こういうエントリを書きたくなるぐらいには大変面白かったのだ。感想エントリはこっち
まあタイトルがきっちり出ているものは置いといてそれ以外。
セーラー服の胸に、薄紫色のハードカバーを抱いたまま、昴介を見下ろしている。『チグリスと××××××』と題名の頭だけが見えた。
(P27)
チグリスとユーフラテス 新井素子
フリルとレースの子どものような服に身を包んだロリ老女ルナは惑星ナインの「最後の子ども」がコールドスリープについていた女性を次々起こしていく話。惑星ナインの逆年代記。文庫もある。
彼女は制服を着た両腕で、ハードカバーの本を抱いている。自転車レースの写真に小難しくて縁起の悪そうなタイトルがついていた。
(P42)
自信はないけど近藤史恵のサクリファイスかなあ。
ロードレースの話です。
綾辻ホラーの話がドドドドと出ていた。綾辻ホラーは本当に読んでない。殺人鬼 はこの表紙の時点で無理。時計館の殺人はすごく面白かった。学生アリスはほとんど読んでないけど作家アリスのほうはスウェーデン館の謎と白い兎が逃げると比類のない神々しいような瞬間(だったっけ……)が好きだ。
「ざ、雑誌コーナーに『活字倶楽部』が置いてあるよ……」
「天野井お前あんな小さい表紙が見えるのか?」
「だってあの表紙のデザイン見覚えあるもん。本屋さんで見たもの! 特集『海外ファンタジー』!」(P121)
この号だろうか……企画「大人の女性にお薦め 海外ファンタジー小説Selection」
(こ、これは--------夕凪パノラマ文庫、「精霊機動隊」!)
(P224)
あとがきでは架空だよっていったけどこれは妖精作戦っぽい。
復刊したから読みたいリストに入ってる。最初に妖精作戦のことを知ったのはレインツリーの国 (新潮文庫)。
最初はなにこれイリヤの空、UFOの夏か? と思ったけどどうも違うらしいぞ、と。そんな出会いでした。
ループものは秋の牢獄が好きだなあ。