そういえばビーズログは魔王様の話が結構多いレーベルなのでした。
帯からして既に「ちょっと変わった友情(以上?)召喚ストーリー」って書いてあったからニアホモ前提で読んだら普通にキャッキャウフフしてるだけだった。最近ここの境界が自分の中でかなりぐらぐらになってるからなー。とりあえず登場人物は概ね男です。
アルドはリンネの街の道場でいたかと思えば突然現れた扉に飲み込まれ、次の瞬間には祭壇のような場所で異形に囲まれ立っていた。カエルの顔をした騎士に「そなたこそが伝説の勇者にして王の盟友」と歓迎される。
魔王カマルと目を合わせた瞬間アルドは幼い頃のことを思い出していた。
闇に包まれた森で出口を探し彷徨い、友情を誓って別れたあのカマルが今の魔王なのだ。
父が亡くなり魔王の座を継いだカマルだったが、カマルに魔王の資格なしと異を唱えたのが彼の叔父バルカンで、王位を簒奪しようとしている。代々の魔王は世界の危機が近づくと半身である勇者を召喚して闇を払ってきた。そしてアルドがここに召喚された。
アルドの巻き添えで召喚されたロンが巻き込まれ型主人公過ぎる。
あの剣を選んでるシーンとか好きだな。
このサブタイトルでふいた。勇者となるための条件が、「見栄えのいい美少年で1幼い頃魔王と会っていること」というもの。
- 古今東西勇者たるもの小さな体で武器を振り回し巨悪を倒すものであるべき、という発想 [↩]
コメントは受け付けていません。