カテゴリー「 少年向け 」の記事

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SH@PPLE(6)  —しゃっぷる— (富士見ファンタジア文庫)

蝶間林典子のための1冊。
舞姫(のふりをした雪国)のところに胡蝶の宮がお願いがあるとやってきた。
「婚約解消のため恋人(雪国)がいると言った、先方は『恋人がいるというなら会わせろ』と言っている。本当なら雪国に頼みたいが色々障害も多いので事情を知っている舞姫に男装して一緒に来てほしい」

720度回転してみたって感じですね。ぐるっと回りまわって元通り。
胡蝶の宮とデートする舞姫外見雪国(実態は中身も外見も雪国)を見て蜜が自分が好きなのはどっちか悩んでいるところにとてもきゅんとしたよ。

舞姫が男前過ぎる。

雪国(のふりをした舞姫)とSECがりぼんと待ち合わせをしていた図書館併設の喫茶店の名前が「おるたんしあ」でとてもふいた。多分近所にカフェ・ヴィオレットがあるに違いない。

不穏な空気を残しつつ終わってページをめくればあとがき……のはずがはじまる「新異装戦士SH@PPLE」。
あとがきという文字を3回ぐらい見た。

学園キノ〈3〉 (電撃文庫)

セルフパロ学園キノも3巻目。
1行目から軽くジャブを喰らったのですが秋刀魚まぶし弁当で死にました。

とりあえず元ネタbyアニメ系のセリフで轟沈したのは

「オニモツダケナンテ、イヤ!」

(P192)

もしかして耳をすませばですか?とおもった。
ジブリとエヴァが地味に多かった……

銃と銃撃戦の描写がえっらい活き活きしてた。長い! 多い!
銃の種類についてはぐぐらず「そういうものがある!」ということで流しました。
あと221ページはいいしごとをしているとおもいます。

ドレイク船長のモデルにはそんなネタが……と思うなど。
(元)ROプレイヤー的にドレイク船長といえば歴史上の人物ではなく沈没船のBOSSです。

七夕ペンタゴンは恋にむかない (ガガガ文庫 い 1-3)

豊かな自然以外の特色が無い田舎町である星無町では七夕にほぼ確実に雨が降る。
7/6がどんないい天気でも、天気予報が晴れを伝えても、7年に1回の晴れの七夕を除けば毎年雨が雨が降る。
七夕生まれは縁起がよいといわれるこの町で生まれた同い年同じ誕生日の幼馴染みの5人。
永遠に続くとおもった友情は、中学の時何も言わず転校していったあかりの帰還で変わり始めた。

本屋で見て衝動買いしてしまった。5人のなかでは橙が好きだヽ(゚д゚)ノ
幼馴染みの恋と友情は大好物です。

これを読んだ後短歌集のどうぞよろしくお願いしますが読みたくなってうごうご図書館へ。この本に収録されている

わけあってわけも言えずに消えました どうぞよろしくお願いします
とりあえずお友達からおわりましょう  どうぞよろしくお願いします

ここ2つの歌がとても七夕ペンタゴンだと連想したのだった。

BLACK BLOOD BROTHERS11  —ブラック・ブラッド・ブラザーズ 賢者転生— (富士見ファンタジア文庫)

とある吸血鬼の兄弟の話 最終巻。
九龍の血統が格好よすぎる件。特にザザとカーサ。戦いとか散り方とかなんだこれ(゚д゚)
ジローを特区に迎え入れるミミコとかバウワウ卿とかとてもきゅんとした。
あとはもう全部何もかも「すごかった」で言い表せてしまうので、余分なことを書くのはやめておく。
まだ物語を反芻している。あとがきのあれこれがまたどっかで見られるといいなあと思いつつ。

「君は……高潔すぎるから。僕には眩しすぎて……」
ゆっくりと、目の前の運河を、空から降り注ぐ日差しが過ぎった。
その瞬間、鈍色に見えた河面が、キラキラと黄金色に輝いた。
美しい光。しかし、あの光にカーサたちが触れることは許されない。あれは太陽の光。命を育む、聖なる光だ。

(P428)

「ワイン。私はリズとの約束を守れなかった。けど、お前が生きていてくれるから、少しは彼女にも顔向けができる。愛してるよ。お前のことを、私は心から愛している。だから生きてくれ。そして許してくれ。辛いとわかっているのに、一人で生きろなんて言う、私のことを」

(P476)

狼と香辛料〈11〉Side Colors2 (電撃文庫)

エーブのターン!
今狩る側昔狩られる側だったエーブがフルールだったころの話。

あとホロとロレンスの話が2編。黄金色の約束のほうが好きだ。
甘いのは仕様なのでふーんと受け流してしまった。なんかもう読み始めたときのようなときめきはないようだ。

 それに、あの商人たちの目指している期待の果てになにがあろうとも、一人で追いかけるよりかはきっと二人のほうが楽しいに違いない。その伴侶として、ミルトンはそれほど悪くない。

(P232)

自分自身の言い訳がすらが情けなくて、フルールはカップを抱くようにして泣いた。悔しさもあったし、自分の不甲斐なさもあった。それでも一番の理由は、この先もあんな連中を相手に商いをしていかなければならないのかという恐怖だった。

(P253)

オルキヌス 稲朽深弦の調停生活 (GA文庫)

幻獣が棲む島オルキヌスに幻獣同士の諍いの仲裁をする調停員としてやってきた稲朽深弦。
所属するはずだった事務所は幻獣は入れない街から離れた場所にあり、しかも上司となるはずの傑物秋永壱里は絶賛失踪中だった。そのことはごく一部の人間にしか知らされていない。島に上陸できる人間が限られている以上壱里の不在が分かれば深弦のかわりにベテラン調停士が送り込まれるだろう。深弦は壱里の不在がばれてもオルキヌスにいられるように調停のしごとをはじめた。

オトナリサンライク 方向かと思ったら生徒会みたいな会話重視のほのぼのコメディでした。
会話重視の話は波にうまく乗っかれればとてもはまって面白いのですが、いったん外れてしまうとすごい勢いで失速してしまう。ということで続きはやめておく方向にしました。

「よくぞ聞いてくれた! 俺の名は海原の疾風ことアトランティックマッカレル!」
「そして俺の名は海底の探索者ことフラットヘッドマレット!」
『二・人・合・わ・せ・て!』
「ああ、サバとボラね」
「和名で呼ぶんじゃねええええええええ!」

(P73)

クリス・クロス—混沌の魔王 (電撃文庫)

ソードアートオンラインを読んだらとても再読したくなったので……わたしの10代がいまここに!
SAOは確かにクリスクロスなんだけど、クリスクロスから連想するなら迷宮街クロニクルかクラインの壷だよなと思いました。SAOは塔を昇るMMOだけどクリスクロスは迷宮を潜るゲームだから。
甘さがかけらもないこのラストは何度も読んでても素敵。懐かしかったー!

“文学少女”見習いの、初戀。 (ファミ通文庫)

このラノ2009とかかつくらのインタビューで言われていた「心葉1人になった文芸部に後輩(女子)がやってくる」外伝。心葉ちょっとたくましくなった。少なくとも脱ヒロインはしてるとおもうんだ……

今回のテーマは曽根崎心中。
文学少女外伝は恋する後輩ちゃんこと菜乃の一人称なのでとても少女小説っぽい。
菜乃に対する心葉はとてもツンだった。

4章の後半からは脳内劇場で実写的に上映スタートだった。ここらへんとても好きー。
その次が麻紀ふたたびあたり。
菜乃と死にたがりの道化のラストの遠子先輩がだぶるねー。だぶるねー。

「なんです、その残念そうな顔は。ツンデレにもほどがありますよ」
「きみに見せるデレは、最初からない」

(P105)

——この貝殻の分だけ、生きてください。
——幸せになってください。

(P289)

バカとテストと召喚獣 6 (ファミ通文庫)

 姫 路 さ ん の タ ー ン ! 

今月のファミ通文庫ゲットには紆余曲折がありまして、GW進行もありtwitter上では相当早くからフラゲが叫ばれておりネタバレ防止作戦を引くわたし。本屋行く→しょんぼりを繰り返し29日ごろには「あの本屋は売ってるだろうけど行くまでに交通費としてラノベ約1冊分が必要だ。明日はもう公式発売日だし出るはず。待つ」と思って30日本屋へ行ってみればまるでなし、ファミ通文庫の発売日は 5 / 1 でした……

今回のバカテスは「夏だ 納涼だ 肝試し大会(召喚獣もあるよ)」
美波の召喚獣はぬりかべに超笑った。しょっぱなからいきなり沈没ポイントきた。ちなみにその次のポイントは「334クラス アレクサンドロス大王」

P131の衝撃は聞いていたんですが聞いていたのを吹き飛ばすほどの衝撃でした。
あれを挿絵指定した人と描いた葉賀さんはとてもGJだとおもいました。常夏先輩はすごい。

久保・美春ペアはすごかったですね。ピンでも大概やばいけどタッグ組んだらやばさ3倍。みたいな。

「前に、姫路さんのことを名前で呼んでみたいと思ってさ」
「はい」
「その……家で、一人で名前を呼ぶ練習を……」

(P272?P273)

ところでわたし細マッチョとゴリマッチョのCMがとても好きなんですが6巻を読んだ後は冒頭の鉄人とかP131を思い出して死ぬかと思いました。

身代わり伯爵と伝説の勇者 (角川ビーンズ文庫)

身代わり伯爵短編集。

5/1まで続きを読むモードに隔離しておきますー。

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