に新聞で高円寺の人に「徳島にも阿波踊りがあるんですね!」と言われたという記事を見て、お前ーーーーーーーと思ったのは記憶に新しい。

が、何であっても「それ面白そう」と東京に持っていかれたが最後、東京はあっという間にそれを咀嚼・嚥下して、自分の栄養素としてしまうからして、地方の人には東京移植を「断る勇気」も必要なのではないかと思う。(P88)

にちょっと慰められる。

アヤツジ・ユキト 1996-2000アヤツジ・ユキト 2001-2006

綾辻行人小説以外の文章10年分。

1996-のほうで、最近はG(黒光りするあんちくしょう)が道外からの転勤者の荷物にくっついて上陸→暖房の元繁殖開始。でも都市伝説説もありとあったのでmixiで北海道愛好者とか道民とかに聞いてみた。

・聞いたことあるけど局地的なものらしい(常時空調管理されてるところとか
・Gの代わりに鼠が凄い。
・カマドウマが怖い道民を見る。
・厨房とかにいるらしい
・友達の家にいたらしいけど小さくて痩せててつやつやしてなかった

2001-のほう、安楽椅子探偵の「犯人の名前だけ当てられても痛くも痒くもない」「エレガントな回答を」ってあれ台詞だったんだ……

後暗黒館の寄稿エッセイでなんでアリプロの人が!どんな関係なんだろうと思ってたら、アリプロの曲にはまる→球体関節人形が自分中で流行る→人形作家の人経由でアリプロの人と対面という流れがあったらしい。

ナガオカケンメイの考え

エッセイ棚にあった本。小さめで厚くてころっとした装丁が可愛かったので。
2000年-2005年の短い日記みたいな本。

 日記もそんなに苦じゃなかったはずなのに、リズムを崩したあまり、その「日記を書く」という発想ができず、なかなか困ってしまう。
 作家や作詞家に憧れている。どうしてあんなことをすらすらと書けるのか……。なんて思ったりもするが、なんてことはない。それだけをする志向をとことん執着し、毎日、それをするという規則性を開拓しただけだ。(P95)

桜庭一樹読書日記—少年になり、本を買うのだ。

凝りもせず飽きもせず定期的に読んでいるような気がする。
大概湯沸かすとかそんな待ち時間に読み始めてそのままコーヒーが飲める温度に冷めるまでとか合間合間の時間を縫って最後まで読みきっている。

ここ最近はがっつりと分厚い本を読んでいないので有頂天家族にまだ手を出せていない。とりあえず夏の名残の薔薇を読んでくる。

ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法

なんかすげータイトルだなと思ったので。

 つまりは、書評で取り上げる、そこで褒める、あるいは貶すということが、ある種の権勢のゲームになっているわけですね。書評で取り上げて褒めることが、好意の表明であったり、忠誠の証しだったりする。だから、文壇や学会の実力者が本を出せば、皆が競って取り上げて、無責任な賛辞を述べる。
 まあ、そういう遊びも、当事者たちにとっては、意味のあるものでしょうが、読者にとったらたまらない。(P37)

かといって書評を完無視もよろしくないらしい。
ジャンルの幅を広げるためにもひとりのお気に入りアーティストより1人の批評家を探しなさいということ。公明正大でなくてもいいから自分と感覚が似てる人を探すのが大事。
私の場合はその批評家がかつくらにあたるわけか……(確かに広がった……(深みにはまったともいう

腐女子彼女。パート2

半分ぐらいまでは面白かったです。アメリカぐらいまでは。その後は飽きました。惚気は過多に続くとお腹いっぱいになります。普通にバカップルの恋愛エッセイでした。1巻比惚気・ボケツッコミの会話増量。ラノベネタ有。
これ系のエッセイなら私は801ちゃんのほうがあってるようだ。

私の日常会話を文字にするとこんな感じになるのかも。とか思いました。
恋愛成分は含みませんがどっちかがボケて突っ込んでとかデフォなので。
いつぞやにメッセで狼さん@関東民に「誰もボケなくて誰も突っ込まなくてどこで話の切れ目とか話題の転換をはかるというのだ!」というと「話の流れで切れ目を読んだり転換したりするんだよ!」的回答が戻ってきました。かなりマジ質問でした。誰も話にオチをつけないのなら話が締まらないじゃないか!脱線し放題じゃないか!THE放し飼い!
ボケ過多なのでツッコミ要員は常に不足しています。

とここまで書いて我に返る(だが消さない(そしてこのまま公開

オーダーメイドダーリン—幸せの王子様(ベストパートナー)の育て方

ポリ白とかカーリーとか銃姫とかでおなじみ高殿さんの実体験を元にした漫画(インタビューなど含む)親に見られたら困るというか気まずい本という意味で取扱注意の本。
内容を分かりやすくいうなら「理想の彼氏をゲットするためには」
もっというなら理想の王子様なんていません!自分好みにカスタマイズするのです!具体例がこちら!という内容。

高殿さんがまだ大学生だった頃世間はロリコン殺人犯のためオタクは大変迫害されていたそうです。

なのに、カミングアウトできるか!
なにも知らないパンピーの彼氏に、「エヘ、夏休みとクリスマスはないから」とでも言うつもりか。
「無理!」
(中略)
「彼氏をオタクにさせることはできなくても、オタクに慣れさせることはできないのかな」……と。
——思えばそれが、わたしが男子改造計画を思いついたきっかけだったのでございます。

わたしが「オーダーメイドダーリン」を作るしかなかった本当の理由(P40)

という流れでこの本がうまれたとのこと。

本の内容を実践するかはさておき(耳が痛いところありましたが)高殿さんの男前エピソードとか旦那さんの話(インタビュー含む)とかが面白かったです。

腐女子彼女。

801ちゃんのほうは買って読んだんですがこっちは図書館で。
こっちはどっちかというと「傍迷惑な彼女と俺」「でも好きだからいい」みたいな。

Y子さんの言動は2人限定の時を除けばあんまり笑えなかった。私の周りにいる腐属性の人と似ていて思い出してげんなり。「BLが好き」でも別に問題はないです。問題なのは「空気読まない・萌え語りと批判は場所問わず大声で・ただし自分が批判された場合は全力で逃げるor被害妄想全開」なところが目立つわけで。

昨日「(場所をわきまえないオタトークについて)ちょっとほんまに困るんやけど……」という話をしていたからですかね。

とりあえず2巻も予約しているので待ちの方向で(2巻は飛行機のところだけは見ました。あれはきゅんとする

世界音痴

エッセイ。
回転寿司のとスーパー閉店前のねぎとろのがつぼに!つぼに!
ジャムガリンとかばかだーーーーと思った。ばかだっていっても褒め言葉ですが。
繊細だ繊細だいい意味で。
これを書きながら今ふと表紙を見てあ、回転寿司と思ったら妙につぼにはまってしまった。

最近読み終わった後にカバーでツボにはまることが多い。
昨日はよつばと7巻を読み終わった後何気なくカバーめくってぶほってなった。
最後の罠が潜んでいたよガーーーーー

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