カテゴリー「 少女向け 」の記事

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勇者召喚ッ!! 条件その1・美少年であること (B's-LOG文庫)

そういえばビーズログは魔王様の話が結構多いレーベルなのでした。
帯からして既に「ちょっと変わった友情(以上?)召喚ストーリー」って書いてあったからニアホモ前提で読んだら普通にキャッキャウフフしてるだけだった。最近ここの境界が自分の中でかなりぐらぐらになってるからなー。とりあえず登場人物は概ね男です。

アルドはリンネの街の道場でいたかと思えば突然現れた扉に飲み込まれ、次の瞬間には祭壇のような場所で異形に囲まれ立っていた。カエルの顔をした騎士に「そなたこそが伝説の勇者にして王の盟友」と歓迎される。
魔王カマルと目を合わせた瞬間アルドは幼い頃のことを思い出していた。
闇に包まれた森で出口を探し彷徨い、友情を誓って別れたあのカマルが今の魔王なのだ。

父が亡くなり魔王の座を継いだカマルだったが、カマルに魔王の資格なしと異を唱えたのが彼の叔父バルカンで、王位を簒奪しようとしている。代々の魔王は世界の危機が近づくと半身である勇者を召喚して闇を払ってきた。そしてアルドがここに召喚された。

アルドの巻き添えで召喚されたロンが巻き込まれ型主人公過ぎる。
あの剣を選んでるシーンとか好きだな。

このサブタイトルでふいた。勇者となるための条件が、「見栄えのいい美少年で1幼い頃魔王と会っていること」というもの。

  1. 古今東西勇者たるもの小さな体で武器を振り回し巨悪を倒すものであるべき、という発想 []

吉原夜伽帳-鬼の見た夢- (小学館ルルル文庫 み 3-1)

吉原が舞台です。えろい方向ではなくて事件もの? 吉原だけに明るい物語ではありません。この薄暗さはいい。
わたし時代物はそんなに読まないのですが、ちょっと時代物を読んでる気分でした。
ずっと積んでる吉原手引草読まないとなと思いました。

外道菩薩と呼ばれる白髪赤目で妓有1青年弥太郎のもとに奇妙な来客が現れる。
ひとりの元遊女の不審な死と顔のない仏像。増える死体。愛憎。

改稿前からときめきやラブ成分大幅増量って改稿前はどんなんだろうか。
ちなみに私の最初のときめきは28ページです。ちょうときめき。弥太郎がいろいろ破綻している凶暴美形でよい。弥太郎と末葉はもちろんのこと弥太郎と尾高も好きだし末葉と夜菊も好きだしこの世界は美味い。

これは「81ルルルドラマチック小説賞」で、ドラマCD化前提の新人賞2なんですが、吉原夜伽帳はビジュアルありで見たいなあと思いながら読みました。死体の顔がはがされてたりきついシーンもあるんだけど3、死人桜の前のシーンとかは超映えると思う。

余談ですが扉ページで「ミズサワヒロ」を「ミズシマヒロ」と一瞬読んであれっと思った私です。

  1. 知らなかったのでぐぐってたら女郎の世話をする下男、時に用心棒 だった。 []
  2. この作品は文庫デビューのみ []
  3. でもうみねこはやってるしなあ []

はなかおる−淵国五皇子伝− (一迅社文庫アイリス)

隠し切れない移り香1と下ネタ。
柱頭がありませんとか風もないのに花粉が飛んだとかしぬほどわらった。一番いいオブラートを頼む!
ターチェ基本全裸だしボディペイントはえろい。ターチェまじ出落ち。
ターチェが色々ぶん投げるシーンはとても好きです。この「エエエエエエエエエエ」っていう感じが。

ひざのうえは! やばい! くんかくんかするな!
善はかわいいなー。なんかもうな。|ω・`) ←こんな感じなんだろ? 可愛いなあ。あと3日ぐらい放置されればいいのに。もっと我慢してある日噴出するといい。パフュームにぶん殴られればいい。

パンダ仮面ふいた。やりやがったな的なにかがある。天然記念物りっちゃんにはブフォオとなった。
このりっちゃんがでるたとおもってたら郷が実にカリアラ。カリアラァアアアアアアって叫んだ。
カリアラがデレるとこうなる。おれをだきしめてくださいとかなにこのかわいい。よいではないかよいではないか!
P223からはとてもご褒美だった。

  1. 天城越え []

恋する王子と受難の姫君 (B's-LOG文庫)

変態王子と受難の姫君。
ニアホモではないですが変態がいます。愛すべき変態がいます。おまえはばかじゃないのか。
若き兵士ミラはある日鳥を助けようとしていたところをお忍び訪問中だった隣国の王子アレクシスと出会う。
アレクシスはいなくなった女性を探しておりそれがあまりにもミラに似ているということで、触った。あと風呂にも誘った。しかしミラの体は見ても男子なそれ。アレクシスは衝撃のあまり脱衣所(仮)で全裸四つんばい、後号泣。要するにorz ←こういう感じ
その後もアレクシスとミラの友好は続くのだが、アレクシスはミラも知らなかった事実をもたらす。

これはネタバレラインが結構高いのであまり書けることがない。
アレクシスは存在が犯罪。ミラはメンタルがイケメン。面白かった。
というかイケメンが「全裸四つんばいでそのあと行動不能になるレベルの号泣」とか「あなたが熟女なら熟女好きになるし幼女なら幼女好きになる」とかビズログ自由だな。ぱねえな。

死神姫の再婚 -定められし運命の貴方- (B's-LOG文庫)

冒頭のカシュヴァーン様がほんとうに毎回のごとく残念夫の限界に挑戦している。「それなりに技巧はあるほう」とか笑うしかない。このシャイニング残念。今回からは嫁もメンタル的に近視になったのでとどまるところを知らない。

アリシアとノーラが今まで一番百合百合していた。
92ページで1冊終わってたらまじ極道ですよね。でも最近こういうのをよく読む気がする。
世界観が世界観なら射殺されてる。ディネロが不憫可愛い。頭を撫でたくなる。

フェイトリンでのアリシアがえらいせつない。あんなアホ全開でスタートの夢なのにせつない。

あと気のせいかカシュヴァーン様とかルアークとかイケメン度があがってませんか。

銀の竜騎士団   死神隊長と見習いウサギ   (角川ビーンズ文庫)

7歳の時に王女シエラが契約した竜は8年経った今も小さいままだ。
竜の成長は主の成長に従う。シエラは15歳相応に育っているのに竜が育たないのはシエラがどこか未熟なせいなのだ。竜の国の王位継承者が竜を育てられないようであれば今後の進退・国のこれからに関わってくる。シエラは身分を隠し竜騎士団に身を置くことになった。

制服はよい。制服はよい! 眼鏡キャラじゃないのが眼鏡掛けててしかもそれのイラストがあって、ぐっじょぶすぎてしぬかとおもった。あの眼鏡割れればいいのに。
あと竜に乗ってるシーンがたびたびあるのでアーチャー配置して撃ち落したいと思うFE脳。
ルーシェ(シエラ)がスメラギにハートフルボッコにされてるシーンとかいいですね。
シリスはただの美形腹黒かと思ったら含みがある感じでよいと思います。

指揮杖は脳内でMarchenのメルに変換される不思議。

あと王女とスメラギのシーンは好きです。っていうかスメラギがシエラの前で話す王女の話がよいです。
きづけよ!

金星特急 (4) (ウィングス文庫)

今年も絶賛ザベストを走っている金星特急。すげーおもしろい。

錆丸のあの生かされてる感。読んでてとてもどきどきする。あの手紙の中身はユースタス行きだろうか金星行きだろうか

冷静だから殺さず耳だけにしとくとかまじロマンだなー。首をがっぷりぶっ飛ばしてやりたい。
狙撃したい。あのアルベルトがもえすぎてたまらん。

「機械的に毒殺して回る君には、美学がありませんね。ただ暗殺や拷問の道具として使えばいいものを、毒の威力に振り回されている哀れな道化が君ですよ」
注射器ケースをからからと振って見せた。
憐憫の表情で彼を見下ろす。
「君は平凡かつ中途半端だということが、ご理解いただけましたか? --------この下民が」

(P162)

このシーンが超好き。たまらん。イラストとあわせてまじ美味すぎた。

夏草の本キチっぽさにはなんか心当たりがある。あれはでるたんが二次元に飛び込んだ。
新刊が出てないことにぶちぶちいったりブリタニカを身長計にしたり未読の本がなくなると微妙に機嫌が悪くなったり。夏草と三月のくみあわせはよいなあ。もえる。じつにもえる。三月の過去がくろくていい。

リアルイスタンブールあたりにいく旅行エッセイが読みたい。とるこ日記かkmpみたいなのがベスト。

金星特急はこのあとグラナダに行くのかしら。
悪魔(シャイターン)が出てきた時点で相当笑ったんだが、まじイベリア。
そして後半が地味にバロック! バロック!

あとがきが地味に笑いのドツボだった。
下着を気にしたり色を気にされたり形状を気にされたり性病の心配をされたりまじわろた。

そしてここで続くとか! 3巻に続いてこんなところで続くとか!
わたしは4巻もちゃんと待てた偉い子なのでちゃんと5巻を待つ。

ラズベリーキスで目覚めて くちづけは一度でじゅうぶん二度するな (コバルト文庫 あ 22-1)

コバルトの新人さん。
サブタイトル長いよ! と思った。タイトル長文化はこんなところにも? っておもった。
ところで初見では くちづけは一度でじゅうぶん 二度とするな と読んだのでナニゴトダヨ! って思った。

おとぎ話風のファンタジー。
高名だった魔法使いの父が亡くなり、強欲で醜い義母と意地悪な義姉に遺産を奪われラズベリーは田舎の城と追い出されることになった。虫が食った毛布に地味な着替えと使い古しの道具類を持たされ「黒イチゴ城」と呼ばれる猛毒のイチゴが生い茂るエーアトベーレ城にたどり着いた。
誰もいない城の中を歩いていると礼拝堂のような広い空間に行き当たる。階段状に高くなったところに安置されたガラスの棺があり、中には美しい青年が眠っていた。ラズベリーは父が書き残した「くちづけは一度でじゅうぶん2度するな」という手紙はこのことかと、キスをすると青年が目覚め「お待ちしておりましたお嬢さま」と微笑んだ。

悪魔のような花婿みたいな世界観でダイヤモンドスカイ(主従)で童話的な物語。かなりベタ。べたべた。
主従というか割とふつうにキャッキャウフフしている。
すごくコバルトっぽい。その「コバルトっぽい」を他の言葉で置き換えることは出来ないんだけど、「初めて読む物語なのにすごく懐かしい気がする」が「コバルトっぽい」の正体の一部だと思う。
初見では二度するな=二度目のキスは何かの封印をとくきっかけになるんだよ! と思ったらただの親ばかなんじゃねーの とラストはある意味暗転に近いものがあると思った。

聖グリセルダ学院の祭典 (ルルル文庫)

春になりグリセルダ学院にも文化祭の季節がやってきた。
エステリアが立ち上げたラララ叢書の布教兼愛読者の会「ラララの会」に続々と加入する。ティエサのようにラララ叢書好きもいれば頭数のために入れられたものも下心ありありで入会したものも。
春からの入寮者としてようやくラエンハルス公の娘が入学してきた。ティエサが学生生活をおくるきっかけになった護衛対象だ。シアーハは入学早々演劇同好会のアマリアから「250年前の悲劇の王女グリセルダ」を題材にした物語の「影の特使」に熱心に勧誘される。
その頃学院で事件が発生する。

ルシン兄の再登場はよいな! ルシン・主様の小姑連合ふいた。ルシンはともかく主様は弱い壁だ。
あとティエサが「わたし普通者になる!」とか宣言しているのがアホ可愛い。そうやって宣言している時点で既に普通ではない。アホだ。ラストがびっくりするほど少女漫画! いや学園モノ的にこれは王道。
8月9月連続刊行! の場所はそこでいいのか? と思いつつ1いつかはあると思ったけどやっぱり月刊グリセルダがはじまるようだ。

  1. 巻末の宣伝ページでもよくねー? []

身代わり伯爵と白薔薇の王子様      (角川ビーンズ文庫)

短編集。
ちょっと古めの懐かしい短編があった。書き下ろし以外はザビで全部読んでるけど楽しい。
姫君の宝物と真夜中の料理教室が好きです。あれはよい。特にやばい。
時系列が1巻直後とか比較的最新刊に近いところとか割とすごく離れている。
そして書き下ろし! フレッドとセシリアの出会い! フレッドが感想を書いて発表しあおうとか言ってるシーンやおすすめ本をあれこれ上げているシーンで某Dkで変換してすみません。いやしかし手をつなぐとかやばい。大物を投げろとか挑発してるフレッドが愛い。

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